ここから、これから少しでも持ち直していく。2021年06月01日 23時44分55秒

★6月に入りました。

 何から書いたらよいものか。まずは父のコトを少し。

 父の体調、食べられなくなって痩せて体力が落ち衰弱がさらに進んでしまったことは先に書いた。
 じっさい介護施設から帰宅しても歩くのもやっとで、ウチの屋内はモノがあり過ぎて、とても車椅子は使えないので、我が常に手を引き、座椅子からは抱き起して立ち上がらせて、と、ベッドからトイレまで家中どこに移動するにせよ朝から晩まで介助さねばならない。
 ふらつきもひどく、先の帰宅時は、何度よろめいて家の内外で転んだかわからない。父に押され倒されて我も共に転んだこともある。身体中青あざだらけとなっている。

 ともかくこのところは食べさせるだけでも一苦労ゆえ、けっきょく先月後半から、父は介護保険の点数いっぱい施設に預けることにして在宅の日は極力減らすことにした。
 一晩程度の世話は労苦だと思わないが、二晩、つまり朝から晩まで終日家にいる日があると、こちらも睡眠不足もあって心身の疲労で精神的に疲弊して体調がおかしくなる。
 そんなでなかなか我が家には帰れない父には可哀想というか、すまない気持ちでいっぱいだが、父が帰宅する日は朝から気が重いというのも正直なところだ。
 これが母がまだ生きていたり、我に妻なり子なり他に家族がいれば、介護も分担でき、気持ちも体も楽だろうと思うが、ともかく今は父一人、子一人という家庭なのだから我一人ではとても24時間父の世話はできない。

 ただ、そうして今はデイサービスのお泊りとショートステイに預かってもらえているが、このままさらに老衰が進んでしまえば、食事が摂れないだけでなく、そこに行ってもひたすら眠ってばかりなら利用自体難しくなるだろう。
 その場合、特養などに入れて完全に我の手から父は離れることになると思うが、その日も間もないとひしひしと感じている。
 また、ひどく転んでまたもや骨折などしてそのまま病院介護施設に収容されるか、その可能性も高い。
 あるいは誤嚥性肺炎起こして即そのまま入院ということも。
 幸いなのは、今行っている介護施設でもコロナ患者は発生してなく、通常通り通えているから我も父も今までの日常の延長で何とかやっていけているわけで、コロナで施設閉鎖とか当人が感染ということになれば、その時点で嫌でも全ての終わりとなろう。有難いことである。

 父が帰宅する日の前の晩は、いつもあれこれ「この先」のことを不安に駆られて考えたものだが、もう百歳近くまで生きて来れたのだから何が起きようと「そのときはそのとき」だと思考停止という方便を覚えた。
 高齢の老人優先に、コロナのワクチン接種がウチの市でも進んでいるようだが、我としては在宅時にかかりつけ医が来て打ってくれるのならともかく、父を連れてどこかの会場に出向いて集団接種などまったく受ける気はない。コロナに感染しなくてももはや明日をも知れぬ年齢なのである。ワクチンは早く打ちたくてたまらない、もっと若い元気な年寄りにまわしてくれ、という気分だ。

 さておき、父のことはともかく、先月5月はともかく慌ただしかった。予期せぬ事態が次々起きてしまった。今も何一つ解決はしていない。
 が、今、月も改まり、ようやく事態はやっと収拾の方向に向かっている。むろん我の多事多難な(一概に何が多難かはともかく)人生はこれからも変わらず続く。
 実は今月、6月は、九星気学から見ると、我の運勢は今年最悪の月なのである。
 ならばこそ何があろうと父のことも含めて、今月を無事にともかく乗り切れれば、たぶんこの先しばらくはさらにこれ以上の悪いことはないだろう。運勢もだんだん持ち直していく。

 実はコロナ大不況で、我の商売も注文が途絶えて、父の年金も介護保険代と施設利用料の増加で振り込まれた分は右から左へ消えていく。生活のため我の貯金も切り崩して残高はゼロに近い。
 それに加えて、Amazonなどでの支払いでの引き落としも嵩み、我の通帳の引き落としできないマイナス残高は20万近くとなってしまった。
 このままだと、父母名義の定期預金を解約しないとこの家の家計は破綻してしまうと真剣に考えるこのところではあるが、なにはともあれ父はまだ生きているし、我も何とか無事生きながらえている。
 今ここを凌げば、ここを乗り切れば持ち直せると思いたいし、きっと良くなっていくと思っている。
そのためにもともかくまずは、今月を無事に乗り切ることからだ。

 無理せず、慎重に丁寧に何事もきちんと向き合っていく。
 これから、ここから少しでも少しづつでも持ち直していく。元の生活を取り戻していきたい。もうダメだと思うことも、つとあるが、まだできる、まだまだがんばれると信じてやっていく。