第1回古民家かたづけ隊、まずは無事成功帰還!2014年06月08日 22時12分31秒

★今回は出発前から雨に振り回されたが・・・ アクセスランキング: 134位

 古民家片づけ隊、と銘打って、このブログで募集をかけ初めてそのメンバーで日帰りだが山梨へ行ってきた。その報告をする。

 梅雨に入ったとたん記録的な量の雨が降り、しかも昨日前日の晩までその雨はやまず中央高速は上下線とも不通のままでもう今回は中止かなあと半ば諦めもしていた。
 が、夜9時過ぎ、ようやく通行止めは解除となってたぶん行ける、行くことになるだろうと気持ちを切り替えた。が、雨は今日出発の8日朝まで降り続いていたしいつまた通行止めになるかもしれないので参加者には家を出るとき確認の電話入れるように頼んでおいた。
 で、いつもなら前日から向こうに運ぶ本や雑誌など車に積み込んでおくのだが長雨で何の準備もできず、ともかく早く寝ることにした。が、あれこれ不安だからか午前3時半には変な夢で目が覚めてしまい、それからしばらく起きて茨城県笠間から呼ぶことにした「社員」からの電話を4時半に受けて、決行を伝えてからまた6時まで少しだけ寝なおした。

 今回のメンバーは、中野在住で中学校の美術を教えている女性とこのブログを知って関心を持たれた登戸に住む30代の男性Sさんと毎度お馴染みのウチの「社員」氏で、自分も含めて定員4人となっていた。今回8日と決まったのは、その中学校の先生の都合で、前日の土曜が学校の運動会で月曜が休みになるので8日が好都合だと言うのでまず日にちを決めて参加募集をしたのだった。
 そしたら見知らぬ男性Sさんからブログを見たとコメントが届き、片づけ隊に参加したいと申し込みがあった。で、行くからには車の定員いっぱいにしたほうがと考えて、急遽、日帰りでかまわないからと笠間から「社員」も呼んで四人にしたのだった。

 ところが木曜から降り出した記録的長雨がやまず、金曜の段階で、中学の先生から、土曜の運動会が雨で日曜に延期となったと連絡があり、残念だが不参加となって、しかも高速も動かずどうしたものか頭を抱えてしまった。いっそ中止して日延べも考えたが、せっかく申し込んでくれた見知らぬ男性は他の日は都合悪いようなのでともかく男3人でも行くことにした。が、雨で中央道が動かないのでは行くにいかれない。もうやきもきしてこの数日何も手につかないでいた。※中学の先生は日曜も雨でやはり運動会は中止になったが来れなかった。

 けっきょく今朝になって再度中日本高速のサイトで道路状況を調べて不通でないことを再確認してから大慌てで詰めるだけ本の箱を荷台に乗せて、犬たち2匹連れて立川駅南口まで雨の中車を走らせた。待ち合わせは笠間から始発で来る社員の時間に合わせて7時45分とした。
 で小雨の中、ガソリンを満タンに入れて八王子インターから高速へ。走っている途中で明るくなり雨は上がってきて笹子トンネルを抜けたら甲府は晴れ渡っていた。

 渋滞も全くせず時間もあったので須玉の手前の韮崎で高速を降りて昼食用の食べ物を買い求め南アルプスを望む広域農道から江草の古民家へ。途中で道草喰ったが10時半頃には着いた。

 小休止後、11時から昼1時まで三人で二階から1階の屋根裏にあたる納戸のような真っ暗な物置の中のガラクタを運び出す。埃まみれの一日仕事になるかもと考えていたが三人で手渡しで運んだらあっという間に中を空にすることができた。主に前所有者が捨てないでいた紙ゴミ類で、不要書類や子供の教科書、使わなくなった石油ストーブ、扇風機、ランドセルまで純粋ガラクタであった。古物商である自分としてはもう少し「お宝」が出て来るかと期待したが真に古いものは、戦前の漆の膳(一人用の小さな四角いテーブル)がいくつも収納された木箱だけであった。
 その後、庭に下ろしたゴミを手分けして分別して袋に押し込んで近くのこの地区のゴミ集積所に三人で運んだ。雨もまた降りだして荷台の積んできた本の箱を車から手渡しで下して昼休み。韮崎で買ってきたパンや持ってきた弁当類で昼食とした。その後各部屋に掃除機かけて本日の作業は終わりにした。予定していたよりもあっという間で物足りないほどであった。

 当たり前のことだが、一人でやって一日かかる作業は二人ならば半日で終わる。それが3人となれば数時間で終わってしまう。いつもは一人でろくに休みも取らずちまちま片づけ作業をしていると気が付くと時間ばかり過ぎてすぐに夕方になってしまう。やはりこうして「片づけ隊」として何人かで手渡しや分担して作業を進めればあっという間だと思い至った。ぜひこれからもご協力お願いしたい。

 終えて、また雨は上がり明るく爽やかな山道を走り抜けて増冨のラジウム温泉に行った。汗をかくほどの作業ではなかったが埃を洗い流しぬるい湯に浸かって体をほぐして夕方早めに須玉インターから高速に乗って八王子インター~立川まで二人を送ってウチに戻った。
 例によって小仏トンネルの前で、上野原からやや渋滞したが、午後7時に立川駅南口で散会となった。帰り道も一時豪雨に見舞われたり行きも帰りも雨にたたられた第一回目の「古民家片づけ隊」であったが、予定していた作業は全てあっけないほど終えられたので大いに成果はあった。この調子で月一でもお助け人を募って行けば作業はどんどん進んて行くと確信を得た。

 それと今回、初めて会って参加されたSさん。登山や沢登り、ロッククライミングが学生の頃から趣味の好青年で、古民家の近く増冨ののさらに奥から登る山、百名山の一つ瑞牆山(みずがきやま)によく仲間と通っているとのことで、須玉近辺の事情にとても詳しく、話もはずんで初対面とは思えぬほど意気投合できた。また一人良き友と出会えたという喜びがあった。
 さんざん雨にたたられてそれだけで行く前から精神的に疲れたが結果として行けて良かったし出会いも含めて良い一日であった。

 一つだけ不満があれば長風呂嫌いの「社員」をせっかく増冨温泉に連れてきたのに、やはり15分で出てしまったので、Sさんも自分もゆっくり湯に浸かっていられなかったことだ。やはり社員と来るときは温泉など入らず直帰するに限ると改めて自戒した。こいつとはもう風呂に入らない。