この小さな自分が大きな世界と② ― 2012年10月08日 16時31分51秒
★この国は右傾化していくのか
吹く風はひんやりとして冷たいが陽射しは暖かく、その二つが相俟って爽やかな秋晴れの一日であった。
5月の大型連休の頃の春から初夏へと移る風薫る若葉青葉の晴天、五月晴れも気持ち良いが、やはり10月から11月頭にかけての今の季節がいちばん好きだ。いずれにせよ猛暑酷寒という厳しい季節を前にして一月に満たない休憩のとき、癒しと救いの時だと思える。この快適な季節があるからこそ人は生きていけるし日本という国は素晴らしいと心底思える。
零下から40度近くまでの気温の高低差があって、それを様々な工夫で乗り切っていくことこそ日本でありそこに住む人々の知恵と文化なのだとようやくわかってきた。多様な気候に多様な文化、この細長い日本列島に住む人々の意識は四季の自然の移ろいと深く結びついている。その日本人の意識が変わってきているとの報である。
いささか旧聞となるが、
9月21日付の米紙ワシントン・ポストは、沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との対立などを背景に、日本が「緩やかだが、かなりの右傾化」を始めていると指摘、周辺地域での行動は「第2次大戦後、最も対決的」になっていると1面で報じた、とのことである。
まあ、「右傾化」と「帝国主義」はまた違うとは思うが、あの侵略覇権主義国家アメリカにそんなことは言われたくないと思うのは自分だけではないだろう。あんたには言われたくないである。民主主義とは名ばかりの帝国主義者に言われたくない。それはさておき・・・
日本が右傾化している論拠として、
同紙は、日本の政治家が与野党問わず集団的自衛権の行使容認を主張するようになり、憲法改正論が高まっていると分析。沖縄県・与那国島への陸上自衛隊配備計画などを挙げ、自衛隊にも「より強力な役割」が与えられつつあるとの見方を示した。
背景として海洋進出を活発化させる中国の存在に加え、20年にわたる経済停滞の下で「失われた影響力を回復すべきだという感覚」が日本国内で広がっていることを指摘した。一方で、日本には軍事力保持への複雑な感情が根強く残り、右傾化には一定の限界があるとの専門家の見方も紹介している。(共同)
以上は共同通信の記事だが、確かに、民主党野田首相が再選され、自民党は安倍、石破というウルトラ右翼コンビが新たにトップになったことを考えれば、米紙の報道は的を得ていると言えなくもない。
しかし、それは現在の政治を担う政治家たちが右傾化しているだけであって、国民全体、国民感情は決して右へ総ならえしているわけではない。いわば、民主党も自民党も、穏健なリベラル政治家たちが皆いなくなってしまったため、結果として右傾化した保守政治家たちだけが政権と政党を牛耳っているというだけのことだ。特に民主党にはもう良心的かつ常識的な政治家は一人残らず皆離党したのであんな問責決議男を懲りずに再選してしまったのである。
確かに、国家防衛とか、強い日本を、と叫ぶ輩は今もたくさんいるが、中韓の異常な反日感情、示威行動に対して今の日本人は極めて冷静な対応で臨んでいると自分は思える。かつて拉致問題が明らかになった頃などは、朝鮮学校の生徒に対しても暴力的な嫌がらせなどもあったが、今の日本人はそんなバカなことはまずしなくなった。
今も一部のマスコミは危機を煽り有事に備えを、と過激な論調を繰り返しているが、もはや日韓、台湾も含めて双方が文化的に深く依存しあう今日、領土問題だけで国家間の紛争に道を開く愚は繰り返さないしそうさせないのがアジア大衆の良識であろう。
今も中国と中国人はどんなに怖いか、くるっているか、韓国、韓国人はおかしいかそうした感情的な「悪口」はネットも含めマスコミでは喧しい。でもそれは批判以前の根拠も裏付けもない悪イメージであって、そこには一人一人国民の顔はまったく見えてこない。
自分は何人も中韓の友人知人もいるが、一人一人はまったく日本人とさほど変わらない。良いやつもいれば気に食わないやつもいる。マジメなやつも不まじめな奴も。何々人だからダメだとか何々人は良いなんてことは絶対にありえない。外国人だから怖いとかダメということも絶対にない。自分にとって怖いといえば日本人のほうがよほど怖いかもしれない。
しかし、その日本人の意識も、3.11大震災後大きく変わってきた。米紙が報じるように右傾化ではなく、むしろ左傾化、いや、それよりも常識、良識方向へと向かいつつあると信ずる。自然回帰といっても良い。当たり前の暮らしを求め望む人々が増えてきているように思える。自分は今の日本人に決して失望していない。ファシストが笛吹けどそれで踊るほど民意は低くはないと信じたい。
今の政治と政権は、そうした人々と大きく乖離している。その溝を一日も早く選挙で埋めない限りこの国も世界も変わっていかない。
吹く風はひんやりとして冷たいが陽射しは暖かく、その二つが相俟って爽やかな秋晴れの一日であった。
5月の大型連休の頃の春から初夏へと移る風薫る若葉青葉の晴天、五月晴れも気持ち良いが、やはり10月から11月頭にかけての今の季節がいちばん好きだ。いずれにせよ猛暑酷寒という厳しい季節を前にして一月に満たない休憩のとき、癒しと救いの時だと思える。この快適な季節があるからこそ人は生きていけるし日本という国は素晴らしいと心底思える。
零下から40度近くまでの気温の高低差があって、それを様々な工夫で乗り切っていくことこそ日本でありそこに住む人々の知恵と文化なのだとようやくわかってきた。多様な気候に多様な文化、この細長い日本列島に住む人々の意識は四季の自然の移ろいと深く結びついている。その日本人の意識が変わってきているとの報である。
いささか旧聞となるが、
9月21日付の米紙ワシントン・ポストは、沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との対立などを背景に、日本が「緩やかだが、かなりの右傾化」を始めていると指摘、周辺地域での行動は「第2次大戦後、最も対決的」になっていると1面で報じた、とのことである。
まあ、「右傾化」と「帝国主義」はまた違うとは思うが、あの侵略覇権主義国家アメリカにそんなことは言われたくないと思うのは自分だけではないだろう。あんたには言われたくないである。民主主義とは名ばかりの帝国主義者に言われたくない。それはさておき・・・
日本が右傾化している論拠として、
同紙は、日本の政治家が与野党問わず集団的自衛権の行使容認を主張するようになり、憲法改正論が高まっていると分析。沖縄県・与那国島への陸上自衛隊配備計画などを挙げ、自衛隊にも「より強力な役割」が与えられつつあるとの見方を示した。
背景として海洋進出を活発化させる中国の存在に加え、20年にわたる経済停滞の下で「失われた影響力を回復すべきだという感覚」が日本国内で広がっていることを指摘した。一方で、日本には軍事力保持への複雑な感情が根強く残り、右傾化には一定の限界があるとの専門家の見方も紹介している。(共同)
以上は共同通信の記事だが、確かに、民主党野田首相が再選され、自民党は安倍、石破というウルトラ右翼コンビが新たにトップになったことを考えれば、米紙の報道は的を得ていると言えなくもない。
しかし、それは現在の政治を担う政治家たちが右傾化しているだけであって、国民全体、国民感情は決して右へ総ならえしているわけではない。いわば、民主党も自民党も、穏健なリベラル政治家たちが皆いなくなってしまったため、結果として右傾化した保守政治家たちだけが政権と政党を牛耳っているというだけのことだ。特に民主党にはもう良心的かつ常識的な政治家は一人残らず皆離党したのであんな問責決議男を懲りずに再選してしまったのである。
確かに、国家防衛とか、強い日本を、と叫ぶ輩は今もたくさんいるが、中韓の異常な反日感情、示威行動に対して今の日本人は極めて冷静な対応で臨んでいると自分は思える。かつて拉致問題が明らかになった頃などは、朝鮮学校の生徒に対しても暴力的な嫌がらせなどもあったが、今の日本人はそんなバカなことはまずしなくなった。
今も一部のマスコミは危機を煽り有事に備えを、と過激な論調を繰り返しているが、もはや日韓、台湾も含めて双方が文化的に深く依存しあう今日、領土問題だけで国家間の紛争に道を開く愚は繰り返さないしそうさせないのがアジア大衆の良識であろう。
今も中国と中国人はどんなに怖いか、くるっているか、韓国、韓国人はおかしいかそうした感情的な「悪口」はネットも含めマスコミでは喧しい。でもそれは批判以前の根拠も裏付けもない悪イメージであって、そこには一人一人国民の顔はまったく見えてこない。
自分は何人も中韓の友人知人もいるが、一人一人はまったく日本人とさほど変わらない。良いやつもいれば気に食わないやつもいる。マジメなやつも不まじめな奴も。何々人だからダメだとか何々人は良いなんてことは絶対にありえない。外国人だから怖いとかダメということも絶対にない。自分にとって怖いといえば日本人のほうがよほど怖いかもしれない。
しかし、その日本人の意識も、3.11大震災後大きく変わってきた。米紙が報じるように右傾化ではなく、むしろ左傾化、いや、それよりも常識、良識方向へと向かいつつあると信ずる。自然回帰といっても良い。当たり前の暮らしを求め望む人々が増えてきているように思える。自分は今の日本人に決して失望していない。ファシストが笛吹けどそれで踊るほど民意は低くはないと信じたい。
今の政治と政権は、そうした人々と大きく乖離している。その溝を一日も早く選挙で埋めない限りこの国も世界も変わっていかない。
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