人はそれぞれの「大変」を抱えて生きる。 ― 2012年02月06日 11時15分59秒
★悔い改めよ、この弱き愚かな心。
今日は朝からどんより曇って陽射しがない。朝方犬との散歩から戻ったら小雨がぱらついた。今はやんでいるが、そのせいか空気はしっとり湿って気持ちよい。天気予報だと今週は雨模様で気温も高くなるという。こうして春は一雨ごとに暖かくなっていく。
なかなかブログが書けない。3.24の準備もあまり進んでいない。何だかただ慌しいだけで一日が終わっていく。そこには、母親の病院通いとか家事のことなどもあるけれど、それともう一つは母だけではなく老親の片割れ親父のことも実はある。このところ痴呆症が一気に進んできて、うっかり目を話せないのである。
母は癌で体重も減り体力は奪われヘロヘロ、ヨレヨレではあるが、おかげさまでこのところだいぶ元気になってほぼ普通の日常生活は送れるようになった。頭も前より物忘れはひどくはなってきたが、正常であり会話も問題なく成り立つ。
父は足腰は弱ったとはいえ、体は幸いにしてこのところ健康である。元々はかつて日本兵として戦争にも行った頑健な六尺男であり、今だって息子増坊より身長も体重もある大男。それがパーキンソンを患いつつも徘徊して息子が頼みもしないことを勝手にあれこれしてしまうのでうっかり目が離せなくなってしまう。
何か彼が夢中になれることがあれば良いと思い簡単な軽作業をさせてもこのところ痴呆が進んできてそれもできなくなってきて、本人も苛立ち怒りっぽくなってきている。トンチンカンな頼みもしないことを勝手にし始めてるのでついこちらもカーとなって怒鳴りつけたりとこのところ争いが絶えない。
まあ、思えば何度もいくつもの病気で死線をさまよいつつも米寿近くまで生きてきたのだから、もう十分に生きこうなっても仕方ないとはわかっているが、同性の親子が共に暮らすことはなかなか平穏には進まない。ニュースなどでもよくある事件は、介護していた初老の息子が高齢の実父を介護疲れで思い余って殺してしまうというケースであり、本当に他人事ではないと思える。
夜になり親たちを寝かしつけてから、一人になると反省し悔やむ。どうしてボケ老人をボケ老人として、もうすぐ死に行く者として赦せないのか自問する。ガマンが足りない。堪えがないのである。この弱き愚かな心をみつめている。呆れ果てても仕方あるまい。
今日は朝からどんより曇って陽射しがない。朝方犬との散歩から戻ったら小雨がぱらついた。今はやんでいるが、そのせいか空気はしっとり湿って気持ちよい。天気予報だと今週は雨模様で気温も高くなるという。こうして春は一雨ごとに暖かくなっていく。
なかなかブログが書けない。3.24の準備もあまり進んでいない。何だかただ慌しいだけで一日が終わっていく。そこには、母親の病院通いとか家事のことなどもあるけれど、それともう一つは母だけではなく老親の片割れ親父のことも実はある。このところ痴呆症が一気に進んできて、うっかり目を話せないのである。
母は癌で体重も減り体力は奪われヘロヘロ、ヨレヨレではあるが、おかげさまでこのところだいぶ元気になってほぼ普通の日常生活は送れるようになった。頭も前より物忘れはひどくはなってきたが、正常であり会話も問題なく成り立つ。
父は足腰は弱ったとはいえ、体は幸いにしてこのところ健康である。元々はかつて日本兵として戦争にも行った頑健な六尺男であり、今だって息子増坊より身長も体重もある大男。それがパーキンソンを患いつつも徘徊して息子が頼みもしないことを勝手にあれこれしてしまうのでうっかり目が離せなくなってしまう。
何か彼が夢中になれることがあれば良いと思い簡単な軽作業をさせてもこのところ痴呆が進んできてそれもできなくなってきて、本人も苛立ち怒りっぽくなってきている。トンチンカンな頼みもしないことを勝手にし始めてるのでついこちらもカーとなって怒鳴りつけたりとこのところ争いが絶えない。
まあ、思えば何度もいくつもの病気で死線をさまよいつつも米寿近くまで生きてきたのだから、もう十分に生きこうなっても仕方ないとはわかっているが、同性の親子が共に暮らすことはなかなか平穏には進まない。ニュースなどでもよくある事件は、介護していた初老の息子が高齢の実父を介護疲れで思い余って殺してしまうというケースであり、本当に他人事ではないと思える。
夜になり親たちを寝かしつけてから、一人になると反省し悔やむ。どうしてボケ老人をボケ老人として、もうすぐ死に行く者として赦せないのか自問する。ガマンが足りない。堪えがないのである。この弱き愚かな心をみつめている。呆れ果てても仕方あるまい。
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