生涯最高の熱く濃いコンサートを成し終えた。2019年05月06日 00時58分01秒

★が、興行的にはやはり失敗。しかし何の悔いもない。

 日付は変わったが今さっき帰って来た。今日のかけこみ亭での「共謀」フォークジャンボリー、延々6時間を越す超ロングの、総勢10数組を上回るシンガーが出る大きな催しは先ほど9時半過ぎに終わった。
 それから打ち上げで皆と熱く語らい、11時過ぎの南武線で、さらには五日市線の最終で無事家に帰れた。
 一言でいうと、ここまで熱く盛り上がったコンサートは記憶にない。自分が声かけて協力願った人たちばかり集めたからだが、ここまで盛り上がるか、である。すべてが濃い人たちの予想以上の熱く激しい「共謀」ぶりであった。
 もう、各出演者それぞれの出番ごとに、フィナーレのそれのような激しく熱い盛り上がりを見せて、企画した者自身、ちょっとこれでは最後まで気持ちと体力が持つか心配になる程であった。
 今まで自らの企画した以外も含めて様々なコンサート、ライブを観続けてきた我だが、予想外、未体験と思えるほどの熱くものすごいノリのコンサートとなった。そう。信じられないほど素晴らしいコンサートであった。

 ただ、残念ながらやはり予想し怖れていたことだが、観客は、出演者総数を上回るかどうか、といった入りで、最後の方でかけこみ亭関連の方がやっとまとまって来てくれたが、収益、つまり「投げ銭」そのものの額は、残念ながらも今までの「共謀」コンサートでいちばん低い結果となった。
 しかしそのことに悔いはないし、今回は、予め、出演者各自ごと、自分が何とか出せる、ほぼ最低限の交通費ほどの「寸志」は用意していたから、それを渡してご容赦頂いたが、これが現実なのである。情けない限りだが。

 興行として冷静に考えれば、そもそも「投げ銭制」、つまりフリーカンパ的形式で、これだけの人数が出演するコンサートを企画して興行として成り立つわけがないではないか。よほど気前のいい人は別にして、大概千円札一枚といったところなのだから。これも安倍政権の偽装された好景気の結果であろう。
 それは事前からわかっていたことだし、それでもこのビッグイベントをこの大型連休にやりたい、その意義と価値があると考えて始めたことだから。※はっきり書けば、春一の風太への個人的リベンジから来ている。
 つまりそもそも無理ある企画、設定のうえでのことで、それでも我はこれまで関わって頂いたミュージシャンたちに声かけて、地元で今回の「共謀」ジャンボリーを企画したのだった。ほんまのバカである。

 昔聴いた関西の楽曲のタイトルに、「負けると知ってて博打をしたよ」ってのがあったと思うが、つまりそういうことで、絶対興行として成り立たないことを俺はやったのだ。そして、やはり案のじょう観客は出演者の数も入らず、我はあらかじめ用意した「交通費」ほどの出演料を出られた皆さんにお支払いした次第。まったくもって申し訳ない。もっと大勢の観客が来られれば上乗せも考えていたが、やはり無理であった。

 でも、ほんとに素晴らしいコンサートであった。出られた誰にも心から感心した。当初の予定にはなかったみほこんも飛び入りで参加してくれたし、長時間で大変であったが今終わってしまえば、何かものすごく楽しい夢を見たような気分でいる。これは現実だったのかという感じがしている。

 つまりそもそも絶対赤字のイベントを無理を承知で企画してしまったことなのだから、せめてもう少し観客が来てくれればという悔いはあるけれど、我が声かけお願いした出演者の方々は、期待以上の素晴らしい「仕事」をしてくれた。ならば「興行」的なことはさておきこれは大成功ではないか。
 はっきり言う。こんな素晴らしいコンサートがすぐそこでやってたのに、来ない人が悪いのである。もったいないことをしたことに気づきもしないのだ。つまりその人にとっての「音楽」とはそれだけのものでしかないということでありそもそも縁がなかったのだ。ならばそれはそれで仕方ないではないか。

 むろん世間に向けて宣伝告知、その努力が足りなかったという責は問われようが、本当に濃くて熱い、ちょっと信じらない程素晴らしいコンサートはそこで成し終えた。
 我マスダは企画者として心から出られた皆さんに感謝し、彼ら全員を誇りに思う。企画者としての誇りとは、つまるところ自分の眼鏡に狂いはなかったということだ。
 むろん午後から長時間拘束して、しかも微々たる額の出演料しかお渡しできなかったのだからただ心苦しく申し訳なくも思う。毎度ながらいくつか失敗、失態もあった。しかし、もし我らの「音楽」というもの、このコンサートの趣旨がわかっている方ならば、こうした「場」の持つ意味、それを企画する者の気持ちはご理解頂けると信ずる。
 
 何より励まされたのは、終わって打ち上げのとき、出演者の一人から、マスダがやろうとしていることは、興行ではなくムーブメントなのだから、との有難い言葉をもらったことだ。
 そう、興行というその場の儲けなど刹那的なことはそもそも目的にしていない。それ以上に、こんな時代に熱く良い確かな音楽を唄い演奏する、我が出会い認め応援するミュージシャンたちを一同に集め、彼らを繋ぎ、そこからまた新たなネットワークを築くことこそ、つまり志ある仲間たちの「共謀」こそが目的で、その場をつくる役割が我の使命なのだった。
 彼らもそれに十二分以上に応えてくれた。ならばもうそれだけで良いじゃないか。
 
 というわけで、先にも記したがこれでしばらくは企画活動はお休みとしたい。再開の次回は夏の参院選後、秋口となってから御大中川五郎を迎えて、『五郎と共謀コンサート』だ。詳細は後ほどお知らせいたします。共演は今回の「共謀」ミュージシャンズだ。

 今はただ関わって頂いた全員、全てに感謝、という気持ちだ。この場を借りて、ビデオ撮影のOさん、Fさん、機材を事前に運んでくれたIさん、受付担当してくれたMたん、その他来られたお客様方に心から御礼の気持ちでいっぱいだ。我一人では何一つできなかった。我は真に幸せ者だ。神はそこにいてくれた。