大きな力に屈せず声を上げていく2019年07月21日 07時25分18秒

★抗い続けることこそが大きな世界を変えていく

 ジャニーズにせよ、吉本興業にせよ、その強大な権力をかざしてメディアを繰り自らに従わない者は容赦なく切り捨て葬ってきた。
 それは政治の世界もまた同様で、一強自民党安倍政権は、沖縄に対しても東北被災地の避難者に対してもまさにイジメとしか思えない仕打ちを今も続けている。
 米国トランプ大統領も然り。アメリカの意に従わない国家イランなどには、挑発した挙句、戦争も辞さない姿勢を見せている。それに倣い我が安倍日本も隣人韓国に対して、日本に屈服するまで「経済封鎖」的強硬姿勢で今臨んでいる。また、何で日本メディアは韓国政府を常に侮蔑的に扱うのか我は理解に苦しむ。
 まさに権力者はその力を武器に全て何もかも思い通りにできると驕り高ぶっている。弱者、つまりそこの雇用者や沖縄県民の新基地反対という思いは、まったく顧みられない。何度選挙で国に示してもその思いは辺野古の海に土砂とともに捨て去られていく。
 
 ならばそんなとき、「弱者」はどうしたら良いのか。一つはその「不自由さ」を堪えてたとえ辛く苦しくとも「安定」を望むという生き方だ。
 かつて敵対していた自民党に頭を下げ入党を請い「二階さんのカバン持ち」から始めるという情けない元民主党の衆院議員さえいるのだから。
 大きな権力の中枢に入れる者ならばそれもまたアリかもしれない。その方がまた甘い汁が吸すえるのならば。が、ただの一市民、「弱者」は、権力の暴走と横暴に、ただ為すすべもなく「仕方がない」とじっと我慢し諦め屈して耐え忍ぶしかないのだろうか。

 吉本の芸人の闇営業と反社会勢力との「関係」がいま問題となっている。が、それはそれとして、別の話として会社側の解雇も含む一方的高圧態度は理解できないし、あまりにも傲慢かつ身勝手だと我は思う。
 会社の意向に屈せず記者会見に臨んだ二人、それは勇気ある行為ではなかろうか。何であれ、メディアに出ている者には社会的責任があり、自らの口と言葉で語りたいと望む謝罪の意思を会社側は、解雇をちらつかせ拒否することは許されない。
 彼らがしたことは犯罪的行為だとしても、誰かがおかしいことはオカシイと声を上げない限り、大きな力が君臨する「現実」は何一つ変わっていかない。

 ♪大きな世界を変えるのは一人の小さな動きから とは、敬愛する中川五郎の「一台のリヤカー~」の歌詞の一節だが、まさにその通りだと思う。
 
 参院選の投票日である。選挙権のある国民一人一人が自らの意思を示すときがきた。政治の安定を求め、消費税10%も含め令和の新時代もまた日本人は、自公政権にこの国を託すのであろうか。
 どのようなことでも今の政治に不満と疑問があり、何かおかしい、間違っていると思う方は、その気持ちを選挙で示せるときが来たのだ。声を上げなくても選挙でその意思は示せる。
 生活が苦しい、生きていくことが辛く大変だとするならば、それは「自己責任」だけではない。そういう環境を築いた「政治の責任」も当然大きいはずだ。
 世の中は不公平だと思う者は、その「不公平」を糾す政治を求めるべきではないのか。

 選挙に行こう。棄権は、自公政権を無条件で信任したことに繋がる。このまま安倍政権の暴走を許してしまえば、大きな世界は何一つ変わらない。「安定」の先に待つものは、国民生活の破壊と国家の破綻、日本の破滅である。誰もが生きていけなくなる。
 貴方の一票で大きな世界を変えていこう。