「世界」が変わらない、変えられないとするならば2019年07月22日 09時41分44秒

★まず、自らを変えていくしかない

 金と巨大な権力を持つ者たちが支配する「世界」はおいそれとは変えられない。今回の参院選を通して見ていてつくづくそう感じた。

 ネット上でもラジオなどでもやたら自民党の選挙広告が流れて来る。つまりそれだけ金があり湯水のように自由に金を使えるのだ。
 選挙結果に対してまたしとも、と失望している方も多々いるかと思う。しかし、我は、巨大な権力、しかも金をしこたま持っている彼らに対して、持たない者たち、れいわ新選組も含めて実に健闘したと思う。そう、金も組織もない者たちが、巨大な壁に立ち向かったのが、この選挙結果なのだ。

 今回は、どこにも風は吹かなかった。ということはガチンコの体力勝負となる。鍛え上げた巨大な体躯のベテランプロレスラーに、ひ弱な子供がそれぞれ立ち向かうが如く、何とか総力戦でいくつか勝ち取ったが、比例という大土俵では成すすべもなくねじ伏せられた感がある。よってそこで、今回の自民党の勝利もまた当然の結果なのだ。ならばこれを野党も善戦、「健闘」と考えねば闘った者たちに失礼ではないか。
 そしてこの「結果」が、また次の選挙に繋がり、敗れた者も含めて新たな糧、さらなる知恵と力になると信じたい。そう、ヒトは敗北からこそ多くを学ぶことができるのだから。

 世界は一朝一夕には変わらない。それは大災害、巨大事故等なら「変わる」、変えられてしまう、かもしれないが、政治の世界は一回の選挙、それも参院選のような改選議席が半数では変わりようもない。小さな変革の芽を、いかに次につなげていくか、だ。
 そう、全ては少しづつ変わる。表面から見えない内部の地殻変動もあろうし、ずっと気づかない、わからなかったことがある日突然わかる、見えてくるときもある。

 しかし、真に変革を望むのならば、現状を変えたいと願うのならば、「世界」が変わらないからこそ、こちら側が「変わる」、変わらなければならない。
 ※それは、強大な自民党に屈して、頭下げて軍門に下った長嶋氏や細野某のような支持者支援者への「裏切り」であってはならない。それは変わったのではない。「負けた」のだ。誰よりも自分の良心に。投げ捨てたプライドはもう二度と戻らない。誰も彼らを信頼しない。

 変わると言うのは新たな戦略見直しであって、これまでのやり方、思考法では限界があると知ることからだ。
 政治の世界に限らない。我はこのところずっとそのことを考えてる。この大きな「外」の世界=現実をどうしたら変えられるのか。
 変えられないからこそ、まず自らがこれまでの考え方を変えて、「内」から「変わる」、変えなければならないのではないか。

 何であれ、始めるのに遅すぎることはない。全ては今ここから、この場所から、できることがある。変えていこう。変えられる自信がある。

 この件については多々書き足したいこともあるけれど、まずはいったん手を置く。
 今日も曇り空。夜間にまた小雨が降ったようで道は濡れている。だが、昨日よりは幾分涼しい。
 政治のことはひとまず置いて、今日からまた新たなスタートだ。ここから、まず自分から変えていく。今朝は幸い足の痛みはひどくない。

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