画像で振り返る「共謀」フォークジャンボリー後半・⑩2019年05月14日 00時11分42秒

★山口敦子と広瀬波子が「共謀」

 今回は、かねてより「教育の貧困」コンサートなどで常々顔見知りであった、女性サックス奏者広瀬波子さんをお招きして、オープニングからラストまでほぼフル稼働で様々な吹きものでこのコンサートを支えてもらった。大好評であった。
 薄謝しか払えなかったことが心苦しいが、毎度のパーカッション槙篤氏と共に、コンサートの根幹、音の厚みを担当、素晴らしい「共謀」で、観客のみならず出演者たちをも魅了した。
 ぜひまたの登場に期待したい。

画像で振り返る「共謀」フォークジャンボリー後半・⑪2019年05月14日 20時00分23秒

★そして今回のラストに登場したのは、五十嵐正史とソウルブラザーズ

 満を持してと言う言葉かあるが、昼過ぎに会場入りして、実にえんえん8時間!?各出演者のステージラストは、好漢五十嵐正史とソウルブラザーズの面々。
 彼らのステージのラストにやった、故高坂一潮の遺した佳曲「創造者よ」が、彼らのこのところのアンコール曲として常に唄ってくれているが、今回もまずそれで会場はものすごく熱く盛り上がった。
 そもそもこの曲を、一潮さん追悼のイベントで、彼らに良い曲だからとお願いして以来、回を重ねてすっかり今では彼らの不可欠の持ち歌となった。実に感慨深いものがある。

 最初、一潮さんのファーストアルバムで聴いたときから、ブルース・スプリングスティーンがEストリートバンドでやってた頃みたいな曲だなと思っていた。そして彼に持ちかけ、その通りに五十嵐さんたちが仕上げてさらに今では欠かせないソウルナンバーとなったのだ。
 天国で一潮さんも後進のシンガーたちが彼のうたを、しっかりと新たな息吹で熱く歌い続けてくれていることに満足しているに違いない。天国との「共謀」成ったのである。

画像で振り返る「共謀」ジャンボリー後半・⑫2019年05月14日 20時03分27秒

★そしてフィナーレは、亡き清志郎のあの名曲を、全員で。

 前の「創造者」から、一気にフィナーレ―へと流れは加速して、去る5月2日が命日であった、地元国立とも関わりの深い忌野清志郎の遺した熱いソウルナンバー「雨上がり~」を、広瀬波子のバリバリのサックス入りでノリノリでソーブラが演って、まさにステージ観客席一体となってかけこみ亭全員で歌いまくった。

 五十嵐正史率いるソウルブラザーズは、かれこれ何十年ものキャリアを持つバンドで、ドラムスはいないものの、ギターとベースはエレキで、それに三線と女性ボーカルが加わるという編成。
 基本ロックバンドと言えなくもないが、ボーカル五十嵐のアコギ―多で唄う個性もあり、ずっとフォークバンドだと我は認識していた。
 が、このところ、その名曲「創造者」をアンコール用に常備するようになってからは、ノリは完全にロックのそれとなって、今回は槇篤のパーカションでの好サポートもさらにそこに加わり、まさに熱い魂が震えるようなステージとなった。
 それにしても、この曲をやろうと決めたのは、一か月前のことで、五十嵐さんに相談して、清志郎の命日が近いから、やれたらと思うけど・・・、ソーブラはできるか?と問うた。OK!という返事をもらい、いちおう他の出演者には伝えたものの当日ぶっつけ本番で演れるものか不安が強くあった。
 しかし、皆さん実にプロである。他のミュージシャンと開場前にカンタンな打ち合わせしただけで、しっかりきちんと仕上げて存分に満足のいくものを見せてくれた。中でも五十嵐さんのボーカルに感嘆した。
 ソーブラは今や完全にロックバンド、いやソウルバンドだと認識を改めた。
 音楽の魅力、うたの素晴らしさとはこれなのだと企画者として彼らのステージを見て深い感動に満たされた。

画像で振り返る「共謀」フォークジャンボリー後半・⑬2019年05月14日 20時11分11秒

★最後の最後は、お決まりの「ウイ・シャル・オーバーカム」

 そして本当に最後の最後は、館野公一さんが音頭とって、「毎度のお決まりですが・・・」と言いながら、皆でしんみりかつ熱くシングアウトして今回の初めてのかけこみ「共謀」フォークジャンボリーは無事大盛況のうちに終わった。※予定では、もう一曲、フィナーレ用曲は予定していたが、流れはこうなった。これ以上は弛緩し逆にイヤミになろう。

 時計見たら時刻は9時半頃で、30分伸びたけれどほぼ想定通りに終えられた。時間を無理に端折った方もいたこともあり、申し訳ないことしたが、とにもかくにも、である。
 
 この場を借りて、全出演者、様々な形でご協力いただいた方、参加者全員にただただ深く心から感謝いたしたい。
 常に非力で愚かで迂闊な我マスダが、何とか成し終えられたのは、素晴らしい心暖かく真摯な皆さんがいたからだ。その出会いにまず感謝である。我は何も恩返しできないことを心苦しく思う。
 しかし、この繋いだ縁=「共謀」こそが、また次からの新たな関係を生み誰にとっても力になると信じる。
 音楽のちからで思いはかなう。きっとかなう。心から信じよう。皆で力を合わせば、大きな壁も乗り越えられる。そう、まさに、ウイ・シャル・オーバーカムである。