若い貧困層ほど安倍支持という「破滅への道」・続き2019年07月04日 10時22分24秒

★これからも自公政権を許し託すのは緩慢な自殺への道~選挙で「怒り」を示そう!!

 厚生労働者が今回発表した2017年の全世帯所得の平均は、551万6000円。2016年の560万2000円から8万6000円の減少となった。これは、4年ぶりのことだ。さらに平均所得以下の世帯は、全体の62.4%、つまり六割にも上る。
 平均所得は、551万~とされているが、それは高額所得の富裕層も含めてのことで、中央値、つまりじっさいの真ん中の額は、423万と記されている。多くの国民の実感はこちらに近いかと思う。
 
 とうぜん生活が苦しいと答えた層は、「大変苦しい」が24.4%、「やや苦しい」が33.3%で、合計57.7%に上る。「普通」は、38.1%で、逆に、「ややゆとりがある」「ゆとりがある」の合計は、わずか4.3%しかない。
 中でも子供のいる世帯では、「大変苦しい」と「苦しい」を合わせると合計62.1%と、さらに高い。前年より3.4ポイントも増えている。
 裕福とされてきた高齢者世帯も「苦しい」が57.7%と2017年より約2ポイント増えている。

 この数字から見えることは、単純に、本当にゆとりある富裕層は、わずか全世帯の4%しか存在せず、国民の10人に一人もいないことが想像つく。全世帯の半数以上、約六割の世帯では、生活が苦しく、これは改善されるどころか現在もさらに悪化していると「景気動向」を鑑みれば想像がつく。
 そんな現況なのに、参院選後の今秋には、消費税は増税されるのだ。つまり国民は税金をさらに払わされるわけで、生活はますます苦しくなっていく。

 先に、我は今の日本人は、火にかけられた鍋の中のカエルだと書いた。彼らは水のときから入れられたから、鍋に火が点いていることに気がつかない。
 カエルを茹で上げるためには、いきなり熱い湯の鍋に入れてはならない。カエルは驚いて鍋から飛び跳ねて逃げてしまう。
 カエルを入れた鍋を、水からじょじょに熱くしていけば、カエルは気づかず逃げないから茹で上がる。
 いま、安倍政権を支持している貧困層、若者たちもそのカエルと同様で、たぶん「何だかだいぶ熱くなってきたなあ」とは思ってる。が、鍋から逃げ出す勇気もなく、ここにいれば安全だと、他に選択肢はないとじっとひたすら我慢している。
 そして気がついたときは、煮えたぎる湯の中で茹でガエルとなって死んでいく。

 「老後に二千万必要」と金融庁が試算出した。じっさい、安倍晋三が他に代案はない、打ち出の小槌はないと言い張る「マクロスライド制」で、年金受給自体は将来も維持できたとしても、それだけでは暮らせないことは明白だろう。
 今だって、働いていたって「生活が苦しい」のだから。「100年安心」とはまさにまやかしで、全ては「自己責任」で、自分で何とかしろというのが政府の本音なのだ。
 
 こんな「現実」を良しとして、これからも自公政権に政治を任せていけば、まっさきに「茹でカエル」となる若年貧困層が現政権を支持するなんて言語道断、あってはならないことだ。それは緩慢な自殺であり、そうした無気力な怒りを忘れた若者たちにすべく彼らを長年だまして「洗脳」してきた自民党の成果でもあろう。

 『老人は国会突入をめざす』、とは、故藤村直樹が遺した名曲であるが、香港の若者たちに倣って、日本の若者よ、かつてのアングリーヤングメンたちの如く、怒りを抱えて国会に突入しろ‼
 君らが食えずに、生活が苦しく結婚も子供もつくれないのは、自分が悪いとか自己責任ではない。労働に見合うまっとうな対価と待遇を与えずに、私腹を満たしさらに金を溜め込む大企業の役員・経営者たちのための「政治」を続けて来た自公政権の悪政が全ての原因なのだ。
 
 若者たちよ目覚めよ‼そして怒りをもって立ち上がれ‼ 茹でガエルとなって殺されるな!

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