抗癌剤予後の報告2016年01月21日 21時30分37秒

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 大寒である。まさに言葉の通り今日が一番寒い気がしている。
 おかげさまで母は無事に退院し昨日昼過ぎ帰宅できた。一昨日は朝から一日夕方まで通常の八割がたの分量の抗癌剤を腕から点滴で数種類他の予防薬も交えて体に流し入れた。

 母は幸い、吐き気やめまいなど特有の拒絶反応は起きない体質らしく、あるいは薬が彼女に合っているのか、前回のときも副作用と呼べるものは頭髪が全て抜けた程度で、効果はあって癌も小さくなり予後今まで4年近く癌は収まって生き永らえたのだ。
 今回も同様に、この薬での療法が効いて今、腹部の腸間膜というところにできて肥大してきた癌部位が小さくなればと期待している。
 次回は体の様子見つつ一か月後ではなく、もう少し先に延ばして二回目を続けていくこととなろう。たぶん三月だ。

 しかし、この抗癌剤なる薬は、癌に効くだけでなく人体に対し有害であり、ある意味、毒でもって毒を殺すようなイメージで、副作用で体全体に負担をかけることも間違いないことだ。
 そして問題は、頭髪などよりも、患者の持つ白血球がひどく減ってしまうことで、前回も同様だったが、投与後一週間後あたりがいちばん減少して肉体的に危険な状態となる。つまり白血球が減っているときは、ちょっとした病気でも抵抗力が落ちているわけで、風邪程度でも肺炎を誘発したりと体力の低下からの不慮の事態が心配される。
 今回もその頃また血液検査に行き、あまりに数値が減っている場合は何らかの処置を注射で行うことになっている。

 まあ、その白血球が一番減る時期を通りすぎれば元に戻り安心できるわけだが、前回は約半年間ほぼ毎月ごとに投与してその都度この「白血球の減少」にドキドキはらはらさせられた。
 当然のこと、その減っている期間はできるだけ外出は控えて家でじっとして安静にしているほうが賢明であることは記すまでもない。

 そして母は今日になって、さすがにその入れた抗癌剤の副作用なのか何か調子が悪いと疲労感を訴え出し、腹痛や下痢なども繰り返している。まあ、心配だがそれも仕方ないことで、血中に癌を殺す強い毒素を入れたのだから、身体への負担が現れて当然なのだ。
 だが、不思議なことだが、その投与した日の夜から、当人ではなく息子である我もまた体調がひどく悪くなって体調がしんどくて大変だった。親子だから性は違っても体質は似ている。だが、それだけでは説明つかない。
 しかし、ウチの場合、かなりこうした親子間の共感性と共時性は強く、父母の体調の変化はそのまま息子にも伝わってきて大変なことがままある。
 そうしたことについても書きたいが、今も頭がひどく痛くて起きてられない。親たちはもう先に寝かせた。我もまたこの寒さに起きていられない。明日書けたら続きを書きたい。