長年の同志や自党の候補者、支援者を裏切り見捨てる政治家は・・・2017年10月03日 22時23分12秒

★卑劣かつ身勝手な政治家たちは国民さえも簡単に裏切るだろう

 まだ告示にもなっていないが、今回の衆院選、もう日本の政治、政治家たちにはほとほとアイソが尽きたという方も多いのではないか。

 身勝手にも森友・家計問題追及逃れの自己保身解散を決めた安倍晋三に端を発して、誰も彼もが自分の都合、勢力の維持と御身の保身しか考えていない。今の政界に国民生活やこれからの日本について自らを捨て石にしてもと真剣に考えている政治家は果たしてどれだけいるのだろうか。
 とにもかくにもまず自らが当選しその勢力を伸ばすこと、権力の維持だけしか頭にない。政治理念も投げ出し公約も含めて後のことはどうなろうと知ったことじゃないということは、民進党分裂騒動や、希望の党の動向、そして彼らを口汚く批判する与党自公を見ても窺いしれよう。特に晋三には彼らをとやかく言う資格はない。

 ただこれでようやく与党「自公」と小池都知事が率いる「希望の党」という新党、そして護憲と反安保法制を掲るリベラル野党という三極で、今回の衆院選の色分けが確定したようだ。
 そのうち、野党といっても希望も選挙協力している維新も「改憲」と安保法制容認は自公と全く同じなわけで、今回の総選挙の大きな争点、改憲の是非という対立軸だけ捉えれば、与党自公+希望の党+維新=改憲派VS共産党+社民党+立憲民主党という護憲派「リベラル野党勢」という図式になる。

 そしてもう何度も書いて来たが、新党が躍進して政権交代がなったとしても自公と同じ保守である限り、改憲はもちろんのこと政策に大きな差はほとんど何もない。ただ首相が変わるだけの話だ。
 しかも維新も希望もその暁には、今の時点から自民と連立の可能性をほのめかしているのだから、自民、公明、希望、維新のどのような組み合わせで新たな政権ができたとしても現与党とどれほど違いがあるのか理解に苦しむ。
 場合によっては、彼ら保守政党が全部連立して保守大連立政権となれば、憲法改定どころか、かつての体制翼賛会、あるいはナチスのように絶対的な権力となってどんなことでもできるようになるだろう。日本軍が半島や大陸に再び攻め入るかもしれない。そうならずとも我も含めて「赤」は全員、要観察、逮捕拘禁されるかもしれない。それが嫌ならば戦前のように「転向」という踏み絵を踏まされることになろう。

 我もまた人の子であり、そんな恐るべき不自由な時代が来ることを深く怖れる。そうならぬためにも何度も何度も今回の総選挙について警告的な思いを拙ブログで書いて来た。
 公示も近づきそろそろいったん終わりにしようと思ってここらで一度筆をおこう。が、最後にどうしても書きたいこと。

 選挙はまだ公示もされていないし、新党に都知事小池氏の代表就任と、民進党の合流、分裂と情勢は混沌として、先行きについて今は誰も予想もつかない。よって自公がまたもや勝利し安倍政権延命となる場合もあろうし、逆に新党が先の都議選のように大勝し、維新や公明などと連立し政権交代も起こるかもしれない。
 逆に、保守二大政党に対して批判が集まり、共産や立憲民主党らリベラル勢力が伸びる状況も考えられる。ならば改憲の流れは止めることもできよう。また我が一番怖れる保守政党大連立が成るかもしれない。
 ほんとに先のことは神のみぞ知る、であり、我としては、聖書にある、イエスの言葉、カエサルのものはカエサルに、という気持ちも実はあるので、政治的なことは、どんな状況となろうともそれはそれで仕方ないという気持ちもある。何しろ国民がそれを選び望んだ結果なのだから。選挙に行かず棄権する者もまた同様に。※繰り返すが棄権者は安倍政権を信任したことに繋がる。

 歴史はただ愚かな人間の成すことだから再び過ちを繰り返すのか、それとも逆戻りのように見えても段階的、進歩的に発展していくものなのか我は正直何とも確信が持てない。
 ただ、一つだけどうしてもはっきり言いたいこと、糾弾したいことがある。それは今回の表題、冒頭に書いたことだが、「裏切者」は国民さえもカンタンに裏切るということだ。誰のことか言わずともわかるだろう。

 民進党を分裂、解党に追いやった前原氏は、当初、新党への合流に際して、所属議員に、希望から出馬すべく今回は民進党としては公認しない、全員が希望の党へ行けるように交渉する、これは政権交代のため、名を捨て実を取る、と見栄をきった。そしてそれは異論もなく総会で了承された。
 が、すぐさま小池都知事をはじめ希望の党側からは、民進党議員全員の受け容れはさらさらありえない、きちんと選別する、と突き放されたあげく改憲や安保法に賛成するかと、これまでの政治理念撤回の「踏み絵」を踏まされた。
 そして枝野氏ら、かねてより共産党などとの野党共闘に積極的だったリベラル派議員たちは、憤慨しどうせ新党側は受け入れてくれるはずもないのだからと、離党し独自に立候補の道を探り今回の立憲民主党という新党設立に至った。

 こうした事態にさぞや前原氏は、反省し軽率な合流話提案を悔やんでいるかと思っていたら、当人は反省どころか「全てが想定内」だとすまして語ったと今日報じられていた。
 ならばこれはさらに悪質どころか確信犯で、つまるところ民進党全議員が希望の党に行けると最初から嘘をつき、皆を信じさせて了承を取る。しかし希望側は当然のようにリベラル派受け入れを拒みはねつける、そして行き場をなくした彼らは憤り自ら離党する、そうさせるための「筋書」だったのである。
 先に我も書いたが、最初からそうした民進党内のサヨク、リベラル勢を追い出す、一掃するために、前原は小池氏と謀らいこの筋書きで動いていたのだ。何とも呆れ果てる。この男は四半世紀共に行動してきた同期の古い仲間である枝野氏さえ欺き追い出したのだ。

 日本史に見るように、戦国時代ならばこうした同志を欺き裏切ることは日常的であったかもしれない。明智光秀のように仕えていた主君信長さえも討ったのだから。
 しかし、現代社会で、しかも信頼がもっとも求められる政治の世界で、こうした謀略を立てて、いくら安倍政権を退陣させるため、政権交代を目してとしてもあまりに卑怯卑劣ではないか。そこに政治家としての大義はあるか。そんな嘘つき政治家を誰が信じることができようか。
 彼は自分の都合しか考えていない。当選の可否以前に、立候補を望む者を排斥してはならないのではないか。彼は皆から選ばれたばかりの党の代表なのだから。
 民進党を解党させ新党に合流させるのは政権交代という大義があるとしても仲間の議員を騙してまで切り捨てる、この卑劣かつ身勝手な計画の理由にはならないはずだ。

 しかしこうした自党の候補者、支援者のことは一切考えない暴挙は前原氏だけの話ではない。
 先の小池氏と大阪松井知事らの「三都物語」会談では、突然、希望と維新の党は、それぞれ東京、大阪では自党の候補は立てないという選挙戦略に合意してしまった。
 つまり、東京都では、維新は維新の候補を擁立しない代わりに、大阪では希望の党は自党の候補を立てない。さすれば小選挙区ゆえ競合避けられるわけで、それぞれ当選する確率が高くなる。この「選挙協力」なるほどと思える。

 しかし、この公示直前の今になって、突然降ってわいた様にそうトップ同士が勝手に決めたとして、それぞれ東京や大阪で出馬の準備をしていた候補と支援者たちはどう思うだろうか。特に大阪で、希望から出ることを予定して新党に合流した元民進党の候補たちは。
 要するにこれも立候補する予定でいた者が、その機会を突然奪われる事態となるわけで、党のトップが決めたことだからと突然言われてもただただ困惑し大いに悩み戸惑うことであろう。だって選挙に備えて常日頃ずっと準備して来て突然今になって、他党と調整したから「出るな」と言われても。それが嫌ならば当選の可能性は極端に低い無所属で出るしかないのである。

 選挙に出るということは特に国政選挙の場合、片手間にできることではない。今までの仕事や社会的立場をなげうって、ともかく必死で当選を目指す賭けのようなものだろう。そのために私財を費やした人もいよう。昨日今日の話では当選できやしないからずいぶん前から準備してきたはずだ。その政党を支援してきた人たちに対してもこの政党間の協定は裏切りではないのか。
 それぞれの地盤、東京や大阪で自党の候補が当選しやすくなるように、と希望と維新のトップである両知事がその異地域から出る予定だった候補者たちに相談することもなく「話し合いでそう決めたから今回は出るな」と独断で決めて良いのであろうか。これもまたずいぶん勝手な、候補者のことを何も考えていない暴挙であろう。これもまたトップの「裏切り」であり誰に対しても背信行為だと我は考える。

 自党の仲間や候補者たちすら騙したり勝手に切り捨てたり、自党や自らの都合や理屈で同士すら排斥する政治家は、その支援者のみならず有権者を、国民をまた同様に簡単に裏切るだろう。
 人の痛みがわからない、人のことを考えない者はまず第一にそれだけで政治家としての資格がない。前原氏にしろ、小池都知事、松井府知事にしろそれはまったく同様だと我は思える。彼らは自分たちのことしか頭にない。
 そして言うまでもなく政治を私物化し国民の声に耳を貸さず、オトモダチ優先の政治を進めてきた安倍晋三こそ、こうした風潮をつくった元凶なのは言うまでもない。
 そうした真に日本のためにならない害悪政治家たちに鉄槌下れと我は心から願っている。

 これまで何度も「政治」と今回の選挙について書いてきたが、要するに様々な政党間協力の図式や政権交代の是非以前に、これまでの安倍政治を信任するかどうかが最大の争点なのである。
 
 自公安倍政治の暴走がこれからも続くことを誰が望むのであろうか。民意はどこにあるのかだ。
 最期に、下手な狂歌都都逸を、
 ♪立憲民主党は、第二社民党だと第二自民党の維新の府知事が言い
 ♪アラ、失礼ね、第二自民は、あたしの党よ、と二束ワラジの都知事がいい

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://masdart.asablo.jp/blog/2017/10/03/8693809/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。