寒暖差アレルギーに苦しみつつ野沢菜を漬けていく ― 2020年11月22日 08時30分05秒
★暑いんだか寒いんだか、咳と鼻水が止まらないが
今日22日は、また気温が下がり例年通り晩秋~初冬のひんやりとした朝である。北風は今朝は吹いていない。今日も晴れて陽射しの温かさが心地良い。
が、一昨日までは、生暖かい南風が吹き荒れて気温も高く、ともかく気持ちが悪かった。穏やかな小春日和というよりも春先3月頃、春一番のようなヘンな陽気であった。数日前はかなり冷え込んで5~6度しかなくこのまま一気に真冬となるか案じてたのに。
その天気の不穏さに気持ちも何か落ち着かず、不安な気持ちを抱えつつ山梨へ行ってきた。まあ、向う山里でも冷え込むことはなく身体は楽であったが。
今回出かけたのは、荷物の搬入よりも、向うの家の庭先にある植栽、青桐やケヤキの樹の伸びた枝葉のことが気にかかって、少しでもそれを「処理」せねばと急かされていたからだ。
拙古民家のある山里は、ほぼ限界集落と言っていいほど、ほとんど人は住んでいない。行っても誰かニンゲンに遭うことはまずなく、お猿や鹿たちに出会うことのほうが多い。ご近所も住んでいるのは寡婦となられた老人だけでその姿も全然見かけない。唯一、家族のいる世帯はすぐ下の隣家だけである。
しかし、前回、雨が降り続いていた10月に行ったとき、帰り際、高低差のあるすぐ下の、その隣家のオバサンが突然やってきた。
我に、今夏伸びすぎて葉が生い茂っていた桐の樹とケヤキを指さし、落葉もすごいからこんなに丈を伸ばさずに切り詰めてくれ、落葉も困るが、危なくてしょうがないと苦情を言われた。何でも地区のどこそこでは樹が家に倒れてきて何百万も損害賠償したとか、一本切るのだって百万円したとか言う。
確かに入り口のプレハブの物置脇に生えていた桐の木は成長が早く、このところなかなか訪れることなかったら、気がつけば丈も枝も伸びてその大きな葉で、玄関までも暗く覆い隠すほど成長していた。
俗に俚諺に、娘が生まれたら桐の木を植えれば、その娘が嫁ぐときにその桐の木で箪笥ができると言うが、あながちそれも誇張ではないほど桐という木は成長がやたら早く、この一年ほどほったらかしにしていたらあっという間に巨大化していたのである。
そして葉も大きく落ちて散れば辺りはチリチリの枯れ葉が散乱いっぱいとなる。確かに隣家ではかなり迷惑したことだろう。
仕方なく脚立を立てて、小雨降る中、手の届く所だけ剪定ばさみと枝切り鋸で枝下ろしを試みた。ケヤキも切れと言われたが、高所でとても一人では危険すぎ作業は出来ないと自制した。
だが、桐は切り出してみると木質がとても柔らかく存外苦労せずカンタンに切れることがわかった。当たり前のことだが、成長の早い木は柔らかく脆いのである。人も同様であろう。
30分もしないうちに手の届く範囲の枝はほぼ全部切り落とすことができ、ほっとした。
そうしてその切り落とし葉が付いたままの枝はそのまま物置の前に積み上げ投げ出したまま帰って来たのだが、やはり「その後」も気になっていた。
隣家の苦情に少しでも誠意を示さないと田舎ではやがて「村八分」にされると聞くから近隣、特にご近所には気を使わねばならない。
で、何とか今回犬猫たちも連れて、その続きの作業を目的に出かけた次第だ。
が、行きの中央高速、山梨県内は、車窓から見る限り山々は紅葉、黄葉の真っ盛りであったが、我が山里はもう落葉は終わりに近く、庭先の桐もケヤキももう完全に葉は落として丸坊主であった。
今さら枝だけとなった樹の枝下ろしを急いでする必要もないと考え、ともかくまだ山積みのままにしてあった、先に切り落とした桐の枝葉を片付けることにした。
着いた日の翌日、午前はゆっくり農協や直売所で地場野菜買って、昼過ぎから庭の中で焚火をして枯れた雑草もろとも燃やせるものは枝も落葉もほぼ全部燃やし終えた。庭もスッキリ広くなった。
隣家の人の姿もなかったし、こちらから出向くこともないと考え、火だけ消えたか確認してから夕方から一番近くの公営温泉に行き、焚火の煙臭い身体をよく洗って広い湯船に浸かりようやく気持ちも一段落ついた。
そんなで手のかかる猫たちもいたから今回は何か落ち着かず、他のことは何もできずのんびりもできなかったが、直売所には幸い生の野沢菜が出ていて、かなりの量を買い込むことができた。
これもタイミングであり、収穫期は晩秋の一時期だけのものだから時宜が合わないと山梨へ行っても買うことはできない。今回は高菜は出会わなかったが、かなり鮮度の良い野沢菜を計7束買うことができた。いつもの倍である。漬けこむブラ樽が足りないので昨日、近くのホームセンターで新たに買い足して来た。一把の束が5kだと思うから、樽二つで収まるはずだが、下洗いしたがまだ漬けこんでいないのでどうなることか。
昨日からまた風は北風に変わりまた本来の寒さが戻って来た。おかげで寒暖差アレルギーが悪化して、咳と鼻水、そして咳のため喉も痛み痰がからみ風邪症状で苦しいが熱は例によってない。ともかく咳が止まらず息苦しいが何とか作業してやり過ごすつもりでいる。これはじっと寝ていても治りはしないいつものことだから。
野沢菜は高菜のように手間がかからないから一週間ぐらいで食べられると思うので、今度の共謀コンサートに持参して皆にふるまえるかと思う。
参加者にはおみやげとしても差しあげられると思うのでぜひお気軽にお越しください。11/28日、午後5時半から、谷保かけこみ亭。
今日22日は、また気温が下がり例年通り晩秋~初冬のひんやりとした朝である。北風は今朝は吹いていない。今日も晴れて陽射しの温かさが心地良い。
が、一昨日までは、生暖かい南風が吹き荒れて気温も高く、ともかく気持ちが悪かった。穏やかな小春日和というよりも春先3月頃、春一番のようなヘンな陽気であった。数日前はかなり冷え込んで5~6度しかなくこのまま一気に真冬となるか案じてたのに。
その天気の不穏さに気持ちも何か落ち着かず、不安な気持ちを抱えつつ山梨へ行ってきた。まあ、向う山里でも冷え込むことはなく身体は楽であったが。
今回出かけたのは、荷物の搬入よりも、向うの家の庭先にある植栽、青桐やケヤキの樹の伸びた枝葉のことが気にかかって、少しでもそれを「処理」せねばと急かされていたからだ。
拙古民家のある山里は、ほぼ限界集落と言っていいほど、ほとんど人は住んでいない。行っても誰かニンゲンに遭うことはまずなく、お猿や鹿たちに出会うことのほうが多い。ご近所も住んでいるのは寡婦となられた老人だけでその姿も全然見かけない。唯一、家族のいる世帯はすぐ下の隣家だけである。
しかし、前回、雨が降り続いていた10月に行ったとき、帰り際、高低差のあるすぐ下の、その隣家のオバサンが突然やってきた。
我に、今夏伸びすぎて葉が生い茂っていた桐の樹とケヤキを指さし、落葉もすごいからこんなに丈を伸ばさずに切り詰めてくれ、落葉も困るが、危なくてしょうがないと苦情を言われた。何でも地区のどこそこでは樹が家に倒れてきて何百万も損害賠償したとか、一本切るのだって百万円したとか言う。
確かに入り口のプレハブの物置脇に生えていた桐の木は成長が早く、このところなかなか訪れることなかったら、気がつけば丈も枝も伸びてその大きな葉で、玄関までも暗く覆い隠すほど成長していた。
俗に俚諺に、娘が生まれたら桐の木を植えれば、その娘が嫁ぐときにその桐の木で箪笥ができると言うが、あながちそれも誇張ではないほど桐という木は成長がやたら早く、この一年ほどほったらかしにしていたらあっという間に巨大化していたのである。
そして葉も大きく落ちて散れば辺りはチリチリの枯れ葉が散乱いっぱいとなる。確かに隣家ではかなり迷惑したことだろう。
仕方なく脚立を立てて、小雨降る中、手の届く所だけ剪定ばさみと枝切り鋸で枝下ろしを試みた。ケヤキも切れと言われたが、高所でとても一人では危険すぎ作業は出来ないと自制した。
だが、桐は切り出してみると木質がとても柔らかく存外苦労せずカンタンに切れることがわかった。当たり前のことだが、成長の早い木は柔らかく脆いのである。人も同様であろう。
30分もしないうちに手の届く範囲の枝はほぼ全部切り落とすことができ、ほっとした。
そうしてその切り落とし葉が付いたままの枝はそのまま物置の前に積み上げ投げ出したまま帰って来たのだが、やはり「その後」も気になっていた。
隣家の苦情に少しでも誠意を示さないと田舎ではやがて「村八分」にされると聞くから近隣、特にご近所には気を使わねばならない。
で、何とか今回犬猫たちも連れて、その続きの作業を目的に出かけた次第だ。
が、行きの中央高速、山梨県内は、車窓から見る限り山々は紅葉、黄葉の真っ盛りであったが、我が山里はもう落葉は終わりに近く、庭先の桐もケヤキももう完全に葉は落として丸坊主であった。
今さら枝だけとなった樹の枝下ろしを急いでする必要もないと考え、ともかくまだ山積みのままにしてあった、先に切り落とした桐の枝葉を片付けることにした。
着いた日の翌日、午前はゆっくり農協や直売所で地場野菜買って、昼過ぎから庭の中で焚火をして枯れた雑草もろとも燃やせるものは枝も落葉もほぼ全部燃やし終えた。庭もスッキリ広くなった。
隣家の人の姿もなかったし、こちらから出向くこともないと考え、火だけ消えたか確認してから夕方から一番近くの公営温泉に行き、焚火の煙臭い身体をよく洗って広い湯船に浸かりようやく気持ちも一段落ついた。
そんなで手のかかる猫たちもいたから今回は何か落ち着かず、他のことは何もできずのんびりもできなかったが、直売所には幸い生の野沢菜が出ていて、かなりの量を買い込むことができた。
これもタイミングであり、収穫期は晩秋の一時期だけのものだから時宜が合わないと山梨へ行っても買うことはできない。今回は高菜は出会わなかったが、かなり鮮度の良い野沢菜を計7束買うことができた。いつもの倍である。漬けこむブラ樽が足りないので昨日、近くのホームセンターで新たに買い足して来た。一把の束が5kだと思うから、樽二つで収まるはずだが、下洗いしたがまだ漬けこんでいないのでどうなることか。
昨日からまた風は北風に変わりまた本来の寒さが戻って来た。おかげで寒暖差アレルギーが悪化して、咳と鼻水、そして咳のため喉も痛み痰がからみ風邪症状で苦しいが熱は例によってない。ともかく咳が止まらず息苦しいが何とか作業してやり過ごすつもりでいる。これはじっと寝ていても治りはしないいつものことだから。
野沢菜は高菜のように手間がかからないから一週間ぐらいで食べられると思うので、今度の共謀コンサートに持参して皆にふるまえるかと思う。
参加者にはおみやげとしても差しあげられると思うのでぜひお気軽にお越しください。11/28日、午後5時半から、谷保かけこみ亭。
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