歳をとって見えてくるもの、わかってきたこと ― 2011年01月04日 11時02分57秒

★なかなか予定が立たず申し訳ない

 新年も四日目である。穏やかな暖かい正月である。
 今年は暦の都合で、正月休みは短いようで、お店などはどこも明日5日から仕事初めとなるようだ。ウチの大工たちは6日に来るが。世間では実質今日で正月は終わりということだ。勤め人はどうか知らないが。

 母の具合は昨晩出してもらった頓服薬ブスコバンが効いたらしく続いていてた痛みは治まった。一応新年、今月の予定もなくはないのだが、病人や老人を抱えていると先のことが見えず、計画してもその通りに進まない。

 行く予定の友人知人たちが出るライブの予定などお知らせ告知したいが、自分も行けるか直前までわからないし、我が家・無頼庵で何か企画しようにも場合によってはキャンセルとなりそうでどうしたものかと思案中だ。そろそろ今年の予定、せめて今月分だけでも出したいと思うのだが。

 それはともかく母の病気だが、大岡山の漢方の大家の診断では、胃下垂のひどいの、ということで、食事療法と漢方薬を出して貰い、間もなく一月がたとうとしている。
 それが効いたか、効果のほどはというと、一時期よりは食べられるようにもなり、一応「病名」も判明したので、多少の対策もできるようになった。
 しかし、胃はともかく、このところは腸のほうが異常に活動していて、食べた後も食べないときもグルグルゴロゴロ周囲の人に聞こえるほどお腹が鳴るときがあり、そんな日は腹部がかなりチクチクと痛むようである。所謂過活動状態と言えよう。

 漢方医のほうでは胃潰瘍の対策だけしか指示してもらっていないので、先日電話で相談したら、そういうときは焼き塩を背中に当てて暖かくする、とか返答があったらしいが、じっさいの話、激しい痛みの時に江戸時代じゃあるまいし、そんなの気休め以外なにものでもない。

 思うに、漢方というのは、基本は自然界にある薬になるような草や食物を煎じてそのエッセンスを「薬」にして服用するものだから、言わば自然食のようなものだ。長く続けていけば体質改善し、効果を上げるだろうが、急な場合には果たしてどれほど効果があるのか。

 結局、激しい痛みの時は、漢方より直截効き目がすぐ現れる化学薬品を用いるしかないように思える。かといって、その漢方医の診断が誤りだとか無意味だとも思えない。何しろ原因不明で、検査を繰り返しても病名がわからなかった母の病気を突き止めてくれたのだからそれは凄いことだ。今は漢方をペースにして、痛みが激しいときは腸の活動を納めるブスコバンという薬を飲んでいこうと考えている。

 それにしても人間の体とは不思議なものである。胃が極端に下がり腸の中に埋没しているというのが事実だとして、体も冷えるし当然食欲もなくなり食べてもすぐに膨満感で食べられなくなる。そして、消化も悪くなり体は無理やり消化しようとして異常な活動を始める。
 一つ臓器が調子がおかしくなると胃腸全部がおかしくなり、体全体の体調が崩れていく。

 若いとき、自分も当時流行っていたサブカルとかニューエイジの風潮にかぶれて、ヨーガとか整体に少しだけ通ったり本を読んだことがあった。しかし、その頃は、親も自らも健康だったし、あくまでも頭の中でしか理解することはできなかった。
 今この歳になって、親も自分もよる年波でどこかしら常に悪くなると、漢方とか整体、陰陽、気の流れというようなことが実感として掴めるように思えてくる。人間もまた一つの小宇宙なのだと本当に思えてきた。
 自分には今30代の友人知人などが多いが、自分が当時その年代ではわからなかったように、人間の体の仕組み、血や気の流れというものが今にしてはっきりわかるようになった。それも老化の効用と言えよう。

 残念なことだが人は幸福なときはその幸福に気がつかない。大事なことは失って、なくなってからようやく気がつくものである。健康というものも今自らが老いて、病人を抱えてはっきり認識した。
 ならば老いることもそれほど悪くはないではないか。人は皆老い、病に苦しむ。それもまた楽しみそこから学ぶことができよう。

コメント

_ Yozakura ― 2011/01/04 20時55分54秒

増坊様
 ご両親の介護に苦闘苦渋の日々を過ごしておられる由、誠にお疲れ様です。アカの他人には何も出来ませんが、介護で精神的に追い詰められそうになった時には、例えば、以下のような演奏を聞いて、或いは聞き流して、ホッコリとされては如何でしょう。

《君をのせて》
演奏:中川イサト
演奏店舗:カフェ・ド萌(岡山県笠岡市)----多分、増田氏が気に入りそうなライブハウスですよ
演奏日時:2010年12月25日(土曜日)。

 これは奇しくも、増田さんが、ご自宅に友人諸氏を招き、増築完成のお披露目会を開催されて悪酔いした日です。
 例のサイトの何処かに、既に上梓されている模様ですが、本日は、そのイサト・ライブに参加したフォーク愛好家《安頓》のサイより、以下の如く案内差し上げます。

http://blog.goo.ne.jp/pegasus_es2004/e/c4aac5ebbc94a8923249d2e00278707c#comment-list

 肩肘張らず、過剰な意気込みも無く、日常生活の中で歌を唄おうとするイサトの気持が真っ直ぐに伝わって来ます。介護疲れの機には、気軽に聞き流してみては?
 今年も、ご活躍を。

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