「共謀コンサート」も含めすべて「再開」していきます。2020年07月01日 22時07分42秒

★どれほど不便不自由であろうとも~生きている間にできることを

 生暖かい強風が時おり滝のように強い雨をもたらし、今年後半の初日、7月が始まった。颱風襲来のような一日だった。今も雨は断続的に降り続いている。

 先だっての土曜日27日、予定では本来は「共謀コンサート」開催の日に、谷保かけこみ亭に夜出向いた。連絡行き違いからもしかしたら「共謀」に来られる方がおられるかもしれないと思ったことと、店側とも今後のことについて相談もしたかったからだ。
 けっきょく、「共謀」関係の方は誰も来なかったが、当日は、『かけこみ亭よりアイを込めて』と題して、このところ週に二回定例となっている、ぼけまる氏の生配信があったので、それをしかと見学することができた。その場であれこれご説明も受け、ようやくライブ配信とはどういう仕組みか大まかに理解することができた。
 スマホ一つあれば、ごく簡単にその場でフェイスブックを通して配信ができ、しかもそれは、後日また誰でもいつでも観ることができるのだと言う。画像も想像していたよりはるかに綺麗で音も割れてなく十分鑑賞に堪えられるものだと思えた。
 自分が知らないうちに、いや、積極的に関心を持たない間に、モバイルとネットの世界は、たいへん簡便かつ快適になっていたのである。
 ただただ感心し、かつ驚かされた。予想したより極めてカンタンなようである。※ただその場で「編集」はできず、基本ぶっつけ本番で流しっぱなし、つまり撮りっぱなしとなるそうだ。

 このコロナ禍騒動が本格化して数か月。今年は毎月定例開催と銘打って始めた、我マスダが企画・進行を任されている、ここかけこみ亭での『月刊「共謀」コンサート』、である。
 何とかこの4月までは、四回、予定通りに開催できたものの(といっても4月の回は、自粛要請の最中、観客に対して事前の宣伝も事後の報告も告知できなかった)、以降、5月、6月と「緊急事態宣言」下ということと、かけこみ亭から感染者を出さないためにも、と開催することはできないでいた。
 そして今、東京アラートは解除され、今日7月からは、あちこちの遊興施設でも感染症対策を徹底して営業再開の動きが報じられている。ただし、劇場などでは観客席の間隔を空けるとか、事前に予約した客だけに限って満席時の半分以下の客数しか入れないなど「新たな日常」対策で臨んでいるとのこと。
 だが、やはり不特定多数の観客を想定しての「コンサート」などは開催は難しいのが現実であろう。もし企画するとしても、あくまでも事前に予約した観客数に絞って客席の間隔も空けて三密にならないよう予防措置を徹底したうえでとなろう。
 ならば、我の気持ちとしては、そもそも演者のみならず来られた観客との「共謀」を目して始めたコンサートの性質上、それがコロナで許されぬのならばもはや開催する意味がないのでは、と自問し続けた。
 正直、頭痛めて悩み迷い、この二か月鬱々としていた。が、今はやっと気持ちが定まった。本来は、いろいろご相談し、キチン内ご意見、直言を頂いた「共謀」関係者、かつての出演者方にまずお知らせすべきが筋だと思うが、まずはこの場で、今の気持ちを告知していきたい。