丸山ワクチンについて学び考えたこと・続き2011年06月09日 21時01分19秒

★まずは気長にワクチンを続けることにした。

 「丸山ワクチン」と聞いても、今の人、特に若い人は知らない方も多いかもしれない。かつて昭和時代には一時期マスコミでも大きく取り上げられ、癌治療の特効薬として話題になった。しかし近年はあまり耳にしないし、癌治療自体も様々な新薬や新たな治療法も登場し、丸山ワクチンは既に時代遅れの古臭い手法だと考える人もいるかもしれない。
 実のところ自分もややそんなイメージを抱いていたし、効果のほどについても疑問があった。
 しかし、今回、日医大附属病院のワクチン療法研究施設に出向いて、医師から約2時間にわたり詳しい説明をお聞きして、ワクチンのシステムから癌治療そのものに対しての考え方まですべて納得し共感もできた。そのことを報告していきたい。

 丸山ワクチンによる治療開始にあたって、一度はここ日医大のワクチン療法研究施設に来て医師から説明を受けなくてはならない。

 まず受付室で、母の担当医からの紹介状を提出し診察カードを作るため書類に記入し、40日分の丸山ワクチン代として一万円弱の金額を支払った。そしてしばし待たされて、初診説明室という部屋で説明を聞く初診の人たち、それは患者でなくとも代理でもかまわない――が揃ってから医師が登場して説明会が始まった。
 簡単な説明のあと、20分程度のワクチンと開発者故丸山博士についてのビデオを見せられて、その後また医師が詳しく補足の説明をし、質疑応答があって、最後にワクチンの配布となる。


 癌というのは今や日本人にとって最大の死因となる病気である。3人に一人は癌で死んでいるとのことだ。遺伝的要因も関係しているらしいが人が歳を重ねていけば発生率は高まるしそこにストレスの多寡も大きく関係してくる。また放射能も・・・だが、それは今回考えない。
 我が家の家系だけ追っても、母の父、つまり祖父は胃癌で死んでいるし、父の姉や妹たち既に亡くなっている人たちの死因も癌である。また母のすぐ下の弟も膀胱癌で若くして死んだ。そして今回母が子宮癌が原発の癌となって、おそらく自分もまた早晩死ぬときは癌ではないかと想像している。ならば癌はごく身近なありふれた病気でありそれに罹らない人のほうが珍しいぐらいだ。

 まず癌発生のシステムから詳しくお聞きしたのだが、それは長くなるので省略するとして、癌治療には手術以外に直接癌そのものを攻撃し破壊する抗がん剤や放射線治療などの化学療法がある。しかし、よく聞くようにそれにはかなり副作用が起き患者も苦しく負担が大きい。というのも正常な細胞や白血球にも影響がおよび嘔吐、下痢、脱毛など悪影響が起きる可能性が高い。
 自分は迂闊にもよく理解していなかったのだが、丸山ワクチン(以下SSMと略す)は、そうした直接癌そのものに働きかける薬ではない。癌そのものには効かないが、人間の本来持っている免疫力を高めて、癌と闘ってくれる白血球などを活性化させ癌の増えるのを阻止し小さくさせていくという免疫療法だったのだ。間接治療法と言えるだろう。じっさいに癌抑制と消滅に効果があった症例をビデオではいくつも見せてくれた。

 SSMは、そのようにして癌治療に一定の効果はあると認められてきた。が、未だなぜか保険の適用がきかない有償治験薬として、極めて特殊な状態のまま開発から何十年も経過している。※長くなるのでもう一回続きます。

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