我が人生もリハビリ中2016年05月11日 21時58分24秒

★いちにち一日、少しづつ戻していく

 実は、また母も入院していた。今日11日の水曜午後に退院となった。今回は一週間で退院できた。

 先だって大型連休の最中、5日の子どもの日、夕時に昼に食べたものを全部戻して、便も出ないと苦しがったので、ちょうどその日は、父の夜の食事介助に行こうとしていたこともあり、そのまま母も乗せて立川の病院に行った。
 休日の急患扱いだったので、脱水を抑えるため点滴入れてそのまままた入院となってしまった。退院してから二週間しか経っていない。
 正直なところ、また腸閉塞か、ふり出しに戻ったかとさすがに気持ちは落ち込んだ。そうしたことを、またこの場で記せば、もう親たちが生きている間は、そうした病状と介護のことしか書かない闘病支援ブログとなってしまう。我としてもうんざりであった。

 が、翌日行ったら、幸い今回は腸も動いていて、あれからまた良い便も自力で出せたとのことで、母は点滴は入れつつも翌日から食事に重湯も出された。ならばそんなに大事でないことがわかった。
 そして食事もじょじょに普通食に戻されて、今週月曜に担当医と会い、退院予定日も相談の上出た。5日が木曜だったから今日でちょうど一週間である。
 医師の話では、今回は腸閉塞ではなく、便秘からの体調不良だと言われ、食事に注意するよう、しかしあまり神経質にならないでと指導された。
 これから母の食事はより注意が必要となるが、願わくば夫婦三度目のW入院だけは願い下げとしたい。病院内を行ったり来たり二人を交互に見舞うだけでもうへとへとになってしまう。

 一方父のほうも、今日から病室がリハビリ専門の棟へと移った。前のような外科患者、それも高齢かつボケのある人を集められた四人部屋に比べると二人部屋でかなり広い。
 基本そこでは、車椅子に日中は座らされ、病室とリハビリ専用ルームの往復が日課となる。食事もテレビのあるホールで車椅子に座って他の患者たちと共にとるようになった。もう我が食事に立ち会って介助しないでも良いようだ。

 ただ、父がここに誤嚥性肺炎で入ったのが先月の11日だから、ちょうど一か月。途中で骨折さえなければとうに退院できたはずだが、まだまだ先は長い。
 さすがに、人とあまり話さないから言葉は呂律が回らず不明瞭になってきたり、従来の認知症とは違う入院からのボケも出て来たようだ。リハビリの時間以外は、ひたすら眠ってしまったりと、ケガの回復と反比例して彼の気持ちも倦み疲れ萎えてきている。
 このまま病院に預けっぱなしだと折った部分は治っても当人の意識が萎え朦朧としてしまいそもそも帰宅したいという強い意志すら覚束なくなりそうだ。

 ならばやはり一日一回はともかく顔出してあれこれ話しかけたり犬猫の写真や映像を見せて気持ちを奮起させないとならない。
 入院して一か月たったわけだが、訪れる側としてみると実にあっという間であった。あれこれ次々事態が新たにあったからだが、気がつけばひと月が過ぎていたのだ。
 今の希望としては、今月末には同病院の系列の、青梅線東中神のほうの病院へと転院させたいと願っている。さすれば通う側からすれば少しは近くなるので楽になる。
 今のところは、立川といっても矢川駅に近く、ほとんど国立市なのである。その希望がかなえば、通うに費やす時間も半分になるかと思う。それだけでもずいぶん違うはずだ。

 そして・・・
 四月頭の母の入院から我の人生も親たちの見舞いと介助だけでいっぱいになってしまい、まったく何もできないでいた。ライブどころか、誰にも会えなかった。※ウチにちょこっと来てくれた人はいたけれど。
 我人生も萎えて、もう身動きできなくなってしまっていた。が、母も戻ってきたことだし、父のリハビリも本格化していくわけで、我もまたようやくだが、成すべきこと、今すべきできることを少しづつでも再開していかねばならない。いわば我もまたリハビリ開始である。

 我が机周りも部屋も玄関すらめちゃくちゃだし、もうどこもかしこも足の踏み場のない状態になってしまった。今もまだ疲労が蓄積されてフラフラである。しかし、それでもこれから少しづつ、家も身も共に元に戻していきたいし、出来るはずだしそのつもりでいる。

 焦り苛立つ気持ちは当然ある。しかし、少しは良い方向に風向きは変わって来たと思う。今までは本当にまったく時間がなく病院の往復だけで何もできなかった。これからは少しは時間もとれる。そしてできる時にその時間をうまく使っていくことだ。
 むろんまた突発的問題事が起きるかもしれない。しかしそれもまたかまわない。それは起きた時に考える。今あれこれ思い煩わっても仕方ない。すべてその時はそのときだという気持ちでいる。それが今回学び得た教訓だ。

 今までこのブログの読み手の方々にも大いにご心配おかけした。多くの励ましを頂いた。全てが本当に有難いことであった。これからはそれに報いていきたいと思う。ただ全てに感謝している。
 皆様にも神の恵みとご加護がありますように祈ってます。

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