シバの陶芸展が国立で、12/2~10日まで。2017年11月29日 23時23分25秒

展示場の民家ギャラリーも一見一訪の価値あり
★異才アーチストの「うた」以外の素晴らしき焼き物の世界。

 今年もまた国立駅近くのユニークな民家ギャラリービブリオで、三橋乙椰こと、シバの陶芸作品展がある。そのお葉書も届いたので、勝手ながらアップさせてもらった。※かけこみ亭にも先に、このハガキが置いてあったので、我はとにもかくにも一度は顔出そうと考えていた。

 シバとも昔から懇意の仲である鈴木翁二も同様に、真に才能ある人は、どのジャンルのアートに関わろうと人並み以上どころか、やはり唯一無比の才をきちんと示す。そしてある意味、それもまた彼独自の芸術「世界」なのである。
 うたであれ、絵画や漫画、イラストであれそれは同様で、シバのうたもマンガも素晴らしいように、陶芸も実に素晴らしい。それはよくある芸能人たちの余技のような域ではなく、高名なプロの陶芸家と比べてもまったく遜色ないどころか、もはや芸術として完成された立派な作品になっている。そしてやはりこの陶器類もしっかりシバ独自の個性と味わいがはっきり示されているのだ彼のうたとギタープレイの如く。まさに唯一無比のそれである。さらにしかもこの芸術作品がすごいのは、普段使いの日用品なのである。

 我は、ティーポットや急須、湯のみ、カップなど数点、彼の作品を所有しているが、そのどれも使いやすく立派な日用工芸品なのである。ただ、迂闊な我は、頻繁に使ってると絶対うっかり割ってしまうことは確実だから、今は大事に「芸術作品」として棚に飾ってある。何しろその一点にシバはどれほどの時間をかけたかわからないのだから、大事に扱わねば申し訳ない。
 で、そのお値段は、というと、この我が買えるぐらいなのだから、せいぜい数千円程度からなのである。シバには悪いが、時給にしたらいったいいくらになるのであろうか。彼のうたのほうが絶対単価は高いはずだ。
 そのシバの手作りの陶芸作品が、手に入る機会である。歌い手としての彼を知らない方も、一見の価値あり、どころか焼き物に少しでも関心ある方はこの個展は必見だと我は思う。
 そして会場である民家ギャラリーも一度は訪れてみる価値ありなのだ。