のろ、40周年コンサートのお知らせ2016年03月14日 16時23分47秒

何故かこの向きでしか表示されないので横にしてご覧ください
★ソーブラ五十嵐さんからお誘い受けたので・・・

 吉祥寺も近年駅も新しくなってすっかり様変わりしてしまい、めったに行くこともなくなった。
 が、かつては吉祥寺の南口側には、かなりディープな伝説的なスポットがいくつもあった。古くは、我が高校時代に通い、シバや高田渡、友部正人を知った、今はライターとして活躍している村瀬春樹氏のやっていた武蔵野火薬庫・ぐゎらん堂もあったし、あの小汚い頃の焼き鳥いせやが二店、近年はスナックブロンまで、その駅に降り立てば必ず足を運んだユニークで落ち着ける店がいくつもあった。

 が、今はもうそうした良い店は一つもなく、それは我がただまだ知らないだけかもしれないが、吉祥寺で人と会い、どこかに飲みに行くにせよ、迷わずにいける店がなくてどうしたものかといつも困ってしまう。※いせやは新装となって今も同じ場所に確かにある。が、あのかつての雰囲気がないなら何もそこで呑む理由はもう一つもない。

 そうした吉祥寺南口にかつてはライブもできるかなり大きい居酒屋というか飲食スポットがあった。そこは、よくフォーク系ミュージシャンが集ってライブもやったが、高田渡生誕会等どこそこで大きいイベントがあった帰りなど、皆で寄って誰それの、例えばなぎら氏の悪口などをサカナに酒を飲むのには最適のスポットでその名を「NORO」といった。
 しかしその店もこの不景気で、もう何年も前に店を閉めてしまい、少ししてから店主の加藤氏は、北口の今はヨドバシカメラとなっている元デパートの裏に密集する飲み屋街の一角で小さなスナックとして同じ名前で店を再開した。
 我もその元祖「のろ」とはもう何十年来の付き合いがあり、移転再開後のその「リトルのろ」にも何度か顔出してはそこでときたま催されるアコ系ライブなどを楽しんで来た。

 そののろが、何と今年で40周年なのだという。ちょっと信じられない気もするが、若者に向けての多くのユニークな店が70年代から始まったのは事実だからいつしかもうそんなに歳月がたったのであろう。ただただ感慨深く思ってしまう。そう、もうあの頃の店はどこにもないのである。
 さておき、今回会場はかなりキャパが大きい。好漢加藤氏を励ますためにも盛況になることを心から望んでいる。今我がそれに行けるかまだ調整中だが、今の情勢が続く限りこの先、50年目はまず絶対にないと思えるから記録と記憶するためにも顔出さねばならないかと考えている。

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