久しぶりの雨、これで猛暑も和らぐか2018年07月26日 00時40分03秒

★ようやく少しだが季節が動き出した。そして我もまた。

 昨日、25日は終日曇り空で、雨は降りそうで降らないまま日が暮れた。
 が、夜になり、我が犬連れて車で、近くのヨーカドーへ時間つぶしも兼ねて買い物に行き、レジで精算済ませて店内をまだぶらついていたらば、突然流れていたBGMが、カスケーズの「哀しき雨音」のインストに変わった。これは、店内の従業員への、雨が降り出したという暗黙の連絡であり、我も慌てて外に出てみるとパラパラどころか本格的なかなり強い雨が降っている。こりゃヤバイ。

 慌てて入り口横に繋いでおいた犬の紐を解き、車を停めておいた向いのコンビニまで走った。
 毎度の迂闊さ故のことだが、我は今季漬けた梅干し並べたザルを庭先に出しっぱなしだったのである。強い雨に当たってしまえば、雨水を吸い込み味は抜け柔らかくぐだぐたに、手間暇かけて漬けた梅は失敗作となって捨てるしかなくなる。
 早く帰らねばと気ばかり焦るが、雨はさらにゲリラ豪雨的にものすごい強さとなって降り続け、おまけに信号やら踏切で待たされていつもよりかなり時間とられた。
 車を道に停めてすぐさまたっぷり濡れた梅のザルを抱えて玄関にとりこんだが、果たして干し直して「梅干し」になるかどうかだ。
 その他、衣類や紙類も出しばなしにしてあったものはことごとく濡れてしまった。どうしてこう毎度ながら迂闊なのであろうか。
 しかし、待ち望んだ雨であり、記録的な暑さが和らぐには一雨降るしかなかったのだから歓迎し喜ぶべきだと気を取り直した。

 その雨、一時期的な夕立かと思ったら、強い雨の後もしばらくしとしとと零時近くまで降り続け、乾いた大地にたっぷり水を与えてくれた。
 小止みになって窓開けたら一気にひんやりとした涼風が吹きこんできた。窓を開け放しクーラーを切って、外に出てみたらばあの暑さは消えて心地良い爽やかな気温になっていた。まさにホッと一息である。

 天気予報でもこれからは曇りが続き気温も下がり記録的猛暑は和らぐと言ってたけれど、他の地域は知らないものの、我が住む西多摩はこの突然の雨で都心部より先に一気に涼しくなった。
 人間というのはゲンキンなもので、いや、この我だけかもしれないが、連日の暑さに倦み、鬱々屈託し、カラカラに乾ききっていた我が心へも一気に水分が行きわたった。

 ずっと足踏みしていた季節もこれで少しは秋へと動き出していくと期待しよう。そして我もまた、ほんの少しづつだけど片づけも進み、今秋予定するライブ企画などの出演者へ連絡とりあったり再び取りかかり始めた。
 そう、ようやくだが、少しづつまた我も動き出している。どんなことでもいつまでも永遠には続かない。季節が移ろい必ず変わっていくように、何事も諦めずに投げ出さずに、そのときを信じ期待して、辛い今を堪えて凌いでいこう。