父のことを少し報告2022年05月28日 23時17分00秒

★いよいよ最期のときが迫ってきた、か

 この、木曜の夜から、土曜の朝まで、父は介護施設から帰宅してずっと家にいる。昨日は定期の訪問診療があった。
 そんなこんなでブログ更新できなかった。

 実は、このところ通ってる介護施設から、父の体調急変の電話連絡が続いていて、先日は、早めに帰宅させ往診を頼んでかかりつけ医に来てもらった。
 体調急変と言っても、要するに日中でも起きていられず、頭が下がりうつらうつらと意識もうろうと言うべきか、反応がない状態が続いてるということで、とうぜん食事もほとんど摂れず、向こうでも対応に苦慮して心配となって、こちらに「報告」と「相談」してくるのだ。
 この春先の一時期は、けっこう食べられるようになり、落ちた体重も少しだけ戻ってきたので、何とか今年の秋ぐらいまでは大丈夫かと思えたが、
このままこうした意識もうろうの衰弱が続けば、デイケアやショートステイの利用は困難ゆえ、そろそろ終末期の病棟に預けるしかないかと思う。

 幸い、今朝はまたこの土日月と、二泊三日で、施設にお泊りには送り出せたが、ウチでの我のする介護も、さらに大変になつてきたと痛感した。
 ともかく父は食べられなくなってしまい、彼自身に任せると、柔らかくしたものでもスプーンで口に入れてもほとんどぽろぽろポタポタと吐き出してしまう。いや、口から落ちてしまい口中に入っていかないのだ。
 仕方なく我が傍について、雑炊などを一口づつちちの口の奥にスプーンで押し込み、口を閉ざして飲み込むのを見届けてまた次の分を口に入れていく。
 とうぜんものすごく時間がかかる。それでもそうすればまだ吐き戻さずに食べてくれるようだから、こうして介助して食べさせるしかない。
 施設では、人手も足りないから、けっきょくこんな風には時間かけて食べさせてはくれない。だから体重はどんどん落ちてさらにまた衰弱が進む。体力がないから起きていられなくなる。

 父に、そうして「口空けて」と促し、「吞み込んだ?」と一口づつスプーンで食べさせていると、何か希少動物の赤子を飼育している動物園の飼育員のような気持になってきた。
 まあ、じっさい、「二度童(わらし)」の言葉通り、我が父はいま再び赤ん坊に戻ってしまったわけで、百歳近いという年齢を思えば、まさに希少動物であることも間違いない。
 先のことはまだわからないし決めていないが、近く市の特定検診があるので予約入れて、父を病院に連れて行き、肺のレントゲンや心電図など詳しく検査してもらい今後のことも相談してこようと考えている。
 
 また何か新たな異変が起きたらまず当ブログに記していきます。