3.24のオープニングライブまであと一週間2012年03月17日 10時06分22秒

★夢は内心の不安の現われなのか。

 外は弱い春の雨が朝から音もなく降っている。雨でもどんよりとした冬の底冷えする雨ではない。曇ってはいても外は明るく暖かく朝の犬の散歩も傘をささずに出られた。これが春雨というものなのかと思う。

 昨晩は経堂で、24日に関係したことで打ちあわせかねてさこ大介さんら畏友たちと会う用事があり、さほど遅くならなかったのだが、帰り道の電車連絡がやたら悪く、あちこち乗換駅で何十分も待たされて家に帰れたのは零時をだいぶまわってしまっていた。小田急線の経堂というのは、ある意味、中央線経由でも南武線経由であろうともいちばんウチからは行くのが遠い不便な所だと気がついた。やはりまばらダイヤの南武線は使うべきではなかったか。
 
 それからすぐに寝れば良かったのだけれど、小腹が空いていたので帰り道牛丼屋で買ってきた牛丼を食べてしばらく本を読んだりしてから布団に入った。朝起きたとき胃はもたれてはいなかったが、深夜に食事したからなのか久々に悪夢にうなされた。

 24日当日の日の夢を見た。夢の中では当日本番の日であって、次々とたくさんの人たちが我が家にやってくる。ところがどうしたことか、まだ何のしたくもしていないのである。出す料理も何一つ作っていないし、さあ、どうしようとその対応にパニックになって慌てていた。そしてようやく最後の方で夢から脱出できたのか、はじめてああ、まだ当日じゃなかったんだ、これは夢なんだと気がついてほっと胸を撫で下ろすことができた。まだ時間がある・・・。目が覚めてからこういう悪夢はどうして見るのかと考えた。

 要するにまだその準備が出来ていないから心の奥底には強い不安感があるのであろう。ふだんの自分はノンキなバカ者であり、何事も深く真剣にマジメに考えることはできないしない人間であり、まあ何とかなるだろう、まっいいか、でモノゴトを常に済ませてきた。しかし今回に限っては、それでは済まされない。やはり当然真剣に考えなくてはならないしそれなりの準備を、願わくば万全の準備をしないとならない。
 それはプレッシャーでも辛いことでも大変なことでもない。ともかく一つ一つ進めていくだけのことだ。しかし、果たしてどこまでできるか間に合うのかその不安な気持ちも常にある。

 人が来てくれるのはありがたいし嬉しいことだが、反面実は面倒だという思いもある。大変だと思えば大変である。では何でそんなことをやろうと考えたのか。それもまた自分である。人の心というのは常にアンビバレンツなものであり、自らだって掴み難い。ともかくあと一週間もない。明日は明日で故高坂一潮さん追悼のライブが谷保のかけこみ亭であるので出かけなくてはならない。

 悪夢が現実にならないよう、ともかくできることを、やるべきことを一つ一つ少しでも進めていく。