みほこんのレコ発初ソロコンサート、大盛況のうちに終わりました!!2019年03月31日 23時29分46秒

★ともかく無事に終わった!! 有難うございました。

 11時過ぎ、家に帰って来た。本日の谷保かけこみ亭での、「うたうバイオリン弾き」みほこんのレコ発ライブ、何とか無事に約30名もの超満席の観客を集めて大盛況のうちに終わりました。終わってほんとうにほっとした。今はただ安堵している。

 今だから記すが、みほこんにとって彼女がメインのソロコンサートというようなものは、おそらく今まで体験したことはなかったかと思う。
 先にも書いたが、バイオリンを弾きながら自ら唄うという特異なスタイルゆえ、ギターをジャカスカ奏でて唄うようなフォークソングのように、長時間一人では場が持たない。いや、本人の体力が持たない。
 よって、彼女はこれまで常に、自分だけのソロステージは、だいたい30分程度に収めて後は余裕あるとき、他のシンガーのサポート役に徹していた。だからみほこんがソロで企画したコンサートはこれまでなかったのだ。
 で、今回、我は、このところのみほこんの充実度、体力も鑑み、そろそろメインで、単独でないにしろ自らの名を冠するコンサートができるはずだし、すべき頃だと考え新作CDもできたことだし、その「レコ発」記念のコンサートを持ちかけた。
 そしていろいろな都合で、けっきょく彼女にとっても多くの人にとっても一番忙しい年度末の3/31日に決まり、それに向けてずっと調整を続けて来た。

 まずその時点で、やや不安な気持ちを抱いていたところ、ゲストに招いたシンガーがケガして不参加になるとの連絡も一週間前に届き、さらには、彼女自身もどうしたことかこの一週間、季節の変わり目?プレッシャー?からか体調を崩して、ほとんど何も食べられない状態に陥っていたという。
 一週間前、吉祥寺で練習の際会っときは、すごく元気で、これなら本番当日は大丈夫だと安心していたら、今日、店に来たとたん、実は今ずっとひどい不調が続いてるのと知らされ驚き困惑した。そんな体調で果たして今日は最後まで務まるか我は大いに不安を感じていた。
 そんなで今日現れたみほこんは、すっかり面やつれして、ずいぶんほっそりとして痛々しく胸痛めた。果たしてコンサートは最後まで持つだろうか。その体力が続くのか。

 しかし、大したものだ。責任感の強い、いつだって何でも真剣な彼女である。観客を前にして始まってしまえばそうした不調はおくびも出さず、、ほとんどこの数日固形物は何も食べられず、ほぼ水しか飲んでいないのにも関わらず、最初から最後までいっさい手を抜くことなく崩れることもなく、唄に語りに、バイオリンに、とことん全力投球で唄いきった。来られたお客様たち全員をたっぷり魅了し堪能させた。いやはやすごいサービス精神であり、使命感である。その気力に驚かされた。ここまでできるのか、である。その火事場の底力的体力、いや、本来の実力に感心驚嘆した。

 我など、ちょこっと一緒にギター弾いただけで、もう疲労困憊、終わって気が緩み強い脱力感に襲われたのに、彼女は、午後5時半過ぎから途中休憩は挟んだものの9時近くまで、出ずっぱりで、約30人もの観客を前に手を抜くことなく一人で語り歌いバイオリン弾きまくったのである。※クラシックの世界を知る人ならバイオリンにせよ一つの楽器をそんなに長時間弾き続けることはまず有り得ないとご理解できるだろう。

 ゲストシンガーも二組招いたが、その彼らのステージの時も休まずずっとバイオリンとコーラスで出ずっぱりなのである。病気がちの平素の彼女からは想像もできない信じられないような体力だ。終えてある意味、彼女自身、今回のコンサートを成し遂げたことは大きな自信になったのではないか。さらなる飛躍の礎になったなら本当に嬉しい。
 我など観ているだけで、どこまで体力が持つか、もっと語りを短くして早めに終わりに持っていけ、とハラハラして胃が痛くなる思いしたというのに。

 とにもかくにも今のみほこんの全てが出尽くした記念碑的素晴らしいコンサートになったと思える。新作CDのみならず、過去の楽曲も一曲ごときちんと説明尽くして丁寧に唄っていく。ここまで至れり尽くせりのコンサートにしなくてもと我はヤキモキもしたが、それが彼女の魅力、人柄なのだろう。
 彼女がこれまで様々な場で出会い関わった人たちが余すところなく来てくれた。それもまた感心した。何しろ予約だけで20名近くもいたのである。我の知る限りそんなシンガーはいない。
 多くの人が来るだろうとは予測したが、まさかこんなに多彩な顔ぶれが集うとは企画した我自身が驚かされた。

 このところ、そのアーチストと芸術作品は別に考えるべきかその是非が、とある役者・ミュージシャンの覚醒剤事件で逮捕以来喧しい。しかし、みほこんを知り、その人柄と音楽を知れば知るほど、うたとは、音楽とは、その人の人柄そのもの、人間性なのだと思い知らされる。そう、良い音楽は良い人と一体なのだ。つまりその素晴らしい音楽そのもの、神が与えた才能そのものの存在が「みほこん」なのである。そしてそれは当然人柄、人間性であり、その飾らず驕ることのない人柄は誰からも愛され、その素晴らしく高い「音楽性」と共に多くの人に愛され高く評価されていく。

 我マスダは、そんな素晴らしい人と知り合い、こうしてその音楽ライブの企画を立てることができ、本当に心から光栄に思う。そう、拙くとも我が下手くそなギターやうたを人前で演ることになったきっかけも、彼女が作ってくれたのだ。みほこんと出会わなければ、我はたぶんただ音楽好きのネット古書店のオヤジのままだっただろう。まさに我にとって聖母マリアのような存在だ。

 その恩返し的に、今回のレコ発ライブをかけこみ亭で企画させてもらったわけだが、すべての我の不安は杞憂に過ぎず、彼女はその本来の実力、魅力、素晴らしさをどんな体調であれあますところなく見せてくれた。そして今思う。もはや我があれこれ何も心配することなどもう一切不要だと。
 彼女のうたの一節ではないが、神はきちんといつも見ていてくれて、ちゃんと守り、恵みとして正しき人にはその成果を与えてくれるのである。彼女はずいぶん苦労もしたはずだし、かなり辛い状況の頃も我は知っている。しかし、音楽の神がいたからこそ、彼女の真摯な思いに神はきちんと応え、唯一無比の「みほこん」という素晴らしいシンガーが生まれたのだと確信している。

 ならば我も、その神に祈り願おうと思う。いや、こんな我は望むべくもない。その前にただ感謝あるのみである。みほこんという希望の星を我らに与えてくれたことに対してだ。それは誰にとっても。こんな時代にみほこんが在ることは大いなる救いではないか。

 みほこんは今本当に素晴らしい。ぜひ、まだ知らない方はまず彼女の生のステージを観に来てほしい。まさに天使の歌声である。現実に打ちのめされている者には救いと癒しのうたであろう。バイオリンに「愛」の思いを託して唄う。こんな人は唯一無比、知る限りこの日本のどこにもいない。 
 願わくばまた裏方として、彼女のコンサートをこんな我でも企画できたらと願うのみだ。
 ともかく無事に大盛況のうちに終わって良かった。今日はあれこれいろいろ心配もしたけれど終わり良ければ全て良し、今はただそういう気分でいる。

 すべてに有難うございました。我はまたしても救われた。