明後日、まずは腸管のバイパス手術する2016年04月05日 23時20分09秒

★癌の前に、まずは癒着した腸の手術をすることに

 手短に記す。母の容体、いろいろご心配おかけして申し訳なく思います。そして様々な励まし、心からただ有難く思うしだいです。

 昨日は担当医が所要で不在で、今日火曜日の午後遅くようやく詳しい話が聞けた。
 要するに、母は今、肥大してきた癌の固まりに内臓、腸管が押されてきて癒着を起こしてしまい、腸閉塞を起こしている。ただ、まだ完全に不通、詰まってはいなく、押しつぶされて細くなっている状態で、硬いものや消化の悪いものを食べたりすると食べた物がうまく腸管を通らず、痛みや炎症を起こすらしい。
 この数日入院して一切何も食べず飲まずで腸を休めたおかげで、その炎症はだいぶ収まって来たとのことで、今日の昼はやっと薄いお粥が出たとのことだった。ただ、食べると腸が刺激されるらしく、何度も下痢をしたとのことであった。が、ともかく少しでも口から食べられ便として出せているなら状態はだいぶ改善されたとは思える。

 ただこのままにしておくと、完全に機能不全となって口からは水さえとれなくなってしまう。で、まずは、開腹してその癒着した部分はそのままにして、潰れていない腸管部分を繋いで、通りを良くする、いわばバイパス手術を行うことになった。
 肥大してそうした悪さを起こしている癌部位に対しては、放射線治療しか手はないが、まずはそのバイパス手術が先決で、あまり時間的余裕はないとのことで、明後日の午後に急きょ決まった。

 実はその母は今家に戻ってきている。医師に頼み込んで、手術を前に一晩だけ特別に帰宅させてもらったのだ。というのも先日の救急外来で即入院となってしまったため、母でないとわからない書類や入院中の申し送り事項などが溜まっていて、先の予定が立たないからこそ、手術する前に母に確認してほしかったからだ。

 今日の夜から明日朝までのわずか10数時間の自宅滞在だが、それでも母が戻って来て今家人は皆ほっとしている。認知症の夫は当然のこと、犬猫たちまでもコーフンして大騒ぎである。いつも母のベッドで一緒に寝ていた猫は久々に安心して甘えて眠れることであろう。

 手術も含めて先のこと、あれこれ不安に思うことも正直たくさんあるが、今は、汝明日のことは明日思い煩らうべし、という気持ちでいる。すべては神のみ心のままにだと。