ほんとオリンピックなんかどうでもいい2021年08月03日 20時52分04秒

★国民すべてがオリンピックに関心あるわけではない~もっと伝えるべき大事なことがあるだろうが

 この数日、ちょっと体調悪く、父だけは何とか介護施設に送り出して自分は家にこもり寝込んでいる。
 で、起きるとテレビつけたり、ベッドの中でもスマホでニュースを検索しているのだが、表示されるのはテレビもネットも、誰それがどの競技で○メダルを取った!!とかの速報「ニュース」ばかりで、本当に辟易してしまう。
 むろん競技者の頑張りを否定するわけではない。それは当人と関係者にとっては素晴らしい、大きな出来事であるに違いない。

 が、我にとって、そもそも関心のない、興味のないスポーツの、今まで見知らぬ聞いたこともない名の選手がどんな色のメダルを取ろうと、我にとって知るべき優先的ニュースではまったくない。
 それよりも気になるのはコロナウィルスの感染状況であり、全世界的にも今後どうなるのか、対策はどうすべきか、その危機的状況も含めてメディアはもっともっと積極的に警告を兼ねて報じるべきではないか。それが「報道」であろう。
 ところが、NHKに至っては、Eテレまでも従来の放送は全部五輪中継に埋め尽くして、ひたすら朝から晩までオリンピックの報道に明け暮れている。うんざりを通り越して憤りすら覚える。
 オリンピック以外の、これまであった一般のニュースの時間はわずか15分程度に削られてしまっている。
 繰り返すが、国民全員誰もが、この東京五輪に関心や興味があるわけではないし、もっとフツーの五輪以外のニュースや番組を観たいと思い、求める権利はあるはずだ。何しろ受信料を払っているのだから。

 つまるところ、NHKはやはり権力の犬、走狗であり、菅政権がコロナ禍の緊急事態宣言下でも無理強行した、東京五輪をやたら熱く報じることで少しでも国民が関心もち、メダルラッシュに沸いて、結果として開催した政権を支持するよう「忖度」した放送を続けていると考えてしまうが違いますか?
 スポーツは素晴らしいし、その頑張る彼ら選手の姿に勇気や感動、希望をもらうことは確かにある。
 しかし、それはあくまでも一過性のものであり、今一番肝心かつ人々にとって必要なニュースは別にある。それはコロナの今と今後であり、五輪以降、我々はどうやってこの危機的医療体制の中をそれぞれ生きていけるかということだ。報道とは、その指針を示すべきものではないのか。
 そのことを報じずに、ひたすら五輪中継に明け暮れ、メダルの数に一喜一憂するニュースたけ報じるのは、すべての報道メディアにとって、かつての大本営発表に等しい、存在自体が問われる危機的状況ではないか。

 何度でも繰り返す。オリンピックなんてどうでもいい。それよりもっと今一番国民皆が知りたい、求めている報道がある。メディアはそれをまず真っ先に報じてほしい。

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