疲れを知らない子犬のように ― 2013年01月06日 22時07分55秒
★曇りのない目で世界をとらえなおす
子犬が我家に来てから10日が過ぎた。ようやく新しい土地での新しい家族との生活にも慣れてきた。が、その本性が現れるにつれて周囲は皆彼女に振り回されて大変大忙しである。
子犬とはこんなに騒がしく行動的な生き物であったのかとベルの到来で改めて思い至った。今や老犬の域に入ってきたブラ君の誕生以来、実に13年ぶりの「子犬」であるからすっかりそんなことを忘れていた。
ともかくやんちゃで何でも関心を示して噛んで走り回ったりと片時もじっと大人しくしていない。静かなのは眠っているときだけで、誰かが側にいないとかなり大きな声で吠えまくるし目を離すと勝手に何をしでかすかわからない。本でも新聞でもビニールでも何でも齧るし室内を破壊尽くす。なので、親たちがデイサービスに出かけ不在だとベル子の世話だけで何もできなくなってしまう。
それはある程度覚悟の上というか想定もしていたはずだったが、老犬ばかりの老人一家に突然登場した子犬はまさに想定外の騒動を巻き起こしている。しかし、人間の子供が生まれてその子育てを思えばもっと手のかかる生き物を十数年も育て上げなければならないのだから、たかが子犬ほんの数ヶ月の間のことなのである。大変だとしても辛くも何ともない。ましてこのやんちゃで可愛い一瞬ひと時を大事に慈しまねばならない。ホント、子を倦み育てて親になった人たちはエライと尊敬してしまう。
ベルは昨年の9.11が誕生日とのことだから、今週末でちょうど四ヶ月。図体はデカイが、確かにまだ子供で彼女の一挙一動に今ウチでは笑いが絶えない。犬は1年足らずで大人になってしまう。春には外に出して庭飼いもできよう。こうして共に大騒ぎで暮らしている時間はさほど長くはない。
ベルはとても賢く、トイレも外ですることをすぐに覚えたし人語も解してはしゃぐわりには手がかからない。中でもいちばん感心することは夜はマス坊と一緒にベッドの中で朝まで大人しく眠ることだ。おかげで彼女が来てから湯たんぽはいらなくなった。
ものの本によると、昔の猟師たちは、厳冬期に猟にでるときは必ず各自一匹づつ犬を連れて山に入るという。そして雪が降ったときなどはビバークとして雪洞を掘り、それぞれ彼の犬を抱いて暖をとり一夜を過ごす。犬は体温が高いから、昔の冬装備、蓑笠程度でも真冬の雪山でも犬さえいれば凍死することはないのである。それは真実だと思える。
それを読んでから犬と共に眠ることは憧れであった。まさか野外でそんな雪の中でそれを試みる勇気などないが、せっかく犬がいるのだから抱いて一緒に眠れたらと考えていた。しかし、ウチの従来の犬たちはそんなことに慣れていないのでベッドに連れ来ても大人しく一緒に寝ない。掛け布団の上に身を投げ出して飼主を無視して勝手に眠るので単に重くて邪魔なだけだった。
が、ベル子はまだ小柄だから抱いて布団の中に入れると潜ったまますぐに寝てしまう。朝が来ても暴れたり騒いだりはしない。人と共に安らかな寝息を立てて眠っている。そして確かに暖かい。まだ「新品」の犬だから犬臭くもないし毛ざわりも柔らかで暖かい縫いぐるみを抱いているかのようだ。これは快楽である。犬好きにとって極楽、天国かもしれない。
果たしていつまでこんな「子犬」のときが続くかからない。疲れを知らない子犬のスピードで時は過ぎていく。すぐに大人になりまた少しづつ老いていく。が、彼女の到来は大きな癒しであり気づきの機会となった。ベルが今見ているこの世界全てを自分もまた曇りのない目で捉えなおしたいと思う。
ウチに来てベルを抱いてほしい。きっと彼女のぬくもりで心の中の固くなっていた何かが溶かされるはずだ。
子犬が我家に来てから10日が過ぎた。ようやく新しい土地での新しい家族との生活にも慣れてきた。が、その本性が現れるにつれて周囲は皆彼女に振り回されて大変大忙しである。
子犬とはこんなに騒がしく行動的な生き物であったのかとベルの到来で改めて思い至った。今や老犬の域に入ってきたブラ君の誕生以来、実に13年ぶりの「子犬」であるからすっかりそんなことを忘れていた。
ともかくやんちゃで何でも関心を示して噛んで走り回ったりと片時もじっと大人しくしていない。静かなのは眠っているときだけで、誰かが側にいないとかなり大きな声で吠えまくるし目を離すと勝手に何をしでかすかわからない。本でも新聞でもビニールでも何でも齧るし室内を破壊尽くす。なので、親たちがデイサービスに出かけ不在だとベル子の世話だけで何もできなくなってしまう。
それはある程度覚悟の上というか想定もしていたはずだったが、老犬ばかりの老人一家に突然登場した子犬はまさに想定外の騒動を巻き起こしている。しかし、人間の子供が生まれてその子育てを思えばもっと手のかかる生き物を十数年も育て上げなければならないのだから、たかが子犬ほんの数ヶ月の間のことなのである。大変だとしても辛くも何ともない。ましてこのやんちゃで可愛い一瞬ひと時を大事に慈しまねばならない。ホント、子を倦み育てて親になった人たちはエライと尊敬してしまう。
ベルは昨年の9.11が誕生日とのことだから、今週末でちょうど四ヶ月。図体はデカイが、確かにまだ子供で彼女の一挙一動に今ウチでは笑いが絶えない。犬は1年足らずで大人になってしまう。春には外に出して庭飼いもできよう。こうして共に大騒ぎで暮らしている時間はさほど長くはない。
ベルはとても賢く、トイレも外ですることをすぐに覚えたし人語も解してはしゃぐわりには手がかからない。中でもいちばん感心することは夜はマス坊と一緒にベッドの中で朝まで大人しく眠ることだ。おかげで彼女が来てから湯たんぽはいらなくなった。
ものの本によると、昔の猟師たちは、厳冬期に猟にでるときは必ず各自一匹づつ犬を連れて山に入るという。そして雪が降ったときなどはビバークとして雪洞を掘り、それぞれ彼の犬を抱いて暖をとり一夜を過ごす。犬は体温が高いから、昔の冬装備、蓑笠程度でも真冬の雪山でも犬さえいれば凍死することはないのである。それは真実だと思える。
それを読んでから犬と共に眠ることは憧れであった。まさか野外でそんな雪の中でそれを試みる勇気などないが、せっかく犬がいるのだから抱いて一緒に眠れたらと考えていた。しかし、ウチの従来の犬たちはそんなことに慣れていないのでベッドに連れ来ても大人しく一緒に寝ない。掛け布団の上に身を投げ出して飼主を無視して勝手に眠るので単に重くて邪魔なだけだった。
が、ベル子はまだ小柄だから抱いて布団の中に入れると潜ったまますぐに寝てしまう。朝が来ても暴れたり騒いだりはしない。人と共に安らかな寝息を立てて眠っている。そして確かに暖かい。まだ「新品」の犬だから犬臭くもないし毛ざわりも柔らかで暖かい縫いぐるみを抱いているかのようだ。これは快楽である。犬好きにとって極楽、天国かもしれない。
果たしていつまでこんな「子犬」のときが続くかからない。疲れを知らない子犬のスピードで時は過ぎていく。すぐに大人になりまた少しづつ老いていく。が、彼女の到来は大きな癒しであり気づきの機会となった。ベルが今見ているこの世界全てを自分もまた曇りのない目で捉えなおしたいと思う。
ウチに来てベルを抱いてほしい。きっと彼女のぬくもりで心の中の固くなっていた何かが溶かされるはずだ。
コメント
_ 野良野 犬造 ― 2013/01/09 00時33分32秒
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ワタクシが小学生の時に近所で拾った子犬だった。
その日はあの三島由紀夫が割腹自殺した日で、親から「飼っちゃダメ」と言われるのを覚悟でセーターの中に隠して家に抱き帰ったのだ。
ダメ元で親に交渉しようとすると親達は「ソレどころじゃないミ・シ・マ・ユ・キ・オが~」と大騒ぎで以外にもスンナリ家に入れる事ができた。
三島由紀夫騒動のドサクサにまぎれてカァイイ~子犬を飼う事が出来たのだった。ありがとう三島由紀夫!
コレからベル子さんの写真をコンスタントにアップしてくだされ。