悔やむ思いと誓い新たに2016年12月23日 09時00分17秒

★年明けての拙宅での「新年会」のような集いでお会いしましょう

 雨上がりの明るく晴れた暖かい朝だ。昨晩も春一番のような生暖かい南風が吹き荒れて、とても12月とは思えなかった。

 それから雨が降り出した。雨の音を聞きつつ寝ながら汗かいて、ひたすら深く眠ったら、どうやら今回の体調異変は過ぎ去ったかと思える。まだ、頭も重くフラフラするし、なんか胃や腹の調子も戻っていないが、どうやら風邪気味で体調弱っていたところに、いたんだ物を食べたことで吐いたり下したりしたのであろう。大事に至らず幸いだった。
 そういえば、このところやたらと小便が近くて、鼻水もぽたぽた垂れていたので、またもや風邪の初期症状でもあったのだ。いったい我は風邪をひいていないときのほうが年中通して少ないのではないか。

 今日一日大人しくすれば、明日はたぶん体調も戻ると思えるので、クリスマス会は明後日にしようかとも考えもした。
 が、二日順延してやるより、来年年明けてから、きちんと万全の準備をして皆に告知して「正式に」集いとしてやるほうが、我の今の気持ちとしては楽なように思えてきた。
 やはりすべてが今も本調子ではないし、今回の体調異変は、母の喪が明けていないうちは、何かイベントのようなことは今はまだ、すべきではないという「啓示」ではなかったのか。

 我としては気心知れた友が来られて、今回は特に何も企画などは立てることなく、ただ呑んで食べてのんびりとこの一年の来仕方や思うところを語らいたいと思っていたし、その程度なら可能かと考えていた。
 そして客人もであろうが、我もまたそのささやかな集いを楽しみにしていた。それがかなわなかったことを今悔やむ。予定された方々にまずただただ申し訳なく思う。

 しかし、去年のクリスマスパーティ以来、一年間、誰も招かずイベントもなく、母や父の介護と世話にひたすら追われて、一切掃除どころか日々の始末もままならぬまま、毎日何とかやり過ごすだけで手いっぱいだった「現状」は、おいそれと元には戻せなかった。
 溜まりにたまったこの一年間の「書類」を、一つ一つ分別処理している時間はないので、ともかく大きな箱に詰めていく。まるでタイムカプセルのように、母が生きていた頃、元気だったが体調崩し始めた頃から、病院通いが続くようになって、やがては手術、入院、さらにまた入院、退院、そして自宅での訪問看護、訪問診療での介護、そして母の死まで、診療計画書の類から診察の明細や、処方箋の控え、病院や介護サービスの説明書や契約書、そしてその他の買い物のレシートまで膨大な紙類がそっくりそのまま地層のように堆積していた。
 そのときはともかく母の体調が最優先で、そうした書類をゆっくり分別して残すものと都度処分するものとに分けている時間も精神的余裕もなかったのだ。で、溜まればまずは二階に運び上げていた。後で落ち着いたら整理しようと思って。
 それらは大方もはや紙ゴミでしかないなのだが、診療経費のレシートなどは、父の分も含め確定申告の際、なくてはならないので右から左に捨てるわけにはいかない。

 そうした母との日々の書類を、今回の23日のために箱詰めしながら、嫌でも深い感慨とまた新たな哀しみに囚われた。まだ、この頃は母は生きてこの世にあったのだと。いったいこの一年は何であったのか。ただただ慌ただしく母が死に行くためだけの一年であったのか。
 つまるところ、そうした母の事の「最終処理」を終わらせない限り、拙宅でイベントも含めて次の事へは進めない、新たなことは今はまだすべきではないという啓示、メッセージではなかったかとも思える。

 今は、ともかく全てをきちんと、もう一度ここから、今からやり直したいと思っている。
 父が生きている限り、まだ死ぬわけにはいかないし、何より、我は未だ我の人生を生きていない。果たすべき役割もあると信じたい。
 そのためにも抱えているもの、抱えたままずっと放擲してきたものも整理して、我ができることとすべきことを再考、再検討して残りの人生が少しでも機能的に、無駄なく使えるよう新たなシステム、生き方を築いていかねばならない。
 難しいことだが、今ならまだできると思う。我の誇れることは、ダメさと弱さだけだが、その二つをしっかりみつめて、成すべきことを少しでも果たしていこう。まだ体が動く今のうちならば。

 今回、クリスマスイベントに、ご参加希望された方々へは、きちんとお詫びし埋め合わせしたいと思っている。来年、拙宅を片付け終えたうえで、「新装開店」的に我が人生も含めて、新しく皆様をまた迎え入れたいと願っている。
 どうせ正月も何もない。誰ももう来ない。年末年始も掃除や片付けに専念して、新しい年に、新しい動きを、この場所からお見せしたい。
 どうかよろしくご理解お願いします。

コメント

_ ふく助 ― 2016/12/23 18時13分47秒

時には立ち止まってみることも、大切かと思います。

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