ぼけまるの「生前葬」を終えて2020年08月09日 23時34分09秒

2020/8/9 ぼけまるの生前葬 葬儀写真画
★コロナ禍中、最高最良のイベントに、「生」で参加・体験できた喜び~生きているって素晴らしい!!

 谷保かけこみ亭のぼけまる氏の「生前葬」に行ってきた。いまもコーフン冷めやらぬ気持ちでこれを記す。
 このコロナ感染蔓延中、果たして開催できるかと危ぶまれたが、国立市民芸術小ホール・地下スタジオにて、昨日8/9日、彼の72歳の誕生日に合わせて無事大盛況のうちに終えられた。※むろん三密を避けるため客席数を半減させ万全の感染対策の上で。その報告をしていきたい。

 当日の様子は、かけこみ亭のHPから開演から終わりまでライブ配信されていて、またこれからも観覧できるようだから、ネットを通した「見た」方は多いかと思う。状況はそれで確認、知ることはできる。
 ただ、当日その場で、リアルに生で観た者として、その不安と感動、そして喜びはきちんと記しておかねばと思う。やはり「その場」にいた者の感想は、現場で生で楽しみ、体感した者だけ独自のものだろう。

 我にとって生涯心に残る素晴らしいコンサート、いや、イベントとなった。当初の予想よりはるかに素晴らしく大いに感心、感動させられた。
 我も含め誰もが老境に入って来て、友人知人の訃報が相継ぐ昨今、、ほけまる曰く、「葬式でしか会えないのはいやだ!!」、しかも死んでしまっては本人は葬式に来た人に何も言えないし何もできない、のだからと『72th Bithday Event!~ぼけまるのコンサート(その22)生前葬大会』として、当人は唄わず棺桶に入って彼の楽曲を参列者たちが唄う「コンサート」として当初は企画されていた。

 だから、我も毎度の彼が企画する音楽イベントだと思い、ある程度予測・想定し臨んだ。が、実際は全く違った。予想はいい意味で裏切られた。真に驚かされた。
 一言で言えば彼の葬式を題材にした唄と笑いと感動の「演芸バラエティショー」であった。そしてそれはとても良くできていた。ほんとうに感心させられた。まるで吉本の公演である。きちんとした舞台監督もいないと思うのに、全てがうまく進み、台本もよく練られていた。大いに楽しめた。

 葬儀の喪主、司会進行役として友人代表・館野公一が「葬儀」を進めるのだが、じっさいは、かけこみ亭の屋根裏に住む二匹のネズミが、狂言回しとして転換時に何度も登場しショートコントで場を動かしていく。  その合間に、縁のシンガーや友人たちが次々手際よくうたや思い出を語り、弔電だけでなく、今回参加できなかったミュージシャンたちからもサプライズで「リモート」でのメッセージが届く。そして最後は、全員で「死んでいない音頭」を踊ってぼけまる氏の今後の健勝とかけこみ亭の繁栄を祈り願った。

 午後1時過ぎから始まり休憩を挟んで5時半頃までの約4時間、我は涙が出るほど笑い大いに楽しめた。感動した。繰り返しになるが非常によくできた「演芸バラエティショー」であった。かけこみ亭という場に集った人たちの思いと力が結集した、奇跡の最良最高のイベントとなった。
 当日その場に、生で観客として立ち会った者として順次画像で流れを報告していきたい。
 ※登場した方々の了解はとっていないが、当日は「生配信」もしていたので、基本問題はないものと考え掲載していく。が、氏名・肩書、我からのコメントは極力付けないことにしていく。

 まずは、当日の祭壇から。これもすごく巧く描けていて感心した。まあ、じっさいのぼけまる本人はもっと「毒」のある人だが、葬儀写真としてはこれでいいのである。手前の花檀、線香立ても素晴らしく描かれている。手前の棺桶に、ぼけまる氏は眠っていることになっている。

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