オール電化、という文明は人類自滅への道2019年09月14日 10時06分17秒

★ようやく季節は変わったが・・・今も停電と断水に苦しむ人たちがいる

 台風15号は通り過ぎ、マスメディアの世界では、安倍改造内閣の話題で持ちきりであったが、一方、しだいに今回の台風の被害、その全容が明らかになってきた。まったく呆れた話である。一週間過ぎてもまだ復旧できていない地域が首都圏にあるのだ。

 先に、東京多摩、ウチの地域では今回の台風は大した被害がなかったと書いた。が、それは通過する台風の西側にあったからで、東京でも都内や湾岸、千葉県寄りではかなり強風による被害はあったことを後から知った。特に進路の東側にあたった千葉県では今もなお停電と断水が続く地域が広くあるようだ。

 台風の直接の死者は深夜ということもあり少なかった今回の台風だが、その後の猛暑の最中、停電と断水のため熱射病や体調を崩された方が多数出ている。復旧の遅れは毎度ながらの東電の甘い見通し、失態だと批判されても仕方あるまい。政府の対応に問題はなかったのか。 
 確かにニュース報道で見る限り、強風であれだけの電柱や鉄塔が倒れ電線が切れてしまえばとても早期の復旧は難しいとは理解もできる。
 今は水道さえもマンションなどの場合は電気でタンクに組み上げているから、その電気が来なければ何一つ動かない。
 しかし、真夏に、あるいは先の地震での北海道のように、真冬に電気がないということは、その地域の人たちにとってはまさに死活問題であり、今回のように長期化した場合、死者も想定しないとならなくなろう。
 千葉県は行政上げて困窮者救済にもっと積極的に動くべきではないのか森田知事!!それに安倍晋三!!!

 ひところ、ガスや灯油は火災に繋がるから、絶対安心はオール電化だとしきりに宣伝していた。しかしこうした事態を思うとき、安全を謳った「原発神話」同様、水道、調理から冷暖房・空調までライフラインすべてを電気に頼る便利で快適安全「オール電化」もまた幻想だと断言できるはずだ。
 いくら、生活すべてをグーグルとかに任せて、何もかもパソコン任せにしたとしても電気がなければ、何一つ動かない。あくまでも電気があってこその快適生活は、先の3.11の直後と同様、それに頼るライフラインが切れたらオシマイなのである。
 だからどうやって電気を作るかも問題だが、それ以上に配電供給じたいも絶対安心ということはないわけだから、できるだけ電気に頼らない生活をもう一度各自が模索すべきではないのか。
 「オール電化」こそ愚の骨頂であろう。

 私事をいえば、とりあえずウチは、煮炊きは薪ストーブがあるのと、近くに災害用手動井戸もあるから、あとは、自家発電用に太陽光パネルでも設置を検討していきたいと考えている。何であれ、営利目的の大企業に生活と人生の根幹を任せてはならないのだと我は今さらながら痛感している。

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