晩夏に今決意する2015年08月17日 12時16分13秒

★アラ還暦世代として人生再スタートだ              アクセスランキング: 107位   

 昨夜はかなり強い雨が降った。そして今朝はずいぶん涼しくなった。晩夏である。こうして一雨ごとに季節は秋へと確実に進んでいく。

 私ごとだが、昨日は我が誕生日であった。8/16日はあのキング・エルヴィスの命日で、唯一自分が誇れることだ。ちなみにマドンナさんも同日生まれ。
 まだ還暦、60歳を迎えてはいないが、もはやほぼアラフォーならぬ、アラ環である。そして今年は実にいろいろあって死に損なったり発狂したり、体調崩したりと今に至っても慌ただしい多事多難な節目の年となった。

 このまま無事にもう何も起こらずに今年を終えられればと願うが、我がことはさておいても親父は近くまた慢性硬膜下出血の再手術を控えているし、母の癌の進行も予断ゆるさず正直安閑としてはいられない。
 が、ようやくあれこれ勝手に思い悩み、思い通りならずに苦しんでいた気持ち、煩悩のようなものは過ぎ去った。今はやっと前を向いて、やるべきことを見据えここからスタートだという気分でいる。もう人には求めないし期待して振り回されたくない。

 その企画がすべきでない悪いことであったとは毫も思わないが、昨年秋の阿佐ヶ谷のイベント以降、何故かトラブルが続き、さまざまな人間関係でまず身動きとれなくなり、気持ちも萎えてしまいその先へうまく進めなくなってしまった。むろん全ての原因は我が失態、不始末がいけないのである。
 そして、その後も「後始末」の協力を依頼した方が事故にあい、さらに計画は先へ伸び、どうしたものか頭痛めていた。またそこに家庭内の問題、老親のことも加わり時間をとられ全てが思い通りに進まなくなった。抱えているものが増えすぎて押し潰されそうになり、屈託する気持ちも処理できなくなってしまった。
 となるとどうなるか。
 思い通りにいかない満たされない心をネットでの買い物で発散する。大して今すぐ必要でないものでも安く出会うと次々買い求めたり、他者にあれこれ求めてしまった。そして他人にはこちらが思いをかけた分その見返りを期待し、ひたすら返事なりレスポンスを待ち望んだりして気持ちはそれに囚われてしまった。

 自分、我がことですら思い通りにならないのに、他者が思い通りになるはずがない。ひたすら待ち続け振り回された気がしていたが、向こうはこちらに何の気もないのに、勝手にこっちがあれこれ考えてしまい期待し見返りを求めていただけなのである。自縄自縛とはこのことであった。

 苦しい胸のうちを心ある友たちに話して、彼らから忠告をもらい、ようやく目が覚めた。思いあるならば、その思いは、人にモノや言葉で直接伝えるのではなく、うたや音楽、行動でまず世に示すべきであったと気づいた。

 そう、我にも思いがある。ならばその思いは、まず行動しカタチにして示していけ。一つ一つきちんとさせて、先へ歩を進めていこう。
 体調は今もまだ完全には戻らず、先日金曜は、昼から深夜まで人と会う目的で都心を出歩いてしまったら即反動が出て、土日はメマイと頭痛がひどく寝込むはめとなった。

 が、体はふらふらでも気持ちは揺らいでいない。ようやく気持ち惑わず何にも囚われずやるべき今できることを一つ一つ片づけていこうと心は燃えている。もう自らを傷つけるようなことも発狂することもない。道は一つ。もう迷い思い悩むことはない。焦りはしない。

 残りの人生とことん思い通りに生きていきたい。死ぬときに悔やむことないように。そしてもう誰にも心配と迷惑をかけないように。

 今も外はまた強い雨が降りだした。季節が変わりまた新たな先へと向かうように、我が人生も新たな段階へ歩を進めていきたい。