一体何が起きているのか、今、まず何をどうすれば良いのか2021年03月17日 21時51分57秒

★また、申し訳ないが私事を書かせてもらう

 いま、夜も10時近くなのに、我家の頭上をオスプレスイが横田基地に向けて何機も飛び交い騒がしい。
 アメリカからバイデン政権の要人が横田基地から来日中とのことで、この数日米軍機が大小やたら飛び交って騒がしくてたまらない。
 これは書くべきか迷ったが、前回拙ブログを記してから様々なことが起きた。そして今もどうしたらよいのか悩み迷っている。

 父のことではない。幸い有難くも我が老いた父は、今晩も介護施設でお泊りなので、今こうして我は、父のことはさておき、パソコンに向かいこのブログに向き合えるわけだが、前回から毎度のことながら次々難事が起きた。
 トラブルは我が影法師、とはロス・マクドナルドのハードボイルド小説のタイトルだったと記憶する。我の場合、トラブルとは毫も思わないが、我が人生は常に次々多事多難が次々起きる。それは何故か自問すれば、要するにまさに我が身の不徳の致すところ、自業自得なのだと思うしかない。
 そしてまたしてもこのところそれが続いている。世間の人にとっては、一笑、もしくは嗤われるようなつまらない出来事であろうとも思うが。

 ウチには、今、猫がたくさんいて、三本脚猫のキジ子を筆頭に、約10匹~、面倒を見ている。それもこれもこの数年、我の持病、人生ネグレクトにより、何もかも猫たちのことをも放擲して、一切何の処置もしなかったからだが、さすがにこのままだと「多頭飼い飼育崩壊」、となって、ご近所の方々から非難されるだけでく、保健所やら行政が介入して来て警察沙汰やらメディアに報じられることとなってしまう。
 そんなで、いまは順次、雌猫は避妊手術を受けさせ、これ以上の増殖は終わりにすべく何とかこれでも対処している。
 そんなでできるだけ室内飼いとして今は二室、猫ちゃんたちのために専用の部屋を設けている。正直なところ彼らの餌代や、トイレの始末だけでもかなりの負担となっているが、それもこれも全て自分に責があるわけで、今はともかく縁あって関わったモノゴトにはとことん最後まできちんとせねばと、これでも奮励努力中なのである。
 何もせずにこれからもずっと放擲して行けば、その先に在るのは、ただ破滅だけであって、そんな風に自堕落、自暴自棄にして動物も含めて多くの人たちにご迷惑おかけして自滅・自死するのは本意ではない。

 で、先日も、その雌猫一匹を、午前中からウチのかかりつけの拝島の動物病院に避妊手術のために連れて行った。
 が、昼過ぎ、病院から電話がかかってきて、何故か麻酔がうまく合わず、猫の体調がおかしく今回は手術は見合わせたいと連絡があった。
 それで引き取りに行ったのだが、その日はこちらも慌てていたこともあって、つい帰宅して車のキーを停車後に抜き忘れて、そのままにしていたらバッテリーが上がってしまってエンジンがかからない。
 以前も何回か、前の車のときにバッテリー上がりは起こしたこともあったが、近所に懇意にしていた個人営業の修理工場があって、そこの人に都度来てもらい「修復」させてもらっていた。
 その人に頼んで、以前の車がいかれたときに今のこの車、ホンダのバーモスを中古で格安の20万円で手配してもらったのだが、彼はいま、実家のある三重県に帰郷してしまってこちらにはいない。
 さて自分一人でどうしたものか。我はJAFとかに入っていないし、何とか自力で起動させるしかないのである。
 ご存じのように、車とは、いったんバッテリーが上がったとしても、エンジンさえかかれば、走らせているうちまたバッテリーは充電できる。
 ともかくエンジンがかかるようにするには、ライターを点火するごとく、他から、火ではなく、電気をもらってエンジンを動かせばいい。

 一番簡単なのは、他の車を側に招いて、その車のバッテリーと上がってしまった車のバッテリーをジャンピングという手法で接続して、電気を他の車からもらい、それでエンジンをかけて起動させる。※ジャンピングとは、バッテリーが上がってしまった場合に、他の車からジャンピングケーブル(ブースターケーブル)を使って電力を分けてもらい、エンジンを始動することをいう。
 あるいはバッテリ―チャージャーのような充電器から接続させて、それでエンジンをかけて修復させる。

 手順は、かつて何度も見ていたのでわかっているのだけど、自ら一人でやったことはこれまで一度もない。常に誰か他者にお願いしてやってもらっていた。
 ともかく、車自体まったく動かないのだから、誰かに来てもらい、ジャンピングするにせよ、他の車を側に寄せてもらわないとならない。
 ご近所にそれを頼める人もいなくはないが、まずはウチの車のバッテリーがどこにあるか、である。
 恥ずかしい話、自分の車のなのに、バッテリーがどこにあるのか知らないしその場所がそもそもわからない。何するにせよ、まずはバッテリーがどこにあるか、その位置を確認することからだ。※ボンネットの開け方すら実は知らなかった。

 と、同時に、考えたが、誰か他人様にお願いして、車出してウチの前まで来てもらい、ジャンピングさせてもらうのも気が引ける。ならば、小型のバッテリ―チャージャーを購入して、それでエンジンをかけようと考えた。
 早速Amazonで検索して、中国製だったが、高評価の「ポータブル・エマージェンシー・ジャンプ スターター」なる小型蓄電池を注文した。ブースターケーブルも付いている。値段は5千円もしなかったが、今の我にはやや出費であるが仕方ない。
 これがあると山梨の倉庫などへ行ったとき、もしまたバッテリー上がりのときなど、誰にも頼らずとも一人で対応できると考えたから。そう、向うは近くに民家はあってもそもそも車も人もいないのである。
 それを早速ポチってから、車の中をバッテリーがどこにあるのか探した。積んである荷物もどかして隅々まで。しかしどこにもみつからない。
 以前乗ってた車、ほぼ同型のミニバン、スバルのサンバーは、運転席だったか助手席だったか、前の座席の下に格納されていた。座席を上げればすぐにバッテリーは剥き出しになった。
 が、今の車、ホンダのバモスは、その下は空間となっていて、物入れとして使えるのである。となるといったいバッテリーはどこに?後部座席も同様に下は空いている。謎は深まるばかりだ。荷台部のさらに下であろうか。

 まずバッテリーがどこにあるか確認できない限り、人を呼んでジャンピングするにせよ、自力でジャンプスターターでやるにせよ、何も始まらない。いっそメーカーに電話して確認しようかとも考えた。
 が、ネットで、バモス、バッテリー、位置、とか検索入力していたら、とある、メカニックの人がやっているサイトがヒットした。
 見出しはこうである。『どうしてこんな場所にバッテリーが!?バモスHM2 バッテリー交換』という画像付きの記事であった。
 交換するわけではないが、ウチの車と同じ機種のバッテリーの場所がそこには写真付きで示されていた。
 それによると、まさに表題通り、バモスの場合は、どうしてこんな場所に!、と驚くほどのところにバッテリーは収納されていた。

 前のサンバーも同様に、この手の車は、前の部分、鼻っ面がほとんど出ていない。フツーの四輪車に比べて全体はほぼ四角いボックス型である。
 そのごく短い前面部、僅かに出ているボンネット部を開けると、そこにエンジンやら様々な機械がキツキツに収納されていることがわかった。
 まず見えるのは、ウオッシャータンクである。これはフロントガラスをワイパーで拭くときに出る水が入っているようだ。
 で、バッテリーは、信じられないことにそのタンクの真下、タンクを背負うように隠れて入っていたのである。となるとまずタンク自体を外して、いったん浮かせてどかさないことにはバッテリーに手が届かない。
 これはとてつもなく面倒だとまず思った。念のため、この車をウチに手配してくれた三重県の修理工場の人に電話して確認したらば、その通り、ホンダ車はそんな場所にバッテリーが入っているのだと言う。彼も当初、どこにバッテリーがあるか探すのに苦労したとも。
 ともかくこれでまずバッテリーの位置だけは判明した。ともかくタンクを外してやってみるとかない。

 そもそもバッテリーが上がったのが、火曜日9日のことで、やがて週末となり、11日木曜日の夕方には父が介護施設から戻ってきてしまい、翌金曜は、医師による訪問診察の日で、あれこれずっと慌ただしく車の件は、ひとまず後回しにして、来訪に向けて父の部屋の掃除や庭先の片付けに木、金と追われていた。

 そして金曜日12日。訪問診察は午前中、早めとのことなので、朝早くから父を起こして、朝食も摂らさずにまずは自室に閉じ込めて、我は玄関を掃いたり庭先の片付けに追われていた。
 そしたら近所の親しくしているオバサンが突然来て、泣きそうな顔で、また線路で猫ちゃんが死んでいる、と言う。
 示された場所を見たら、我家の前の八高線の線路内で、レールに沿って黒い塊が伸びている。すぐにウチの猫だとわかった。電車にはねられたのだ。
 慌てて線路のフェンスを乗り越えて降りてみたら、首輪していないが、うちで産まれたミーという名の若い雌の黒猫であった。内臓が飛び出していたから即死であっただろう。抱き起したらまだ少し身体は暖かった。
 【続く】