御心のままに、思うところを徒然と2015年05月29日 16時20分11秒

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 今日は一日どんよりとした曇り空。先ほどまで小雨がパラついていた。ひんやりとした風も時おり吹いて妙に薄ら寒い。
 これが本来の5月末の気温なのかもしれないが、昨日まで連日の夏日が続き早くも夏本番気分にいたので突然涼しいと楽どころか寒さを感じて困惑してしまう。

 実は、山梨の古民家あたりの気温もこうしたもので、晴れれば山中だから陽射しも強く照りつけるようだが、木陰にはいるとひんやりして古い家の中は暗く寒いほどで未だコタツが出しっぱなしだ。
 そうしたところに行ってまた東京の蒸し暑さに戻ると体温の調節がうまくできず調子を崩してしまう。

 よく避暑とか避寒という言葉をきくが、それはある程度長期に、その地に身を置くことが前提であり、一泊二日程度で暑いところと涼しいところを行ったり来たりしていると元気になるどころか体調が狂ってくる。最低でもどちらか一週間単位で過ごさないと今日のように、気温差から鼻水が出て風邪の初期症状が出てしまう。

 つまるところ一番人間にとって最適な環境は、入院病棟のように空調が効き常に一定の温度と湿度に環境が保たれている処だとわかる。しかしそれはかなりの電気を用い現代文明に深く依存した生活だろう。

 そうでないのなら、京都のように、夏はやたら暑く冬もまた極端に冷え込むような処で、その折々その季節を出かけることなくじっと耐えて慣れ親しむしかない。逆にそうして場所変えて避暑などしないほうが、体には絶対良いのだと思える。
 せいぜい加茂川ベリを散策したり糺の森を朝夕散歩するのが京都の文人の暑さ対策だと有馬敲氏からも聴いた気がする。

 じっさい向こうの京町家などはふすまや障子を開け放して全室筒抜けにすれば風が通る。石の三和土などに水を打てばそれなりに涼は得られる。
 むろん連日記録的猛暑となる関東内陸部ではそんな悠長なことを言っていればお年寄りは熱射病でばたばた死ぬ。だから原発再稼働の是非はともかく、電気を効率良く使ってクーラー効かすしかない。

 今日は7月のライブの打ち合わせに関係者たちと会いに国立に出る。いろいろあってなかなか思い通りにモノゴトは進まないが、焦らずに道を信じてやっていくしかない。トラブルはあろうと自信と確信を持たねばならないと思う。すべては神の御心のままにだ。