平成最後の9月に入りました。思うところと近況を少し2018年09月02日 12時02分11秒

★ここから、この場所から人生を取り戻したいと願えども

 夏の終わりというか秋の初めは、例年のこと、夕立や雨が多く一雨ごとに涼しくなっていくわけだが、記録的猛暑の今年も東京西多摩、ウチの地方はこの連日午後は雷が鳴り突発的な雨が続いている。
 晴れればまだ蒸し暑くなるが、雨の後は涼しい風が吹き、ようやく冷房を入れずとも凌げるようになってきた。といっても大気は不安定なのかゲリラ豪雨的な強い雨が今朝方もあったので、窓を開け放したままでは怖くて眠ることも外出もままならない。
 繰り返しまたも台風が来ているとのことで、ほんとうの爽やかな秋が来るのはまだ一か月は先になるかと思える。

 猛暑が続いていた8月も終わり9月に入った。なかなかブログが更新できなかったのは書こうとパソコンに向かうと雷が鳴り出し落雷が怖くて電源を落とすしかなく、父も先月末から家に居たのでその世話だけで疲れ果ててゆっくりブログ書く気力も体力もなかった。

 また情けない話になるが、このところ睡眠不足がひどくて体調すぐれず気持ちも萎えて屈託していた。
 腰のほうは、まだ時おり鈍く痛むときもあるけれど、ほぼ完治して日常生活にはもはや支障がない。が、何で睡眠不足になっているかというと、いまはずっと室内飼いになってしまった老甲斐犬のおトラさんが、夜になると鳴いて騒ぎだし、その都度起こされて外に出し深夜早朝でも散歩しているからだ。そう、ゆっくり眠る時間がない。

 その犬は去年の秋口から夜になると夜鳴きし吠え続け騒ぎ出すようになった。どこか病んで内臓的に悪い所があってのことかと医者にもかかったが、おおまかな検査では特に異常はなく、歳をとって体力も弱ってきたことと寒いこともあったのかと家の中に入れて飼うことにした。じっさい室内では静かになったので居間の四畳半にペットシーツ敷き詰めて上にカーペット敷いてそこに寝かせるようになった。
 以後、今夏は連日猛暑が続いたこともあり、おトラさんは終日ずっと家の中で暮らすことになってしまった。
 が、猫ならば猫砂入れた箱で勝手に用をたしてくれるが、その犬はかなり大きい中型犬なので、大小便はその都度外に出して済まさねばならない。幸い自ら用便のときは吠えて飼い主に知らせてくれるのだが、それがいつか決まってはいないし、飼主がうっかりしてたり不在のときは室内でしてしまう。ペットシーツを敷いていてもその上でしてくれるとは限らず、粗相をさせないようこちらも常に注意せねばならない。

 この夏は、異常な猛暑のこともあって冷房は犬猫のため常につけっぱなしにしていた。
 日中は外にも出せず、ごく短く庭先で小便に出す以外は、トラさんは涼しい室内でこんこんと泥のように眠り続けていた。が、そのぶん、夜になると目が冴えるのか、妙に元気になって深夜になると何度も吠えてその都度我は散歩に行くはめとなった。
 例えば、父を寝かしつけてトラさんも軽く外で用便を済ませてさあ、我もブログそこそこに眠ろうとする。その時間が零時頃である。
 と、少しうつらうつらしていると、午前二時か三時頃になると必ず階下でトラさんが啼いて騒ぎ出す。ほったらかしにしていると大声で吠え出すので仕方なく我は着替えて彼女を外に連れ出しぐるっと町内を散歩させる。
 用便も済ませたので、これで大人しく静かに眠ってくれるとまた室内に入れてこちらもベッドに横になってうつらつうつらすると、またワンワン吠え出す。その都度、起きては仕方なくこりゃ体力が余ってるかとかなり長く犬が疲れるまで界隈を深夜に歩く。
 歩くと言っても自らスタスタと軽やかにこちらを引っ張って歩く体力はなく、先年足腰がふらついてろくに歩けなくなったように、もうヨタヨタ、トボトボなので我が引いて連れて歩いている。それでも自分で外に出たいと騒ぐからにはそうしたいのは間違いない。散歩が短いときは家に入れるとすぐまた外に出たがって騒ぐ。ろくに歩けないのに外に出たいと騒ぐのには何かわけがあるのか、それとも呆けているのだろうか。それで外の犬小屋に入れると、入らずにずっと吠え続けるのである。家に入りたいのだ。

 そんな感じで、我はこのところ真夜中何度も犬に起こされてはろくに眠頃に一回で済めば良いが、また明け方4時頃に吠えたり、早朝6時というときもある。また、一度起こされてしまうとこちらもなかなか寝付かれず、しばらく寝床の中で本を読んだりして朝が来ることもあるし、さあ、少しでも寝ようと睡魔が来た途端、また下でトラさんが吠え出すことも多々ある。
 けっきょく、昼間、彼女が爆睡しているときに我も眠れば良いのだが、父がいる時はそうもいかないし、不在でも様々な用事もあって昼寝もゆっくりできやしない。
 先日は、夕方から少しだけ横に、と眠ったらつい泥のように深く眠ってしまい、起きたらば零時近くであった。目覚めて暗澹とした。まさに昼夜逆転で体調もおかしくなるし、生活もメチャクチャである。
 正直なところ、この犬を山梨から貰い受けた自分の判断が甘かったわけで自業自得だと思う。いっそのこともう手に負えないから保健所へ連れて行こうかと何度も考えもした。
 が、あまり前の飼い主からは愛されず可愛がられずに老いてしまった犬だからこそ、ここで突き放してはならないし、これも功徳なのではと自ら思うようにして、この「縁」を大切にせねばと覚悟を決めた。

 しかし睡眠不足は低血圧の初老の独り身にはともかく堪える。鈍い頭痛は常に続いているし治療中の虫歯も疼いて辛い。さらに何かぼうっとして気持ちもササクレて始終苛立つ。
 思う存分、トラさんのことは気にかけず、短時間でなくたっぷり惰眠を貪りたいと願うが、なかなかそれはかなわない。
 今朝がたは、深夜の二時ごろ一度散歩したが小雨が降っていて簡単に戻った。そしたらばまたすぐに騒いで吠え出したので、犬だけ外に出して我は濡れないように家の中で外の様子伺いながらほったらかしにしておいた。
 そしたらばおトラさんも雨の中立ち尽くして、身体も冷えて事態を認識したのか、再度家に入れてもさすがに静かになった。それでもまた少ししたら短時間吠えていたけれど。

 このところは、もうそんなで、ある程度時間かけて散歩して、用便も済ませた後は、また家の中で啼いて吠えていても我は起きずに吠えるにまかせている。外で吠え続けるとご近所がうるさくて眠れないだろうが、家の中なので我が我慢すれば済む話だと覚悟決めた。それでも先だってはなかなか諦めずにトラさんは明け方まで何時間も吠え続けていた。とうぜんこちらも深くは眠れない。

 もう少し日中も涼しくなったら、父の歩行訓練も兼ねて、車でどこか公園など芝生や草地に連れて行き、昼間しっかり歩いて体力使わせようと考えている。
 さすれば父も犬も夜は疲れ果てて徘徊せずに、深く眠ってくれるのではないか。彼らが静かにぐっすり長く眠ってくれれば、我も深くたっぷり眠れるし自分のことに時間もとれる。
 ともかくこの夏は暑すぎた。早く誰にとっても過ごしやすい良い季節が来ることをただ願うのみだ。

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