明日を前にして2015年08月29日 08時47分34秒

★8月も終わりとなって思うところと近況を少し 
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 八月も間もなく終わる。今日も曇り空、ときおり小雨が降り半袖半ズボンではもう寒いほどだ。あれほどの暑さが急に収まったかと思うと、一気に秋が来た。しかも10月だかの気温となった。これでは体調がついていかない。風邪ひいている方も多いかと思われる。どうかご自愛ください。
 マス坊は疲れも溜まったからか、またメマイがややひどくなって今日は一日静養に努めている。

 私ごとだが、近況を記すと、今週は、火水とまた山梨へ友人と行っていた。件の笠間に住む社員氏である。彼を招いて、かなりの作業を成し終えた。
 これは書くべきか迷ったことだが、向うの家、古民家の天井裏にハクビシンなる野生動物が住み着いて、一階奥の部屋の天井板を踏み破って糞をまき散らしたりして大変な有様となっていたのだ。
 以前、記した深夜の屋根裏の散歩者は、どうやらその動物らしく、一度天井裏を覗いてその姿を確認した。真っ白い大きな尻尾をひるがえして逃げて行ったので間違いなくハクビシンだと思う。リスやネズミの類の小動物ではない。かなり大きく、ウチの犬ほどもある。

 で、屋根裏にバルサンなど薬剤をたいたり、対策はとったが、屋根と軒の間に小さな隙間があって、彼はそこから入り込むらしい。ものの本によるとこの動物は、頭さえ入る穴があれば体も全部入るとのことで、犬はそんな芸当はできやしないからおそらくイタチの仲間ではないか。
 こちらもいつもその古民家に常駐していれば、ハクビシンが来るたびにどやしつけ、追い払えば来なくなるだろうが、基本ほとんど空き家状態で手のうちようがない。

 今回は、端材を持ち込んで、まずその入って来る隙間を塞ぐことと、ハクビシンが踏み破って垂れ下がった一回の天井の補修であった。
 狭く暗く埃だらけの屋根裏に入り込んでの難作業と、天井を見上げて釘を打ち込むという慣れない面倒な大工仕事を二人で何とか成し終えバテバテとなった。

 果たしてこれでもうハクビシンは悪さしないかはわからないが、古民家というのは、こうした面倒な手間や補修作業が欠かせない。今もまだ手を加えねばならない箇所があちこち山ほどあって、いちいち地元の大工に頼むわけにもいかず、基本自分でやらねばならない。

 古民家に住むということは、園芸や庭造りも含めて、大工仕事とか何でも自分でやってみることを厭わない、手仕事好きの人でなければ務まらないと知った。「生活」とは、単に飯作ったり掃除したりするだけではない。古い大きな家や広い庭そのものを管理し常に手を加えて良い状態に維持しないとならないのであった。自然の中にただそこに住むならリゾートマンションをお勧めする。

 古民家の暮らし、田舎暮らしに憧れる人もいよう。が、現実はほぼ行くたびに掃除と草むしり、そして補修、ゴミ捨てなどに追われ単に疲れに行くだけに思える。良いのは面倒な人間関係がそこにはないだけだ。
 自分の今住む家だって片付かず、ゴミ屋敷寸前なのである。他にも物件を抱え維持する余裕など体力的経済的にも本来無理であったかと作業しながらこのところよく考える。

 しかし、これもまた経験であり、もしここ、須玉の古民家がない場合、これまでの人生がうまく収まったかまた怪しくも思う。もう一つ別な場所が今あるからこそ、何とか気分転換も含めて心の置き場所が持ち得た。今住む多摩の自宅だけでは老親とガラクタいっぱいで逃げ場がなく、息詰まり発狂してしまったかもしれない。
 ならば、あれこれたくさん抱えて大変だが、それを維持できるうちはがんばって維持していくしかない。
 そしてまだ夢がある。その須玉の古民家が快適な住まいに変えることができたら、おそらく自分は山梨に居を移すかと思う。つまりごくたまに東京に来ることはあっても山梨県民として、八ヶ岳の麓で晩年は生きるということだ。

 ようやくわかって来たことだが、近所にはやはりユニークなミュージシャン一家も暮らしているし、ごく最近近場に面白そうな食堂や廃校を利用した喫茶店などもできた。そうした人たちとはかって、そこ北杜市でもまた何か面白いことを発信できると信ずる。

 木曜は、女友達と東中野ポレポレで、沖縄のドキュメンタリー映画、「うりずんの雨」と「戦場ぬ~」をまた観てきた。
 大いに考えさせられ、また大きな刺激を受けた。道は一つ、はっきりと見えてきた。もう何も怖れないし迷いはしない。沖縄は捨石となり要石とされつねに時の権力に翻弄され苦難を背負わされてきた。が、彼らは屈しなかった。負けはしなかった。ならば彼らに倣い連帯し闘いの輪を広げていくだけだ。まず力をつけて人間関係をさらに豊かに確かに広げていく。焦りも諦めも迷いもしない。

 昨日今日とさすがに疲れがどっと出て、メマイふらつきがまたひどく起きているのがしんどかったが、安静にしていたら体調は戻った。
 明日の雨が心配だが、すべては神のみ心のままに、という気分でいる。問題はギターが雨に濡れることだが・・・

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