新年あけましてよろしく願います。2015年01月01日 03時04分35秒

★この位置、ここから、この場所から~北からの向い風に胸張っていく     アクセスランキング: 177位

 2015年の年が明けた。今さっき国立から帰ってきた。大晦日は終夜運転していることを良いことについ零時過ぎどころか深夜まで谷保のかけこみ亭で旧知の人たちと話しかつだらだら呑んで大晦日の夜を遅くまで過ごしていた。

 南武線はやっていないとのことなので、そのまま大学通りをまっすぐ歩いて国立まで出て中央線、そして立川から青梅線の臨時電車で無事に帰ってこれたという次第。電車は深夜というのにかなりの人出で込み合っていた。これもまた大晦日の光景と言えよう。

 数年前はまだいくらか若く元気もあったから、西荻の呑み亭で呑んで年を越してそのままウチに帰らずに青梅線で御岳まで出て雪の残る山道を歩き御岳山の参道を登り山頂の神社で初詣したこともあったが、今思うとまさに夢のようだ。今や谷保から国立まで歩くだけでへとへとなのである。
 しかし強い北からの向い風を受けて、気持ちは高揚した。とにもかくにもまだ生きているのなら失敗続きの人生だとしても人からどう扱われようと落ち込まずしっかり前を向いていかねばならない。鬱々して引きこもっている暇はない。吹き付ける強い北風を受けて胸をはって生きて行こうと拳を握りしめた。そう、今年こそしっかりと。

 大晦日は、夕刻狛江でさこ大介大兄と会いミートステーションで呑みながらマス坊の悩みや愚痴を聞いてもらい、その後、谷保のかけこみ亭で、館野公一さんにもあれこれ話を聞いて頂きアドバイスも受けてようやく気持ちは立ち直った。

 過ぎたことは過去のことであり、悔やんでばかりでも仕方ない。むろんその反省を糧にもう失敗しないよう学びこれからに生かしていけば良いだけの話で、戦争や人殺しのような本当の悪事でないのなら人様に多大な迷惑をかけたとしても二度とすべきではないとか、してはならないという程のことではないのだとようやくそこまで気持ちが回復した。

 それもこれもさこさんや館野さんら心から敬愛する音楽の先達と会って屈託する気持ちを深く話せたからで、彼らからの励ましこそが卑俗非才な我を肯定する力になった。ある意味それを期待して甘えにも行った気もしているが、自分が高く評価し信頼する方から、云わば、お前もまだ生きていても良いのだよ、と赦しを頂いたことで、ならばよし、また気持ち新たに頑張らねばという気持ちにやっと戻った。

 北風が今も音たてて吹いている。大学通りを中央線まで北からの強い風を真正面から受けて歩きながら今年の企画ややりたいこと、そしてやるべきことが次々と頭に浮かんできた。

 こんな我にもまだできることがあるはずだしまだできると思うし、まだすべきことがたくさんある。またもやご批判受けるときもあろうが自分のヘン、異能を信じて自分のできる、すべきことを真摯にやっていく。ディランのうたではないけれどそれが正しければきっと神が味方もしてくれよう。もう何も期待はしないがもう何も恐れない。

前を向いてしっかり胸をはって生きていきたい。