あと二週間。2012年03月09日 06時00分22秒

★変えるべき変えられることを変える勇気を。

 明後日は3.11。そして24日まで二週間残すだけとなった。焦る気持ちより逸る気持ちが強いが、一つ一つやるべきことを心してやっていくしかない。今回はお手伝いの人は期待できないので当日になってもたつかないよう予め準備、料理の仕込みだけは済ませておかねばならない。

 雨の音で目が覚めた。外はまだ真っ暗だった。昨日はやや体調が悪く、腹を下したり胃がもたれているところに母が近所から採ってきた蕗の薹を天麩羅にしてくれというので揚げ物で晩飯にした。親たちは何ともなかったのに自分は腹が膨れて起きているのが苦しく9時ごろからベッドに入った。書かねばならない原稿もあったのだがいったん寝ることにして。うとうとはしたが胃もたれで寝付かれず、11時頃起きて胃薬を飲んでまた寝なおした。

 明け方、雨の音を聞きながら、ふと庭先に未整理の本の束を出しっぱなしにしていたことに気がつき慌てて取り込んでぞうきんで拭った。売り物になるとも思えない屑本でも雨に当ててわざわざ紙ゴミにする必要はない。そんなことをしてたら眠気もふっとんで頭もすっきりしてきた。どうやらもたれていた胃も消化したようだ。

 先にも書いたが、ローレンス・ブロックの傑作推理小説、“元アル中探偵”マット・スカダーシリーズの中に度々登場する主に教会で催され、マットが今も参加しているアルコール依存症連合会という断酒のための実在する団体がある。その団体の座右の銘というか、集会において必ず皆で唱える言葉がある。

 主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を、
 変えられないことを受け入れる平和を、
 そしてその区別をつける知恵を与えたまえ

 そう、この祈りは、アルコール依存症のみならず、全ての人生に悩む人たちにとっても大いなる救いとなる。言うまでもなく、変えられないこととは過去のこと、過ぎてしまった日々のことであり、起きてしまった過ちや失敗、そして悲しい出来事をいくら悩み悔やんでも時は戻せない。ならばこれからのこと、つまり未来や将来に目を向けて変えられることを信じて変えていくしかない。つまり心乱されることなくやるべきことをやっていくだけだ。

 これから3,24が終わろうともあれこれやたら忙しくなっていく。過ぎたことを悔やみウツウツしていても仕方ない。幸いまだ人生は残っている。生きていればやり直しもきく。まだすべきこと、できることもある。

 今日は「社員」である友人を招き、ライブをする部屋を広く空けるため本を括って移動させたりいくつか作業して、夕方から長く入院していた友人が退院となるので彼のアパートに行き掃除したり片付けの手伝いに行く。明日も明後日も出かける用事がある。これからのライブ予定などは後ほどお知らせしたい。