日本のサヨク、危急存亡の夏(参院選)・中2022年07月09日 23時51分38秒

★新たな突発的状況を受けて

 突然の元首相暗殺事件という予想だにしない事態が起きて、選挙情勢もとうぜん大きく影響を受けたはずだが、前回の続きを書き進める。

 まず、その前に、容疑者の「動機」などの発言がメディアで報道され始めて、それが事実だとしたうえで思うところを少し。
 容疑者の男は、母親が某宗教に入信し、その宗教に一家の全財産を巻き上げられ恨みに思い、関係のあった政治家、安倍晋三を狙ったとのことである。
 その宗教とは、大手メディアでは報道されていないが、反共カルト団体の統一教会であり、現在は別の名前となっているそうだが、容疑者はこの「統一教会に恨みがあって」、と語っているようだ。
 統一教会は、その前身の「勝共連合」時代から、安倍氏の祖父岸信介とも深い関りがあって、現在も安倍氏とも確かに大きな繋がりがあり、氏は団体の集会に賛辞のビデオメッセージなどを送っている。
 けっきょくのところ、その縁で、「逆恨み」からの犯行を起こしたというのが、実際のところなのであろうか。安易な断定や憶測は控えねばならない。
 公判が始まり、彼の口からきちんとその動機、つまり犯行に及んだ理由と、その中で統一教会と安倍氏の積年の関係も検証されることを切に願う。

 そして今いちばん怖れるのは、事実が法廷で語られて「真実」が世に広まる前に、何らかの理由で米国のように、犯人が「死亡」することだ。
 ケネディ暗殺の犯人とされるオズワルドも逮捕後すぐさま殺されて、真相は今も闇の中だし、こうした大事件の後には、内外どこの国でも関係者の不審死が相次ぐ。
 死人に口なし、真相は藪の中、としないためにも、容疑者の万全の保護を強く望む。

 いずれにせよ、民主主義への挑戦とか、テロによる言論弾圧などという大層な次元の話ではなく、容疑者の個人的家庭の事情からの宗教団体への怨恨、そこから派生して逆恨みの発露というのが正しいような気がしている。
 ただ、「無関係の」安倍氏を狙って、ということではないことは、今後、氏とそのカルト宗教団体との関係があからさまになれば、はっきりしてくるはずだ。むろん自民党議員の中の、統一教会と縁深い議員たちの名も出てこよう。

 ともあれ、どんな恨みがあろうとも殺人というテロ行為で、その恨みをはらすことは絶対に許されない。二度とこのような惨事が繰り返されないよう誰もが安倍氏を哀悼しながら強く自戒していかねばならない。

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