都民は都知事選へ必ず行こう!2014年02月01日 18時07分16秒

★何はともあれ選挙に行こう           アクセスランキング: 192位 

 都知事選の投票日が近づく。選挙のことなどあれこれ思うところ多々あれど、誰それがどうのこうのとふれないでおこうと思う。が一言だけあえて記す。

 自分の考えは告示前、先に書いた通り変わらない。ただ、週刊誌が騒ぐように、原発ゼロか推進かと原発問題を「争点」にしてしまうと、自公の推す候補が当選した場合、都民は原発推進を認めたと言い出す輩が必ず出てくるだろう。繰り返すがあくまでもこれは都知事選であり、原発の是非を問うための都民投票ではない。

 むろんのこと大都市東京から原発ゼロの都知事が生まれその流れを主導するようになれば日本も大きく変わっていく。そのことを期待し周りに投票を呼び掛けているが、都知事選の結果と原発に対しての都民の意志は同一と考えてはならない。都知事は都民の様々な願いの信託であり、都政の課題を担っていく。それができるふさわしい人を選ぶ。それだけのことだ。

 まして今回の選挙では、原発ゼロを掲げる有力候補が二人も出ている。そのどちらが本家かはともかく、その二人を前にして自公の推した候補が当選したとしても都民は原発推進を望んだという判断は成り立たない。これは先の名護市長選のような基地移設の是非だけが争点となったような構図ではそもそもないのである。

 政策論争に、原発問題を加えることは望ましい。しかしそれだけを唯一の争点のように考え扱う人たちの良識を疑う。その一点だけで都知事を選び他の課題、問題は一切フリーハンドで新知事に任せてしまうつもりなのであろうか。東京から発信していくべきことは原発問題以外にもたくさんあろう。

 何はともあれ、国政選挙は今後何年もまずないのだから、都民といえども「民意」を示せる機会がまたできたのだ。原発是非の判断よりも安倍自民党政権に対する審判という視点からも貴重な一票を無駄にすることなく投票所に向かおうではないか。
 都政と国政は違うという声もあろう。しかし、政治とはまず身近なところから意識を向けない限り大きな世界は変わらない。選挙とは義務ではないが権利であり、一人一人の意志を示すチャンスなのである。それを行使しないで人任せにしてしまうなんてモッタイナイ。

 こうした代理人型民主主義システムについては選挙制度も含めていろいろ思うところもなくはないが、とにもかくにも一人一人の一票でしか政治は動かないのだから、誰もが投票してきちんと「民意」を示そう。
 そのうえで動き出した政治の結果を負うべきは有権者であり、棄権者が多ければその政治はそもそも信任信託されていない。そうした国家的規模の「無責任」が今の異常な政治体制を作り出したのだ。ゆえに自公政権は国民の願いをことごとく無視し、異常な暴走をし続けるのである。
 今ならまだやり直せる。ともかく棄権することなく、考えてよく考えて本当に信頼できると思える候補者に貴方の一票を投じてほしい。