ここだけの話2013年06月16日 23時29分39秒

★インターネットに「ここだけ話」なんてあるのか!?(笑)

 ここだけの話を書く。表立って公言するとまたあれこれとやかくご批判を受けるだろうし呆れ果てられるのがオチだからあくまでもここだけの話である。話半分に聞いて頂きたい。

 実はマス坊は、このところ古民家再生・再活用に関心が向いていて、どこかウチからさほど遠くないところに今では人の住んでいない空き家の古民家はないものかと折々探していた。
 ネットでも探したし、人を通して、例えば近くの田舎、五日市や奥多摩にそうした物件はないものか当ってもらったりしていた。何のためか?
 東京のはずれ、西多摩の田舎、それも「豪邸」に住んでいるくせに何故にそんな古民家を探しているのかと訝ることであろう。
 別荘ではない、自然が恋しいわけでもない。田舎暮らしに憧れて農業でも始めたいからでももちろんない。そもそも土いじりには基本的に関心は昔からない。
 ただ、商売柄、古いもの、古物が昔からともかく好きで、このところ新潟で築数百年の旧庄屋に泊まったりしたこともあってそうした古民家熱が高まっていたこととどこかに本の収納倉庫を新たに確保しなくてはならなくなってきていて、ならば東京近郊の空き家となった古民家が安く借りられないかと探していたのだ。

 それで、5月の連休の頃、一つ物件の話があったので、いちおう不動産屋をとおして下見に行ってきた。場所は韮崎の先、八ヶ岳のふもとであるが清里までは行かない。八王子のインターから高速で1時間少しのところである。ウチから現地まで片道約一時間半~2時間弱といったところか。

 昨日はまたそこへ出向き、その空き家の持ち主、正しくは権利継承者の方とお会いして話を煮詰めてきた。まだ話は確定したわけでもないし、最終的にどうなるかまだ予断は許さない点もあるので表立って発表できないが、ここだけの話、もういいかと思い書いてしまった。まあ、話が流れてもきっとまたこの案件は探し求めていくと思うので隠しても仕方ない。

 知っている人はご存知だろうが、今関東には、新潟も含めるとものすごい数の空き家が溢れている。その空家率の全国でも1位、2位が山梨と長野だっったはずで、長野が1位だったか失念したが、特に新潟近くの豪雪地帯にはほとんど住む人は老人だけの限界集落がいくつもあるのである。
 地方、特に大都市近郊件の過疎化と大都市への人口一極集中は今に始まったことではないし、今さらどう止めようもないことだろう。今はそうした政治の問題にはふれない。
 自分としては、そうした過疎地域の、古い民家が住む人無く荒れ果てたままになっているのならそこを巧く活用できないかと考えた。だってモッタイナイではないか。今自分のウチは西多摩のはずれとはいえ、東京の、しかも通勤圏、住宅密集地なので隣近所がうるさくもう辟易し始めていたこともある。どこか人里離れた地に別宅となるような静かな終の居場所を求められないか。そう夢想していた。

 じっさい、ネットで「田舎暮らし」「古民家」で検索すると、信じられないことに広い土地付きで200万円もしない値段のからいくつも売りに出されている。500万も出せば映画「犬神家の一族」の当主のような広い旧家が手に入る。ただ、そのどれもが長野の奥の方、新潟に隣接か、小谷のほうで、冬などウッカリ行って雪に閉ざされたら翌年の春が来るまで東京に戻れないような場所ばかりで、これではなぁ~と迷っていた。

 今回の物件は、東京からも意外と近く、高速道を使えば日帰りも十分可能なところで八ヶ岳の麓ではあるが清里の手前である。しかもインターを出て15分。遠く長野に比べれば、時間的にはウチから都心に出るのとさほど変わらない近さなのだ。
 そこを借りられれば、いくつもの懸案の問題がすっきり解決する、かどうかわからないが、様々な利便性は高まろう。が、いくつか細かい問題は当然存在している。まだ契約は結ばれていないので迂闊なことは書けないが、環境的にはとても素晴らしく建物の広さも申し分ない。この話が成就することを願っている。

 断っておくがこれは自分だけのウマイ話だと思っていない。もしそこを利用できるようになれば、自分と関わる人は誰でも利用してかまわないと考えているし、もし東京で何かの大災害などが起きたときの避難先としても活用できる。

 実はこれが以前書いた「とても良い話」なのであった。何~だ、と嗤ってください。ただまだ話は交渉の途中なので、どうかご内密に、「ここだけ話」として他言しないでください。話が確定したらまた発表いたしますので。