カメラ見つかりました!!! ― 2016年03月12日 21時34分03秒
★今でも夢のようで信じられないけど アクセスランキング: 108位
先に記した、失くなってしまったデジカメは本日みつかった。もう、すっかり諦めて、二度と戻らない「失くした」ものとしてすっかり気持ちをそちらに持って行っていたから、今でも再び我が手に戻ったことは現実なのか実感がない。何度もそれがみつかる「夢」をみた。が、夢から醒めて落胆を繰り返した。これが覚めない夢であってほしい。
また、山梨へ、湯治中の母を増冨の温泉旅館から引き取りに行った帰りに、韮崎の食堂「かいえん」が開いていたので寄って尋ねた。
その店は、カメラを失くした日、いや、正確に言うと、失くした可能性がある日、東京へ戻るとき立ち寄ってお昼を食べたのである。
が、そのときは、カメラを持って店に入った記憶はまったくなかったし、同行した友人に確認してもカメラは手にしていなかったと思うとのことで、その店に置き忘れた可能性はかなり低いというか、ほとんどなかった。
しかし、念のため店主に、「2月の終わり頃に、ここに来てお昼食べたとき、忘れ物、もしかしたらカメラを忘れたかもしれないんだけど・・・」とおすおずと尋ねたところ、「黒い高そうなカメラ?あるよ!」と、どこに置いたっけかなあ、とごそごそ探し出し渡してくれた。薄いビニール袋にくるまっていたカメラはまさに我のFUJIFILMのそれであった。
店主曰く、「またきっと取りに来ると思ったから」とのことで保管しておいてくれたのだ。厚くお礼を言って、また今度ゆっくり寄らせてもらいますと頭下げ店を出たが、何だか半信半疑、夢を見ているようだった。地に足がつかないとはこのことか。
今、そのカメラは手元にある。しっかりSDカードもそのまま入っているから、最後に撮った明野の別荘地のパン屋さんの外見が最後の画像として確認できる。当然のことものすごく嬉しい。しかし、この約半月の時間の経過で、我の中では何かが大きく変わってしまい、カメラは元に戻ってもそのキモチのギャップを埋める術がみつからない。
半ば諦めていた。というよりもう我が身の不徳の顛末として、こうした罰は当然受けるべしと思っていた。カメラ自体よりも失ったデータ、この半年の間の国会前行動他、撮りためた写真が二度と戻らないことのほうが辛かった。だからできるだけ失ったものについては考えないようにしていた。
そしてカメラがないとこれからのライブの記録には困るわけで、そろそろまた新たなデジカメを買うべくいろいろネットで調べていた。失くしたのだからこのデジカメとまったく同じ機種のを買おうかと、Amazonのサイトで最終的クリックを押すところまで行った。今は2万4千円ほどであった。先払いのカード支払いで買えない金額ではない。
が、何故かためらいがあり、もう少し待ってみようと思った。というのは、アンビバレンツな心情だが、カメラは無くなってしまった、二度と戻らないという「現実」と相反して、またどこからか、例えば家のどこからかふいっと出てくるような気持ちも未だあった。未練というのとはちょっと違う。
そのためにも、ここでまた新たに次のカメラを購入することは、そうした戻ってくる可能性を完全に否定することでもあり、まだその前にもう少しできることがあらば全てやってから、それでキモチを整理して新しいカメラを買おうと思った。
やるべきことの一つは、東京の警察署には遺失物の届けは出したが、山梨県の警察にはまだ行っていない。カメラが失くなくなったのは、2月23日の午後から翌日の夕方までの間のことで、むろん山梨からの帰り道と車上狙いならば東京の自宅で車を停めた庭先まで含まれる。ならば山梨県内でも盗られた可能性もあるし、その帰り道どこかに置き忘れたのかもしれない。
東京の警察で届けを出したとしても、確か受付の人は、これは都内だけだからと言っていたと記憶するから、そうした情報が連携していれば幸いだが、念のため山梨は山梨で届けを出しておくべきか相談しようと考えていた。
それと、もう一つが「かいえん」という食堂であった。どういう字なのかわからない。ただ平仮名で「かいえん」と店先に出ていた。
23日の昼に、そこに寄って、もつ焼き定食とスタミナ定食を食べた。が、その店にカメラの件で電話しようにも電話番号はどこにも載っていないのだ。食べログとか山梨県内、北杜市、韮崎市界隈の飲食店情報マップにも、店は紹介されていても営業日も電話番号不明「謎の店かいえん」として数枚の画像はあるが、詳しいことは一切出てこない。ネットで、山梨県内のハローページ、電話帳もくまなく探したが、店の名前も電話番号も載っていない。
だいたい、その店はいつやっているのかまさに営業日も時間も不定期で、やっているときは外に赤いノレンがかかっているので営業中とわかるだけで、お昼に開いているときもあれば夜だけのときもある。
一緒に行った友人は、確かピンク電話だけはくすんだ店内にあったと思うが、と言ってたがきわめて自由気ままな全てにフリーな食堂で、どうやら元は焼肉屋だったと思われる。ただ、ラーメンもあればうどん類他ご飯ものの定食などもあり、そのどれもが量が多くしかも店がまえとは相反して意外にもすごく美味しい。コストパフォーマンスの高さはその界隈随一ではないか。
その謎の店「かいえん」に昼飯を食べたとき、カメラを持って入った記憶はないし、可能性はまず少ないけれど、友人もともかくそこにも確認しろと言ってたし、我としてもそれを済まさない限りは次のカメラ購入はできないと思っていた。
そして今回、母の温泉治療で、行きの水曜日に行ったとき、その店かいえんは、お昼はやってたのを横目に見たが、急いでいたので、母を旅館に送り届けた帰り道でもいいや、と思っていたら帰り道、夜は閉まっていた。その店は住居も一緒のようだから奥のほうは明かりが付いてたけど、わざわざ戸を叩いてまで確認しようとは思わなかった。
そして今回は、行きの金曜日の昼過ぎは閉まっていて、帰り道の土曜の昼にはやっていたので、どうせ無駄だと思うけど・・・と勇気出して尋ねてみたのだった。そしたら何とそこにあったのである。
もう絶対にみつからないものと諦めて、そこに訊いても無駄だという気持ちも強くあった。でもそうだったらこのカメラは再びこの手に戻らなかったであろう。あらゆる可能性にかけてみないとならなかったのだ。そして不思議なことにカメラはその店に置き忘れてあり今回戻ったのだ。
何のことはない。お昼食べたとき、無意識にカメラを持って店に入ったのであろう。※我は入った店の料理などを撮影してフェイスブックなどに随時アップする習慣など持たない。それにしてもまったく記憶がない。またしても神のご加護があったと思うしかない。
というわけで、カメラは戻りました。自分でもまだ信じられない気持ちでいる。いろいろご心配おかけしました。が、今回の件で多く学んだこともありそれもこれもすべて良かったことだったとつくづく今は思う次第。
お騒がせして本当に申し訳ない。ごめんなさい。ただ、どんなことでもどんなときでも絶対に諦めてはならないのだと今さらながら学びました。有難うございました。
先に記した、失くなってしまったデジカメは本日みつかった。もう、すっかり諦めて、二度と戻らない「失くした」ものとしてすっかり気持ちをそちらに持って行っていたから、今でも再び我が手に戻ったことは現実なのか実感がない。何度もそれがみつかる「夢」をみた。が、夢から醒めて落胆を繰り返した。これが覚めない夢であってほしい。
また、山梨へ、湯治中の母を増冨の温泉旅館から引き取りに行った帰りに、韮崎の食堂「かいえん」が開いていたので寄って尋ねた。
その店は、カメラを失くした日、いや、正確に言うと、失くした可能性がある日、東京へ戻るとき立ち寄ってお昼を食べたのである。
が、そのときは、カメラを持って店に入った記憶はまったくなかったし、同行した友人に確認してもカメラは手にしていなかったと思うとのことで、その店に置き忘れた可能性はかなり低いというか、ほとんどなかった。
しかし、念のため店主に、「2月の終わり頃に、ここに来てお昼食べたとき、忘れ物、もしかしたらカメラを忘れたかもしれないんだけど・・・」とおすおずと尋ねたところ、「黒い高そうなカメラ?あるよ!」と、どこに置いたっけかなあ、とごそごそ探し出し渡してくれた。薄いビニール袋にくるまっていたカメラはまさに我のFUJIFILMのそれであった。
店主曰く、「またきっと取りに来ると思ったから」とのことで保管しておいてくれたのだ。厚くお礼を言って、また今度ゆっくり寄らせてもらいますと頭下げ店を出たが、何だか半信半疑、夢を見ているようだった。地に足がつかないとはこのことか。
今、そのカメラは手元にある。しっかりSDカードもそのまま入っているから、最後に撮った明野の別荘地のパン屋さんの外見が最後の画像として確認できる。当然のことものすごく嬉しい。しかし、この約半月の時間の経過で、我の中では何かが大きく変わってしまい、カメラは元に戻ってもそのキモチのギャップを埋める術がみつからない。
半ば諦めていた。というよりもう我が身の不徳の顛末として、こうした罰は当然受けるべしと思っていた。カメラ自体よりも失ったデータ、この半年の間の国会前行動他、撮りためた写真が二度と戻らないことのほうが辛かった。だからできるだけ失ったものについては考えないようにしていた。
そしてカメラがないとこれからのライブの記録には困るわけで、そろそろまた新たなデジカメを買うべくいろいろネットで調べていた。失くしたのだからこのデジカメとまったく同じ機種のを買おうかと、Amazonのサイトで最終的クリックを押すところまで行った。今は2万4千円ほどであった。先払いのカード支払いで買えない金額ではない。
が、何故かためらいがあり、もう少し待ってみようと思った。というのは、アンビバレンツな心情だが、カメラは無くなってしまった、二度と戻らないという「現実」と相反して、またどこからか、例えば家のどこからかふいっと出てくるような気持ちも未だあった。未練というのとはちょっと違う。
そのためにも、ここでまた新たに次のカメラを購入することは、そうした戻ってくる可能性を完全に否定することでもあり、まだその前にもう少しできることがあらば全てやってから、それでキモチを整理して新しいカメラを買おうと思った。
やるべきことの一つは、東京の警察署には遺失物の届けは出したが、山梨県の警察にはまだ行っていない。カメラが失くなくなったのは、2月23日の午後から翌日の夕方までの間のことで、むろん山梨からの帰り道と車上狙いならば東京の自宅で車を停めた庭先まで含まれる。ならば山梨県内でも盗られた可能性もあるし、その帰り道どこかに置き忘れたのかもしれない。
東京の警察で届けを出したとしても、確か受付の人は、これは都内だけだからと言っていたと記憶するから、そうした情報が連携していれば幸いだが、念のため山梨は山梨で届けを出しておくべきか相談しようと考えていた。
それと、もう一つが「かいえん」という食堂であった。どういう字なのかわからない。ただ平仮名で「かいえん」と店先に出ていた。
23日の昼に、そこに寄って、もつ焼き定食とスタミナ定食を食べた。が、その店にカメラの件で電話しようにも電話番号はどこにも載っていないのだ。食べログとか山梨県内、北杜市、韮崎市界隈の飲食店情報マップにも、店は紹介されていても営業日も電話番号不明「謎の店かいえん」として数枚の画像はあるが、詳しいことは一切出てこない。ネットで、山梨県内のハローページ、電話帳もくまなく探したが、店の名前も電話番号も載っていない。
だいたい、その店はいつやっているのかまさに営業日も時間も不定期で、やっているときは外に赤いノレンがかかっているので営業中とわかるだけで、お昼に開いているときもあれば夜だけのときもある。
一緒に行った友人は、確かピンク電話だけはくすんだ店内にあったと思うが、と言ってたがきわめて自由気ままな全てにフリーな食堂で、どうやら元は焼肉屋だったと思われる。ただ、ラーメンもあればうどん類他ご飯ものの定食などもあり、そのどれもが量が多くしかも店がまえとは相反して意外にもすごく美味しい。コストパフォーマンスの高さはその界隈随一ではないか。
その謎の店「かいえん」に昼飯を食べたとき、カメラを持って入った記憶はないし、可能性はまず少ないけれど、友人もともかくそこにも確認しろと言ってたし、我としてもそれを済まさない限りは次のカメラ購入はできないと思っていた。
そして今回、母の温泉治療で、行きの水曜日に行ったとき、その店かいえんは、お昼はやってたのを横目に見たが、急いでいたので、母を旅館に送り届けた帰り道でもいいや、と思っていたら帰り道、夜は閉まっていた。その店は住居も一緒のようだから奥のほうは明かりが付いてたけど、わざわざ戸を叩いてまで確認しようとは思わなかった。
そして今回は、行きの金曜日の昼過ぎは閉まっていて、帰り道の土曜の昼にはやっていたので、どうせ無駄だと思うけど・・・と勇気出して尋ねてみたのだった。そしたら何とそこにあったのである。
もう絶対にみつからないものと諦めて、そこに訊いても無駄だという気持ちも強くあった。でもそうだったらこのカメラは再びこの手に戻らなかったであろう。あらゆる可能性にかけてみないとならなかったのだ。そして不思議なことにカメラはその店に置き忘れてあり今回戻ったのだ。
何のことはない。お昼食べたとき、無意識にカメラを持って店に入ったのであろう。※我は入った店の料理などを撮影してフェイスブックなどに随時アップする習慣など持たない。それにしてもまったく記憶がない。またしても神のご加護があったと思うしかない。
というわけで、カメラは戻りました。自分でもまだ信じられない気持ちでいる。いろいろご心配おかけしました。が、今回の件で多く学んだこともありそれもこれもすべて良かったことだったとつくづく今は思う次第。
お騒がせして本当に申し訳ない。ごめんなさい。ただ、どんなことでもどんなときでも絶対に諦めてはならないのだと今さらながら学びました。有難うございました。
コメント
_ ふく助 ― 2016/03/13 18時13分52秒
撮影したらバックアップ、持ち物には名前と連絡先を書くと良いんだね。
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