また山梨へ行ってきた2020年11月21日 22時44分16秒

ベルコと黒猫モコ
★コロナは続くよ どこまでも である。

 このところ連日コロナの新規感染者の増加更新が日々全国的に止まらない。東京では連日五百人越えである。これはさすがにマズイことなのは誰でも思う。
 言うまでもなく菅政権が安倍政権から引き継いだ愚策GoToキャンペーンなるものを、まだウィルスはちっとも収束していないのに全国的に始めてしまった故で、どう言い訳しようとも「気の緩み」、つまり感染防止策さえとれば移動も含めほぼ元通りの生活、経済活動をしてもかまわない、と政府がお墨付きを与えてしまったからに他ならない。
 何で拙速に経済を回そうと、しかも観光業を優先したかは、そこに菅政権誕生の功労者、影の総理二階幹事長の存在が大きいからだそうで、彼のバックには観光産業が付いているから何が何でもトラベルなのである。そう、この先どうなるのか誰もわからない、「神のみぞ知る」状況でもだ。

 さておき、実は、この数日、18日の水曜の夜から昨日金曜の昼まで山梨の最北、北杜市へ一人で行っていた。むろんウチの倉庫である古民家へ、だ。
 問題の老父を、いつもより一泊長く介護施設にあずかってもらい、水木金の二泊三日で行けたのだが、実質まるまる一中向うにいられたのは19日の木曜だけだ。
 じっさい隣の県とはいえ、その古民家のあるところは、峡北と呼ばれる県北部で長野県に近い八ヶ岳南麓である。しかも高速降りてから山道を30分昇る山里なので、高速に乗ってる時間は 1時間強だとしても、やはり移動には片道2時間はどんなに急いでもかかってしまう。
 一泊二日の日程だと、着いて荷物下ろして、近くの温泉に入って一晩寝たらすぐまた翌日、農協で野菜とか買って昼には向うを出ないとならない。いつもあまりに慌ただしく田舎へ行ってものんびりなんか常にできない。だから気も身体も休まらない。何かあたふた荷物を移動させているだけだ。
 今回は、中一日、向うにまるまるいられたので少しはのんびりできた、が、実はまたバカな判断から危うく事故るところであった。
 理由は、愛犬ベルコだけでなく猫たちも三匹連れて行き、しかも車内で猫たちが騒ぎケージ破ってうろつき出してしまい運転に集中できずパニック状態となり往生した。

 いつもは、動物は連れて行くとしても愛犬ベルコの他に、ケージに入れて三本脚のキジ子だけなのだが、今回は、キジ子の他に、黒猫モコとヘタレ大将という子猫ならぬ「中猫」も連れて行った。つまり犬1、猫3、ヒト1である。それが車に乗ってった。
 もっと他にも今ウチには猫たちがたくさんいるのだが、人に慣れて大人しいメンバーを厳選して、他のは餌をたくさん置いて留守番させてのことだ。
 で、今回キジ子は、車内に放して、中猫二匹はソフトケースのケージに入れて連れて行った。むろん二匹はニャーニャー大鳴きして中で騒いでいる。
 が、後部座席に置いてあったビニール製のケージからいつの間にか自分たちで咬み破いて穴をあけ車内に出てしまったのだ。※後で判明した。
 八王子インターから高速道に入り、次のPA、藤野まで来たら、足元に誰かがいる。ファスナーが緩くて出たのかと思ったが、二匹はもう車内で自由にうろつき、キジ子も含め皆で大騒ぎである。
 いったんどこかPAに停めて猫たち捕まえてケージに戻すことも考えたが、出たのが夕方7時過ぎだったことと、車内には本や荷物も多く猫たち全員捕まえるのも難しいと考えてともかく大急ぎで古民家に向かった。
 じっさい古民家に着いても、車内から猫たちを捕まえて閉じ込めておく二階の部屋に連れて行くのもまた一苦労であった。
 まあその晩は、猫たち広い部屋に放たれコーフンして主人が寝ている布団の上でも追いかけっこ、こちらはなかなか眠れずに閉口したが。
 
 翌日、向うでの用事を済ませて、さらに一泊して帰路へと。猫を入れようとケージを確認したらば、あちこち咬み破いて隙間ができてボロボロであることがわかった。どうしたものか。修繕もできないし時間もない。
 けっきょく、ともかく中猫二匹をそのケージに投げ込み車を走らせた。
が、すぐさま彼らは出てしまい、車にも慣れたからか、行きよりもさらにアクティブで、日中だったこともあって、運転席にまで三匹でやってくる。
 足元をうろつくのもいれば、キジ子は我の肩に乗ってニャーニャー鳴いてるし、モコはハンドルからボンネットによじ登ろうとけんめいである。
 危なくて運転に集中できない。その都度、周りをちょろちょろする猫たちを掴んでは後部座席に投げるが猫たちは懲りずに何度も運転手にまとわりついて来る。とうぜんハンドルもふらついてしまう。助手席の犬ベルコも心配顔である。
 気がつけば、後ろには工事用の大型トラックが急接近していてクラクション鳴らされ、慌てて路肩に停めたが、危うく事故るとこであった。

 それは高速内のことではなく、インターまで下りる山道のことだから、スピードは出ていなかったが、またしても我はいったい何をやっているのか!!と思わず自問した。またも命縮めるようなバカなことをしているではないか。
 けっきょく、昨日は朝から買い物などはできるだけしないで、できるだけ早く韮崎から高速に入って、キジ子を肩に乗せて、モコは膝に乗せて片手で押さえつけて、もう一匹の様子を伺いつつ片手ハンドルですっ飛ばし大急ぎで帰ってきた。
 昼過ぎウチに帰り、連れて行った猫たちをそれぞれの部屋に投げ入れてほんとうにホッとした。無事を痛感し缶ビール開けて、からからの喉を潤した。
 そして誓った。誰か他の同乗者がいて、猫たちの世話や様子見てくれるのならともかく、1人のときは、犬はともかく猫は連れて行かない。連れて行くとしても一匹だけ、それもしっかりしたケージに閉じ込めての話だ。こんなことで事故って命落とすのはバカらしいではないか。
 バカだから何度でもバカなことを繰り返す。ほんとうに危険なことは回避していかねばと先日も悔いたばかりなのに、だ。

 ※今回行かねばならない目的については別に書きます。

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