スーパーなどの三密を避けたいなら何故営業時間を短縮させるのか2020年04月22日 23時50分08秒

★郵便局もすごい混雑だ!! びっくりした。

 「宣言」が出てから二週間、店舗などの経済活動はとことん「自粛」要請、いや「強制」させたものの都は特に未だ感染拡大中である。

 だが、一部の今も営業続けているスーパーマーケット、ドラッグストアなどは、先にも書いたが、朝から夕方まですごい人出、特に家族連れでにぎわっている。公園なども親子連れ、もしくは子どもの集団で煩いほどだ。
 そりゃ当然だろう。テレワークだか、在宅勤務だか、それとも仕事が減って自宅待機か、解雇されたのかともかく、親も子も一家総出で毎日何週間も家にいるのだからせめて買い物ぐらいしか息抜きはできない。
 あるいは、暖かい春本番、せめて野外で遊ばせなければ子の成長にも影響が出る。何より皆の精神がストレスで行き詰っておかしくなってくる。

 だが、それすらも「三密」となるからと入場規制しようと都知事はまた言い出した。まあ、感染拡大のリスクの芽はとことん摘むことしか今彼女の頭にはないから、それはそれで当然かとも思う。我だってその人混みには買い物に行くたび不安になっている。
 が、前々から思うが、このコロナ騒動、どうして今営業している店まで時間短縮しないとならないのであろうか。先の大震災時のように、電気の供給がひっ迫して、節電しないとならないというのならワカル。が、そうではないのだから、営業時間を短くすれば必然的にさらに込み合う結果になるとは誰も考えないのだろうか。

 買い物に行く人は、多少のレジャー気分的気分転換もあるとしてもそこには、行く理由が必ずある。それをまたさらに「規制」要請するとなると、ますます市民生活、経済活動は委縮し困難となっていく。だったらどうして以前のようにゆとり持って買い物ができるよう営業時間を各店とも元に戻さないのか。
 
 そんなことを考えたのは、今日夕方、注文本の発送で、近くの郵便局へ行った。そこは本局でウチからは一番近い。
 本局ゆえにいつも込み合っているが、時間外の窓口もある。夕方はたいがい空いている。だから基本常にそこを利用している。
 が、今日は行ってみて驚いた。入口の前も中も人がいっぱいなのである。むろん行列にはならず、ソーシャル何タラという言葉通り、皆ある程度の間隔は空けて、出す郵便物を抱えて携帯などいじってひたすら順番を待っているようだ。

 行列ではないので、外の人たちを横目に我も中へ入ってみた。局内もかなりの人でいっぱいである。
 今、郵便局は込み合う時に備えて客に整理番号を発券機でとらせているわけだが、その出ている番号を見たら32人となっている。呆れた。
 いったい何が起きていつもは閑散気味のこの時間帯にこれだけの人が押し寄せているのか!!? もしかしたらコロナ禍で預金封鎖でも、取り付け騒ぎが起きたのか。が、混んでるのは差出受付窓口だけで、大小の荷物、郵便物を抱えてそれを出したい人ばかりのようだ。
 理由がわからないまま、ここで番号札をひいて待つとしてもたぶん30分近くかかりそうだと判断して、ならば、とほんの少し先にある特定郵便局に出しに行くことにした。そこなら5時までやってるはずだ。まだ間に合う。

 で行ってみた。そしたら平日なのに既に閉まっている。不審に思い見るとドアに貼り紙があり、本日22日水曜より、コロナウイルス感染防止対策のため、窓口の営業は午後3時で終了しますとか書いてある。
 そうか!!市内あちこちにある特定郵便局が今日から営業時間を短縮したので、それで皆仕方なく本局に来るしかなく、あの混雑が起きたのかと氷解した。むろんATMは通常通り使えていたが。
 仕方なくまた本局まで戻った。まだかなりの人混みで喧騒である。さて、どうしたものか。

 我は今、本の発送には、クリックポスト便か、レターパック及びスマートレターを使っている。そのときは二冊で、クリックポストでの発送だった。これだと窓口を通さずともポストなどに直接投函できる。
 が、読み込まないときもあるので、我は基本は窓口で直にパーコードを読み取って受付たかを確認して発送していた。しかし、ここで待つのはバカらしいし、三密の中に身を置くことになってしまう。
 けっきょく、その二冊の本は局内の投函口に落とし込み、長居は無用と慌てて帰ったが、その前に近くのスーパーへ寄ったらまたここもすごい混雑であった。牛乳など必需品だけ買って慌てて帰って来た。
 そして考えた。何でこんなバカなことを誰が考えるのであろうか、と。

 営業時間の短縮は、その過密を避けるためというよりもおそらくは、レジなどの従業員の感染予防の目的もあるのだろう。つまり感染の可能性ある客との接触を減らすためにだ。
 だが、この特定郵便局の時間短縮を見るまでもなく、時短営業したところは結果としてこうして逆に込み合ってる。それは当然だろう。利用客の数は減ったわけではなく、まして皆在宅でその数自体が増えているのだから。
 ならば、もっと緩やかに利用できるためにも時短ではなく、時間延長はせずともせめて元に戻すべきではないのか。でないと、ますます込み合い、三密が進み、感染拡大がさらに続く。

 臨時休業、営業自粛とその流れでの営業時間の短縮が進むのは、どう考えても我には理解できない。感染拡大防止が重要だと言うならば、個人の経済活動の利便も同様に考えるべきだし、その先に基本的経済活動の維持がなくてはならないはずだ。
 小池都知事は、頭の中がコロナ不安でオーバーシュート、いやショートしてしまったのではないか。考えを一度整理して、何が一番大事なのかモノゴトのソーシャルディスタンスとったほうがヨロシイ。

 人間はモノではない。生き物だから当然動く。移動する。じっとしていないしじっとしていられない。彼女が望むロックダウンしたとして人が込み合うのは避けられやしない。これ以上の自粛はもう限界だろう。