新装「月刊・共謀」コンサート初回は、予想外の盛況に2020年01月26日 06時01分30秒

★船は、無事動き出したが・・・波高しの感あり

 今年は、毎月開催全12回の「月刊・共謀」コンサート。その記念すべき新装となっての初回は無事終えられた。改めて、参加者・出演者、その場に来られなかった方も含めて心から御礼申したい。
 
 終えて思うことを記しておく。予想外の盛況となった。正直、出る側の人数よりも、客は少ないのではないかと心配していたが、かなりのお客様で盛況と言っていい入りとなった。コンサートとしては満足のいくものとなった。
 ただ、反面、興行面だけ見ると、「投げ銭」収益はこれまでの「共謀」コンサートでは最低のものとなり、出た方々の人数で単純割したら、一人あたり千円にもならない額しか集まらなかった。店側へのバック等は一円もなしで。
 それは、司会進行の我自身の責任が大きい。つい当日の進行と今後の予定告知などあれこれ気を奪われて、「投げ銭」のことは完全に失念していたからだ。その箱というか、容れ物さえ出ていなかった。呼びかけも後手後手となった。終演近くになって気がついた。
 それでは、来られた観客は、見るだけ見たら、そういうものだとそのまま帰ってしまう。むろん「投げ銭」だから、来て見たたからには必ず払えとか強制はできないししたくもないが、そのシステムの「説明」すらしなければ、誰だって乏しい懐中は開かない。

 けっきょく、終演後少しづつ自ら補填して、演者方には雀の涙ほどの「お車代」は渡したが、これが全12回続くと考えたら、強い不安に襲われた。このままこれが続けば夏までに我は経済的に行き詰まり、このコンサートは続けられなくなってしまう。さてさて、どうしたものか。
 船は長い航海へ今出港した。行き先は見えてきた。当初は海図もなく大いに不安だったが、もう大丈夫、何とかなると思えてきた。が、このままでは沈没してしまう可能性もまだ高い。そう、燃料が不足している。乗組員も少ない。今後の課題も含めて、舵を握る我の手腕が問われている。

 と、終えていきなりお金のことばかりで厭きられたかと思うが、コンサート自体は、我は大いに満足できた。休憩挟んで良い二幕のライブとなった。
 今回は、これまでと違い、出演者の半数が「飛び入り」的出演希望者、つまりこのコンサート「共謀」志望者で、初めてお会いする方が三名もいた。顔も知らないしむろんその「音」すら聞いていない。いったいどんなシンガーなのか未知の世界だ。
 今は、YouTubeなどで、調べれば何かしら彼らの「情報」は事前に得られたかもしれないが、我は時間もなかったのと、ポリシーとしてネット上からでは評価はしたくないので、ともかくリハを聴いて確認するしかない。
 これまでの「共謀」コンサートでは、我は、事前に出演者の出順も決めてお伝えして当日も告知したりプログラムにも式次として載せていた。が、今回は、そもそも何もわからないのだから出てもらう順番すら立てられない。
 果たしてそれでコンサートとして成り立つのか、正直いちばんそこが不安だった。

 世の中には、歌い手が次々と出れば、それがコンサートだとお考えの人もいる。しかし、我は、手がけるからにはそこに一つの流れ、最後のフィナーレに至るまでの繋がりがないとダメだと考える。つまり「ショー」としての構成の有無である。これでもいかに綺麗にその流れがつくれるか演者の登場順では常に腐心してきた。
 今回に限っては、前日になってまたさらに「飛び入り」参加者も決まったこともあり、どんな順番で誰に次に歌ってもらうかコンサートが始まってもずっと考えていた。こんなことは未だ経験したことがない。
 しかし、結果として今振り返れば、行き当たりばったりではあったが、この流れ、この順番しかなかったと思うしきちんと流れのあるショーにもなり得たのではないか。ある意味、大いに自信も得た。そう、始まってしまえば何とかなるのである。これなら毎月やっていけそうだと館野さんと顔見合わせ頷き合えた。

 ただ、繰り返しになるが課題も大いに見えた。「投げ銭」問題以外にもいちばんは、スタッフの不足で、我自身が1人で司会進行から、写真・動画撮影、録音まで何役も並行してやるしかなく、ともかく焦りまくり気が急いて胃やお腹が痛くなるほどだった。パニック障害気味であった。
 正直、これが毎月続くとなると気が重い。いや、気が休まらない。どうか誰か一人でもお手伝いの方を募りたい。

 当日の様子はいつものように何日かに分けてこの場で画像付きで「報告」していく。
 いきなり「お金」のことばかり愚痴をこぼしてしまったが、コンサート自体はとても良いものとなった。中でも沖縄から来られた「やちむん刺激茄子」氏のステージは出色の出来で、観客を大いに盛り上げてくれた。
 こうした新たな素晴らしい出会いがあるたび、我はこの企画、コンサートのプロデュース的なことをやっていて良かったなあと今つくづく思う。今回から「飛び入り」もOK と謳って新たに始めた甲斐があった。
 そう、「飛び入り」歓迎というのは、不安も大きいが、その新たな出会いこそがまさに「共謀」仲間が増えたことになる。我も大きな刺激を受けた。

 世の全てのモノゴトは、安倍オトモダチ政権を例に挙げるまでもなく、親しく気の合う「仲間内」だけで続けていくと楽だがやがては必ず腐敗し堕落してしまう。権力の問題だけではなく関係性の問題としても。
この「月刊・共謀」コンサート、我は改めて良い意味でもっと緩~く、さらに胸襟を開いて誰も拒まず受け容れていきたい。
 今終えて、様々な反省と今後の課題に、今もちっとも気は休まらないけれど、不思議に悔いは何も無い。

 何はともあれ船は動き出した。この一年間の長い航海、最後まで無事に続けていきたい。この非力な我の肩にその重責がかかっている。日本海側に難破して漂着する某国の漁船のようにならぬよう気持ちを引き締めて舵を握っていく。ボロ舟で乏しい燃料で荒れた海に出れば当然そうなる可能性は高くなるではないか。

 しかし毎月はタイヘンだあ。どこかにポンと、一億五千万ぐらい出してくれる気前のいい金持や組織はないものか。あと11回だ。そう、コンサートは始まったばかりなのだ。

「月刊・共謀」コンサート初回1/25日の流れを画像で・12020年01月26日 20時27分08秒

後方の安倍晋三カレンダーと桜を観る会の桜が不気味にマッチしている。
★初回1月の出演者を画像で追っていく・1.ぼけまる

 何であれ、全ての行動、運動は、始める、始まるまでが大変であり、始まってそれを続けているうちにしだいに楽になっていく。
 語学やギターの練習だってそうだし、ともかく続けていると加速度や浮力のようなものが付いてきて大変さは減っていく。仕事だってそうだろう。最初の慣れないうちはともかく大変に思えるものだ。

 このコンサート、今年一年毎月開催の全12回、ということを思うとき、まだ初回が終わった段階でもその「先行き」、前途の長さに正直うんざりもする。
 そして何よりも金銭的なことに不安を覚える。じっさいまだ我の動物病院の支払う残金は38万もあるのだ。そこに毎月、赤字の補填も加わるとどこにそんな余裕があるか、どこから工面する気か自問するしかない。
 しかし、ともかく始まってしまったわけで、次回からはもう少し徹底して「投げ銭」もしっかり呼びかけていけば諸々理解してくれる方もいるはずだし、何より続けていけば観客も増えていくと期待したい。
 そう、大変なのは最初のうちで、店でも仕事でも続けていけば観客、人脈も増えてきっと楽になると信じてやっていこう。

 次回からは、毎回コンセプトも決まっているし、飛び入り参加者もいたとしても今回よりは旧知のメンバーで動かせるからかなりやりやすくはなる。
 さらに3月、4月と、自分でも楽しみな、魅力的な企画の「共謀」も目白押しだから、1カ月があっという間に過ぎていくように、気づけば今年一年も瞬く間に終わることだろう。
 ならば、タイヘンと考えるよりも楽しみだと気持ちを切り替えてこの「月刊・共謀」コンサート、残りの11回しっかり取り組んでいく。
 その前に、ともかくタイヘンだったこの、昨日終わった初回を、どんな様子だったか、ごく簡単なコメント付けて出演の順に画像で報告していく。

 まずトップに登場したのは、かけこみ亭の現場担当・ご存じぼけまる氏。実は、その前に、我マスダがちょこっと2曲唄って、コンサートの「前説」はしたのだが、その画像はないので、まずはぼけさんから画像アップする。
 約15分、1曲半うたった。今年は年男!?となる我らがぼけまるが変わらぬアグレッシブな歌声を披露してくれた。

「月刊・共謀」コンサート初回1月の回を画像で・22020年01月26日 20時37分41秒

注・ユーヤさんではありません。
★初回1月の出演者を画像で追っていく・2.ペピータ

 我、マスダ、ぼけまるに続き三人目は、音楽歴は浅いと謙遜されているが、このところあちこちの歌の場に出向き、しだいに独自の歌世界を築きつつある、進境著しいペピータさんが登場。
 しみじみと3曲歌い上げてくれた。出順間違えてスミマセンでした。

「月刊・共謀」コンサート、初回1月を画像で・32020年01月26日 21時41分14秒

稲垣さんは次回2月の回も参加の予定です。
★初回1月の出演者を画像で追っていく・3.飛び入り「共謀」の稲垣剛治

 このコンサート前日の午後、我マスダの携帯が鳴った。明日のコンサートに飛び入りで出たいけど出られるか、という「問い合わせ」であった。
 実際のところ、その数日前に、沖縄から来られるシンガーの登場が決まったので、既に当日の時間枠に余裕はなくなっていたのだが、せっかくの「共謀」のお申し出ならば、断るわけにはいかない。
 自分、マスダも唄おうと思ってた時間を削ることにして、2曲ぐらい、約10分ほどならばと応じて即お招きすることにした。

 来られたのは、以前、都内両国で、川原先生の企画したコンサートで我とお会いしたことがあるという稲垣さんという若い方だった。当方は記憶がなかったが、2曲、我らと同じ志を飛び入りながらしっかりご披露してくれた。ぜひ、また今度はもっとたっぷりその歌声を聴いてみたいと思った。これからもヨロシクご参加願いたい。