天候不順の今年の春2015年04月13日 22時36分50秒

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 昔から「春に三日の晴れなし」と言ったし、春先は天気が安定しないのはわかっている。が、三日どころか、このところ晴れても一日持つかどうかで、連日冷たい雨が降り続いている。
 春の雨といえば、暖かく、降るともなしに降る、とうたわれたが、今年は気温も低くしかもかなり本格的に音たてて降り続いている。
 また温度の移り変わりも天気が悪いゆえ三寒四温どころか、四寒三温、いや、五寒二温と圧倒的に寒い日が多い。
 これは日本の上空にこの季節としては異常な真冬並みの寒気があるからとのことで、先日も雪が舞ったし、どこそこでは低温のみならず強風や雹、落雷に注意を呼び掛けていた。

 とうぜんそんな天気ばかり続くと憂鬱となる。体調もすっきりしない。朝から明るく晴れれば、ヨシっ!と、やる気も出ようが、今日のような冷たい雨が一日降る日は、肌寒く風邪気味なのか鼻水垂らしてでは元気でいられない。おまけにこの雨は明後日まで続くという。うんざりである。

 このところ我がことではないのだが、人生の不条理というような、困った事態にある人の相談を受けて頭痛め憂鬱というような気分でいる。つくづく世の中というか、人生というか、不公平かつ不如意なものだと思わざるえない。
 むろんそんなことはわかりきっている。義人ヨブにさえあんな酷いことが起こるのだ。天罰覿面どころか、悪こそは栄え、良い人、善人こそ非道い目に遭ったり早死にしてしまうものだ。
 そしてそうした世の中に、抗おうにも何一つできず、困り悩んでいる人がいても何の力にもなれない非力な自分がいる。

 すべてこの世は、人の世は、世界はそうしたものだと達観、諦観して、誰かの言葉通り「粛々と」やるべきことを心乱さずやらねばならぬ。それはわかっているのだが、情けなくもそうした人様のことにも心乱され自らの非力さ、無能無力さにうんざりしている。

 そうしたものなのだとわかりきっている。いや、わかっていた。が、それでも情けなくて仕方ない。が、それはそれとして粛々とやるべき、自分ができる自分のことをやっていくしかない。頭ではわかっている。が、心はまた別なのである。