これからのこと、父とのこと2017年11月18日 22時28分49秒

★もう今年も残すところ僅かとなって

 11月も残り少なくなった18日の土曜日の夜だ。父は今晩はショートで施設でお泊りしてくれているので、我は一人、ぐっと冷えてきたが今は心静かな落ち着いた夜である。といっても明日の夕には、とことん手のかかる父はまた帰ってくるのだが。

 今週もともかく慌ただしかった。このところあっという間に一週間が過ぎる感が強いが、今週は山梨へも代車で一泊、本を載せて大慌てで出かけてきたり、亡母の知り合いで近くの家の改修工事の手伝いをして、不要品をまた貰い受けたりと、そうした搬出、搬入でまさに目が回るようだった。
 幸いにして父は一時の不調も収まり、このところ高血圧はともかく体温は安定し、ショートステイにも行けているので、我はこうして自分のことに専念できている。
 来週は、我にとって今年最後の大きなイベント、第二回目の共謀コンサートが、23日の祝日にあり、喫緊に迫ってきている。父も今回はそれに合わせて、通常の利用日以外にも施設に預かってもらう手筈なので、今の体調が続けば我は父のことは心配せず問題なく23日のコンサートに専念できるはずだ。

 ※と、ここで、お願い。当日、裏方スタッフとして会場整理や受付関連など、コンサートのお手伝いしてくれる方がいらしたらぜひ連絡ください。今回も、ビデオ撮影も含めて人員不足していて、マス坊が何役も非力ながらやらねばなりません。交通費程度とドリンクなどは支給しますので、もし当日お暇な方は、お越しください。参加費は不要ですので。

 その23日を終えれば、もう年内は特に我の対外的責任を負う案件は何もなく、父と家のことだけに専念できるはずなのだが、果たしてまずはこの冬、まずは2017年内を我が老いた父は乗り越えて新年が迎えられるかどうかであろう。
 そして、父のことに関連して、我と拙宅無頼庵のこともいくつかお知らせせねばならない。
 まず、あちこちからお問い合わせ頂いている、今年の無頼庵恒例12/23日のクリスマス謝恩ライブパーティだが、実に申し訳ないけれど、勝手ながら今年は中止とさせて頂きたい。
 我一人で介護している父のこともあるけれど、それ以前に今の拙宅はモノが一杯で片づけられずにいて、お客様を招き入れるスペースがまったくないのだ。とてもあと一か月で客人を受け容れるスペースが作れない。

 一つは、先にも記した店主が急逝して閉店した西荻のみ亭の書籍など、本棚も含めてほぼ全てウチに運んできてしまい、それのセッティングどころか、まだ箱詰めされたまま山積み状態であること、さらに母の友人であった故人の蔵書が、その家の改築工事のため引き取り依頼を受け、その本の山もウチに来てしまってもう足の踏み場もないのである。
 山梨の倉庫兼古民家のほうももう満杯状態であることと、のみ亭のものはまたそのまま復元して無頼庵にセットしたいと考えているので、右から左へ移動もできない。また、老父を抱える身としては、介護に追われてなかなかそうした片付けや整理に使う時間も日々の生活の中で捻出できないことも大きい。
 我としては、またクリスマスイベントのみならず、きちんとスペースを常につくっておいて、かつてのようにシンガーを招きライブイベントが定期的に再開できたらと強く願っているのだが、いかんせん今の状況では片付けを進めても、それはいつになるか先が見えないというのが正直なところだ。

 その問題の父が死ねば、時間もできるわけだが、後この先、どれぐらい彼が生きるのかそれは神のみぞ知ることだし、死後はまたかなりの事後処理、相続や変更の手続きも含めて様々な後始末に追われることは母のときの比ではないはずだ。
 つまるところ我は父を介護しながらも、父が施設に行って不在のときに、せっせっと精力的に、そうした片付けや整理する作業を進めていくしかない。

 先日は、いきなり拙宅ブックカフェ・無頼庵へ、当ブログを観た方が訪ねてこられた。我は不在だったが、玄関戸に書置きがあって、連絡先もわかったので、電話口で現状を説明し、丁重にお詫びしたが、じっさいこのブログだけみれば、ブックカフェと名乗っているのだから、無理もないのだと大いに反省した。
 幸いその方は我が大学の先輩であることもわかったので、これもまた奇縁であり有難い出会いであった。ならばこそそうした人たちをお招きできるように早く家を片付け、もっと広くして綺麗に手入れして、またライブスペースとしての無頼庵再開にできるだけ早くこぎつけたいと今強く考えている。

 今年はもう残すところ一か月僅かで、しかも慌ただしい年末となる。果たして来年のいつそれがかなうか何ともこ心もとないけれど、何としても来年のクリスマス謝恩ライブパーティは、必ず開催することを今から確約しておこう。みほこんも含めて久々にぶらいあんず全員で、賛美歌をたくさんご披露したいと夢想している。

 果たして来年はいったいどうなるのか、今から考えるとまた不安で眠れなくなってしまうが、またきっと良い出会いもあると信じて、汝明日のことは思い煩うなかれと、自らに言い聞かせ、日々一日一日、少しでもやるべきこと、できることを少しでも少しづつでも進めていくしかない。
 始めればいつか必ず終わると信じてやっていくしかない。