無理を承知で願い祈る2016年08月11日 23時21分34秒

★母は退院して家に戻った。が、あと何日共に暮らせるだろうか。

 ご心配おかけして申し訳ありません。母は、昨日10日午前に我が家に再び戻ることができました。今もまだ生きています。

 今は日曜を除いて、訪看、つまり訪問看護士が訪れ、介護ヘルパーも呼べば毎日入るのだけど、問題のオムツ交換などは、彼女たちが来てくれる時にタイミングがあうわけもなく、今日は、午前4時頃と10時頃、ほぼ寝たりとなって自らでは始末できない母の紙オムツを外し便を拭き、インセンこと陰部洗浄して、新たなオムツに交換し、母が寝たのを確認してから我もまた朝まで数時間眠った。今は連続して3時間以上長く眠っていない。
 そして、膀胱に入れたパイプから垂れ落ちてビニールバックに溜まるオシッコの量も記録し、日に一回交換する。今日はその他、汚れ物を洗うので洗濯にも追われた。
 また、以前は、今の堀コタツのある部屋で、家族三人テーブルを囲んで食事していたが、もう母は、そこまでも歩けなくなったので、介護ベッドの上で移動式ミニテーブルを出してそこで食事とることになった。
 三食事に、居間の父の分、母のベッドのある部屋へと個別に分けて運ぶのが予想していなかった面倒で、我の移動量と手間が新たに増えて疲れた。

 家に戻すということはこうしたことだと漠然と考えてはいたが、やはり我一人で自らは動けなくなった老親二人を介護するのは、予想以上の苦労である。そのどちらにも十分時間がとれなくただ一日中こま鼠のように動き回っている。

 しかし、今日もともかく無事に終わり、汗まみれの体をシャワーで流し、缶チューハイを飲みながらこれを記している次第だ。眠たいし疲れているが、このところ深夜二時半頃に、必ず母は大量に軟便を漏らすので、今晩はともかく起きていようと思う。

 今は我のいる二階まで、下の部屋の母の枕元にあるリモコンで、母が押せばその二階にチャイムが鳴り、知らすことができるようになっている。
 が、母は、寝たばかりの息子を叩き起こすのは忍び難いと、朝まで大量の弁をオムツの中に抱えて、じっと息子が起きだすまで我慢してしまう。それでは、また感染症の原因ともなるし、こちらもいつチャイムがなるかと気になっておちおち深くも眠れない。
 ※前回の退院の時は、今よりもう少しは元気であったから、母は、紙パンツに漏らした便が少量の時は、起きだして深夜一人で、トイレに行き自ら交換していたのだ。だが、ふらついて転倒し、顔から前のめりで倒れて鼻の頭にあざを作った。ゆえに、常に一人では移動は禁止され、漏らしたときは看護師たちか、特に深夜早朝時は息子である我がオムツ交換することとなったのだ。

 それにしてもつくづく思う。先の入院時の前までは、午前中は自ら庭に出て、ブラウンターの野菜苗などをいじったり、居間への移動は自らできていた。むろん、コタツから立ち上がるときなどは、なかなか一人では難しくなってきて我が手を貸して、やっとということもあり骨折後の父といい、やれやれと思っていた。
 が、前回、夕刻時に、突然寒気が起き、歯の根が合わないほどガタガタ震えが起きる40度を超す高熱が出て、救急車を呼んで搬送されたときの入院以後は、約10日間ベッドに寝かされ点滴受けていたこともあって、足腰が急激に弱ってしまった。退院時も民間搬送サービス会社を紹介され、ストレッチャーで病院から我が家まで移送された。
 が、その後は、やや持ち直し、食事やテレビ観るときは、介護ベッドから居間まで我が手を引いてのことだが、自ら歩いて移動はできていた。

 しかし、今回の再入院、再退院してからは、もうほぼ一歩もあるけず、実は昨日帰って来てから、一度だけ居間まで連れて来て食後にベッドに戻したら失神してしまい、大慌てで看護婦を呼ぶ騒動となってしまった。どうやら虚血性卒倒というか、食事のあと立ち上がったり動いたりしたため貧血を起こしたらしい。またも救急車を呼ぶことが頭をよぎったが、来てくれた訪看が血圧測ったり簡単に診察してくれて無事が確認できたので大事に至らずにすんだ。

 入退院ごとに弱っていくと、誰からも聞いてはいたが、今そのことを痛感している。しかし、一時期は日に5回も多い日は7回以上も多発していた下痢、軟便も幸いこのところ回は減少傾向で、体力は低下してはいるが、体調自体はさほど悪化していないと思いたい。
 前回は、7月25日の月曜に退院して来たら、30日の土曜に、また高熱が出てしまい、血液に菌が入った敗血症だと診断受けやはり10日の入院となった。我が家で過ごせたのはわずか5日間であった。
 今はともかく一日でも長くまた入院せずに共に母と父、家族三人で暮らしたい。先のことはわからない。今毎日ともかく無事で一日が終わることを祈って過ごしている。
 まずは先の5日を超えて、妹が介護に来てくれる今月22日まで、母を無事にこの家におくことだ。
 今度入院したらもう退院は不可能かもとか様々なことが頭をよぎる。しかし、先のことはわからないからこそ、今を、今日一日を無事であるよう願い祈りながら丁寧に生きていきたい。
 そしてそれはかならずかなうと信じている。
 我にもっと強い揺るがぬ信仰を与えたまえ!

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