北の向い風よ我が頬を打て2014年02月05日 23時30分39秒

★誰も裁かない。もう何も怖れない      アクセスランキング: 155位

 昨日午後から降った立春の雪は大して積もらなかったので、今朝がたは道が凍るのを心配したが無事であった。しかしともかく寒い。今も室内で吐く息が白く見える。外には残雪が溶けずに残っているから仕方ないが風が冷たく今日は寒さが特にこたえた。
 一昨日が夏日を思わせる動くと汗ばむほどのバカ陽気だったのでこの寒暖の差で仕方ないが、ついに母まで夕方から熱が出てきた。父のインフルエンザが特効薬タミフルのおかげで治まってきたと思ったらやはり母に感染ったのである。

 この数日、親たちがそんな有様で、看護と家事に追われて自分まで疲れからか頭痛がして怠く、もしかしたらインフルエンザか?と案じていたが、今朝のあまりの寒さに逆に気持ちが引き締まって体調が戻った。やはり自分は妙に暖かいよりこのくらい寒いのが好きなのだ。

 この数週間、いろいろあってちょっと気持ちも萎えて心身ともに不調であった。「なにをやっても俺はダメだ」という気持ちにまた苛まれていた。でも今はようやく気持ちも立ち直ったと思える。
 俺の人生なのだ、ともかく全力で好き勝手に生きてやろうという気持ちが戻った。むろん、他者を傷つけたり裁いたりは二度としないと心する。何事にも常に慎重に細心でありたいとも思う。

 しかし自分の気持ちを欺き、高まる気持ちを抑えつけ自ら自分自身を無理に抑え込むようなことはしまいと誓った。誤解もされよう。バカにもされる。相手にもされず、たぶん誰からも無視されよう。嗤われ、全面的に否定され、愚か者どうしようもないやつ、あきれ果てたと詰られよう。誰からも相手にされない。

 でも自分だけはそんな自分を否定してはならないし誰からも愛されないならばこそ自ら愛さなければと思う。自分の味方は自分しかいないのだ。その自分までが自らに呆れて失望し見放してしまえばもうどこにも味方はなく、後は死ぬしかない。しかしそれでは自分が生まれてきた、生きてきた意味がない。どうしようもない人生だとしても最後の最後まで生き抜くことこそが使命だと信ずる。

 嘘偽り、隠しごとはしまい。愚直なまでにまず自らに正直にありたいしそうならねばならぬ。思ったこと、考えたことは自ら責任の範囲内で何でも発していく。行動していく。自分こそが正しいとか正義だとは考えない。ただ、人として「当たり前」だと考えることをやっていく。社会の趨勢には合わせないし関係ない。元より守るべきものなど何もない。

 もう何にも囚われない。何にも拘らない。何も怖れない。あれこれ不安に何も考えない。起こること全てを受け入れたうえで自らの信ずるところをやっていく。自分のような人間ができることはそれぐらいだ。死ぬまでの人生、悔いのないように生きたい。最初からイレギュラー、ならば死ぬまでイレギュラーを突き通せ。小器用に大人しく立ち回ろうなんて考えたってできるはずがない。

 冷たい北風よ、我が頬を強く打て。怠け呆けて安閑とした心に活を入れろ。これが今日、雪の残る朝の町を走って天から降りてきた「啓示」だ。

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