キジ子、二か月で完治いたしました。2019年12月10日 20時48分37秒

★ご支援とご心配おかけした皆様に心から感謝いたします!!

 まだ今月は病院に連れて行っていないけれど、10月10日に片足切断という大手術をした拙宅の雌の子猫、キジ子は、今日でちょうど二か月で傷口も完全にふさがり、これで「完治」したと思える。

 先にも記したけれど、当ブログをお読みになったり、話しを聞きつけた方から多くのご支援の寄付金を頂いた。その額、何と10万以上となって、動物病院への支払い返済に大いなる援助となった。今は、何とか来年の今ごろ、2020年末には、完済終えられるよう:計画を練り直している。
 実際のところ、後ろ足1本が、骨盤付け根から完全に切除されてしまったので、三本脚で、これからこの猫は果たしてどう無事に生きていけるか、先のことを考えると胸が締めつけられる思いがするが、何はともあれ命だけは奇跡的に永らえたわけで、それだけで今は良しとしたい。

 実際のところ、担当医師からは、あまりに大きなケガで、しかも事故からやや時間が経過していたこともあり、手術は済んでも敗血症の可能性も高く、果たして生き永らえるか、回復以前にその目安すら口にできなかった状態であった。
 我も手術の後は毎日「見舞い」に行ったけれど、撫でれば反応は返してくれたけれど、口からは何も食べられず、ひたすら点滴とその中に入れた投薬で命を繋いでいたので、正直諦めるしかないかと心は揺れ動いた。そんな状況が二週間は続いていた。

 経緯を改めて記せば、この春、ウチの雌猫に子どもが何匹も生まれた。迂闊にも避妊手術を怠っていたから当然のことであるが、貰い手も探してもみつからないまま、キジ子の四兄弟は、すくすくと育ってきた。
オスの黒猫2とメスのキジ猫2の兄妹である。
 そのうちの黒い毛の長い猫は、女友達のところに行って、残ったオスの黒は行方不明に、キジ模様の姉妹は仲良く二人で庭先~ご近所で遊んでいた。
 が、ウチの前は、道路を挟んでJRの八高線が走っている。道からフェンスがあるので、人間は線路には降りられないのだが、子猫たちはそのフェンスの下、隙間から線路に入り、トカゲとか捕まえたりして遊んでいたらしい。
 そして線路上で遊びに夢中になっているとき、猛スピードで電車が来て、二匹のうち一匹が跳ねられ、事故に巻き込まれた。
 
 というのは、見たわけではないが、道でトラックなどに轢かれたのならば、どこか近所に血の跡とか残ってるのに気づくはずだが、その痕跡はないのと、線路ではこれまでも同様に事故に遭い、時に死んでしまった犬猫も多数いたので、今回も間違いなくそうだろうと思えたからだ。※鉄のフェンスが設置される前は、古い枕木を立てたところに鉄条網が数本張ってあっただけだから、人間でさえも簡単に線路に降りられた。

 ウチは、子猫のときはともかくある程度成長して、自ら外に出るようになれば、基本的に家の内外出入り自由の飼い方をしている。
 子猫たちもいつしか親たちに倣い、自分たちで猫ドアから外に出始め、ときには数晩も帰らないこともあった。心配はしたけれど、こちらも忙しく、いちいち探しには行けないし、猫というのは外では呼んでもなかなか捕まらない。
 そんなでキジ姉妹も二晩、いや数日戻らず、こちらもやや心配し始めたところ、10月10日のこと。
 
 父を前日に介護施設に送り出してその日は終日一人でのんびりできる日であった。ブログ書いていたのか、二階でパソコンに向かっていたら、玄関に誰かが来て呼んでる女性の声がした。
 下に降りたら、左となりの家のおばさんが立っていて「ウチの車の下でケガしてる猫がいる。お宅の猫かどうか知らないが、車出せないので何とかしてくれ」と言う。
 慌てて隣に行って車の下を覗きこんだら、この春生まれた雌のキジ猫が鳴きながらそこにいて、捕まえようとすると興奮して怒っている。が、よく動けないようで逃げることなく確保できた。
 抱き上げて驚いた。仰向けにしたときの左側の脚が、大腿の付け根から切断されてなくなっている。断面からは骨も見えている。
 しかもその無くなった脚の側はほぼ半身皮が剥がれて皮膚が見えている。血は出ていないがこれは大怪我だとわかった。ともかく病院に連れていくしかない。

 鳴き叫ぶ子猫を小さな段ボールに入れて大慌てで車に乗せて東中神の動物病院に連れて行った。
 いつもならばウチのかかりつけは、拝島の個人でやってる動物病院なのだが、その日は定休日で連絡つかず、設備も医師も整っているそこしか思いつかなかった。しかし、今から思うとその病院に行かなければまず助からなかったと思う。キジ子にとってそれもまた僥倖であった。

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