父の死から一か月2022年10月16日 07時26分50秒

★そう、父はもうどこにもいないのだ。

 先月の14日に父が逝ってからちょうど一月が過ぎたことになる。
 昨日、ようやく我の人生が再び少しだが動き出したという感じがしてきた。むろん、まだ父の遺したものは、着てた衣類をはじめ何もかも何一つかたづいていないが。

 この一か月、ともかく慌ただしかった。あたふたしているうちに一月があっという間に過ぎた。
 まだ今月末の納骨の法要までやるべきこと、その準備や手配はあれこれあるのだが、ともかくやっと次の段階に進みだしたという気持ちがしてきた。

 先のブログ、つい悲嘆的なことを書いてしまい、読まれた方に多々ご心配おかけして申し訳ありません。
 消そうかとも思ったが、それもまた心の一面、事実であり、それはそれで留めることにした。
 あれから、また新たな啓示というべきか、これからどう生きていくか、心構えというか指針が我に下ってきて、勝手な言い分だが、今はもう何とか大丈夫だということをまずカンタンに記しておきたい。
 その啓示についてはまたきちんと書きたいと考えているが、一言で言えば、もう覚悟を決めて、我の残りの人生は、亡き人たちへの鎮魂とまだ生きている人たちへの償いに生きていくということだ。終身刑を受けた受刑者か修道僧のように。

 今朝もまた6時前に目覚めてしまい、もう少し寝なおそうかと思ったが、あれこれ考えてもう眠れなかった。
 ふと父のことに思いが行き、父の死から一か月が過ぎた・・・そうか、もう父はどこにもいないのだ、もう二度と戻らないのだと思いがいったとたん、どっと涙が出てきた。
 父を病院で看取り送った時以来、初めて声だして泣いた。やっと「死」を実感した。

 そう、もう父はどこにもいないのだ。もう帰ってこない。これから一人で新たな人生を生きていかねばならないのだ。