安倍に国難は突破できないし都知事に国政の希望は託せない。2017年09月27日 23時50分53秒

★都知事が国政政党を率いる異常!そして行きたい人は希望の党から出ても良しとする民進前原代表の異常!

 解散風を受けて日本の政治はめまぐるしく大きく動き出した。
 小池都知事は突然、新党の代表に名乗り出、所属議員と改憲、いや会見に臨んだことには誰もが驚かされたかと思う。党名は希望の党だと言う。
 しかしかの慎太郎でさえも国政に進出するときは潔く都知事を辞めたのに、この女は都知事も続けつつ希望の党の代表もやるのだという。
 まだ都知事として何の実績も残していないと我は考えるに、いったい何がやりたいのだろうか。彼女の上昇志向には毎度ながら呆れ果てる。
 東京都とは、国連加盟の中小の国家が束になっても足元に及ばないほどの世界有数の国家レベルの巨大都市なのは誰でも認識している。その都知事が、国政にも関わり片手間で知事職が務まると思っているのだろうか。ものすごく多忙になることは想像に難くない。
 慎太郎のように、ろくに都庁にも顔出さなくなればまた都の官僚たちが実験を握り、都政は停滞するかもしれない。いや、配下の都民ファーストの議員が多数いるから何も心配ないということか。彼らは都知事の子飼い、イエスマンだから。

 そこに輪をかけて、民進党を率いる前原氏は、希望の党と連携を深めたいと願い、勝手にも所属議員に「希望から出たい人は行っても良い」と発言したと報じられている。つまり、もう民進党は存在価値がないと代表自らが投げ出したということだろう。
 しかし政策も理念も投げ捨てて改憲と安保法制容認の新党との合流を目指すのは政治家として、ヒトとして国民の理解が得られると思っているのか。そんな無定見、無責任な輩に政治は任せられない。
 これもまた呆れ果てた。理解に苦しむ。

 政治家は落ちたらただの市井の人だから、何としても当選したいと願うのは理解できる。しかし、この解散に大義がないように、都知事が率いる政党が勢いがあるとしても、何の理念も見えず公約合意もないまますぐさま「合流」はありえない。そこに大義はまったくない。
 政治とは、政党とは志を同じくする者たちの集団ではないのか。それがウルトラ右翼政党まで擁する第二自民党「希望の党」に、丸投げ的に移るのはこれもまた支持者を、有権者をバカにしている。

 晋三といい、都知事といい前原といい、バカは仕方ないが、そのバカたちは国民をなめてバカにしているとしか思えない。
 こんな政治家たちに任せていたら国難は脱することもできないしこの国に希望もない。
 第一、何がリセットなのか。保守から保守へ、議員の流れが変わったとしてもそれはリセットとは言えない。自民党を出た人と自民党に行きたかったが入れてもらえなかった人たちが集った政党が政権交代果たしたとしてもどう自民党と違う政治ができると言うのか。
 彼らがいう「原発ゼロ」もかつての民主党のマニフェスト同様に政権獲得後は反故にされる可能性が高い。

 もし今、国難を言うならば、今の日本の政治家こそ、真に国難の元凶なのだと思う。どこそかの太った三代目は我が国の混乱を眺めてほくそ笑んでることであろう。選挙戦の最中、何発ミサイルを飛ばして日本を揺さぶるか思案中かと思う。

 政治に真のリセットを望む者は安倍政権は元より、希望の党などという胡散臭い理念なき集団に希望を持ってはならない。こうした自らの当選と権力維持しか念頭にない党利党略私利私欲の政治家たちは全員落選してもらいたい。