女たちの「共謀」コンサートまであと一か月2019年01月20日 20時40分53秒

★ようやく世界が動き出した。

 年明けて1月も半ば過ぎ。今日は、久々に国立の「反戦辻つじ流し」に顔出して、2/23の「共謀」コンサートのチラシも一緒に撒かせてもらった。

 といっても、このところ時間の感覚がおかしいので、2時からのスタートなのに、何故か電車に乗ったのが2時半頃で、車内で、突然一時間勘違いしていることに気づいた次第。まったくどうかしている。
 けっきょく、終了の3時前には何とか皆がやってる場所に着け合流できたものの、館野さんにそのチラシだけ手渡せただけで終わってしまった。
 それでも、会場であるかけこみ亭のある地元の人たちに宣伝チラシは託せたので、その店にもとりあえず渡るだろうから、今日行けてなにはともあれ良かった。もう本番当日まで一か月なのである。
 そう、今朝がた不意にベッドの中で気がつき、今日がその「行動日」である第三日曜だと思い出したわけで、正月ボケにもほどがある。父の歳までもし我が生きていたら間違いなく寝たきりの意識朦朧で施設入所であろう。60代でこれでどうするのか!と自らに発破かけつつ帰宅した。

 ようやくだが、世界が、我の小さな世界だが、動き始めたという気がしている。
 といっても「世界」は自然には動かない。正しくは動き出したのではなく、我が動かし始めたわけで、コンサートというのは、歌い手とその唄う場があったとしても、それだけでは何も起こらない。むろんミュージシャン自らもご自分のサイトやHP、フェイスブック等で、告知・宣伝はしてくれるだろうが、それだけはなかなかお客は来てくれない。
 たとえそのシンガーが世に知られてファンがたくさんいたとしても、ソロコンサートならばともかく、こうした多人数の企画イベントだと、何故かファンというのはまず来てくれないのが通常であり、そのことはもう10年前、両国フォークロアセンターの記念イベントで痛感した。
 つまり、その企画自体に興味や関心、賛同される人でないとどんなに沢山名のある歌い手が出演しようとイベントは興行的にも成功しない。その理由については長くなるから今はふれないが、コンサートを成功させるためには、出演者任せや頼みでは駄目なわけで、企画自体をもっと世に知らしめねばならない。

 それはつまるところこのコンサートのコンセプトであって、『護憲と反戦平和のための共謀』コンサートだと、観客もご理解・賛同して来て頂きたいのである。
 そのうえで、そのコンセプトに沿った歌や歌い手が、彼らの思いを様々な形で表現していく。そうなればもうアジ演説的な言葉は不要で、来られた方々は歌い手と一体になって、「共謀」してくれたのである。
 そのためにも、まずはそもそもそうした意思や関心がある一般大衆の方々に、そうしたイベント、コンサートが近くあることを広く周知させないとならない。

 フェイスブックなり、知人・友人間など仲間内へのお知らせはたやすい。しかし問題はその先、いかに「世間」へ、世の人々へ周知させていくかということで、こうして日々ランキングが下がっていくブログなどで一生懸命宣伝したとしてもまずそれで、つまりこれを見てご来場される方などいない。
 けっきょくは、地道に国立駅前で、カレー屋のインド人が店を宣伝するように、気長かつ地道に、行き交う誰彼問わずにチラシを配るしかない。
 しかし、現実のはなし、ティシュなどが付いているならばともかく、紙一枚だって、今の人はまず受け取ってくれはしない。百人通り過ぎたとしても一人受け取ってくれるかどうかというところだろう。
 しかし、宣伝とはそうしたもので、何であれコツコツと宣伝活動を長く続けるしかない。来てくれる人は来てくれるだろうしわかる人はわかってくれる。でも、それだけでは実は何も始まらないし何も変わらない。
 大事なことは、「仲間」内だけではなく、元々は関心がなかった人、未だ知らない人に、こうした企画、イベントがあること、やっている人たちがいること知らしめてともかく「こちら側」に来て頂くことだ。

 たとえ一回のコンサートに、一人でもそうした「新規」の観客、聴衆が来てくれれば、それは「成功」したと言えると思える。そう、残念ながら、来られる顔ぶれはほぼ大体いつも同じのお見かけした人たちばかりであり、たといそれで満席となっても嬉しいことは間違いないが、それでは世界は動かないし何も変わりはしない。
 願わくば、うたもフォークソングも、護憲も何も関心がない人が・・・、しかし今の政治や社会に疑問や何となく不満を抱いている人が、ともかく何かよくわからないけど・・・と、ふと興味を持って、あのかけこみ亭の地下への暗い階段を下り、重たいドアを開くことを夢想する。
 さすれば、世界は変わる。そうたった一人でもそうして新たに「仲間」が増えれば、やがては世界は必ず変わる。

 残念ながら、世界は自然には変わらない。先の入管法改正の暴挙で、一時期は支持率が下がった安倍政権も支持率はまたもや回復してしまった。そしておそらく今夏の参院選は彼らは意を強くして衆参同時選挙を決行するだろうと我は憶測している。
 そしてまたもや自公は大勝し、その勢いで一気に改憲発議へと持っていくことだろう。そうさせないためにも、今のうちに、今できることを、新たな「観客」=「仲間」が1人でも増えること、来られることを願い期待して、あと一か月必死に宣伝活動やっていくしかない。
 そう一人でもいい。新たな観客が増えるのならば。